マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2024年に話題となったチームオーダーについて今後は懸念は持っておらず、チームメイトのランド・ノリスとふたりでタイトルを争うのが理想だと語った。
ノリスがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とドライバーズタイトルを争う中、マクラーレンのチームオーダー”パパイヤ・ルール”は大きな話題となった。
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ハンガリーGPではピットストップ順の関係でノリスがピアストリに先行。チームはそれまで首位を走っていたピアストリにポジションを返すようノリスに命じ、ノリスはレース終盤にしぶしぶポジションを返した。
イタリアGPでは、マクラーレンがフロントロウを独占。しかしオープングラップで多少強引にピアストリがノリスを抜いたことで、ノリスはポジション争いに巻き込まれてしまった。
チーム代表のアンドレア・ステラは後に、チームオーダーを早々に出すことで士気のバランスを崩したくなかったと説明しているが、ノリスはカタールGPのスプリントで勝利を譲り、ピアストリのサポートに対する感謝を示した。
基本的なルールが確立されたことはポジティブなことだと思うかと尋ねられたピアストリは、次のように答えた。
「つまり、それはちょっとしたジレンマなんだ。僕がもっと良い位置にいれば、チームオーダーはなかったと思う」
そうピアストリは言う。
「実際よりもかなり大きな問題にされていると思う。これまでは実際にチームオーダーを使用しなければならない状況というのはなかったんだ」
「いくつかのことは少し変わったし、ルールが少し増えたり、レースの進め方に少し手を加えたりした。でも、それはとても具体的なシナリオなんだ。だから、チーム外の人間にとっては、もっと大きな話になってしまう」
「僕らにとっては、必要なときに正しいことをすることが大事なんだ。来年はもちろん、戦えるポジションにいたいし、できれば僕とランドだけでチャンピオンを争いたい」
「それが僕たちの理想的なシナリオなんだ。でも、規定されたチームオーダーがなくても、僕たちはお互いのために正しいことをするという点で常に機能してきた」
ピアストリが師と仰いでいるのは同郷のマーク・ウェーバーだ。ウェーバーはレッドブル時代、当時のチームメイトであったセバスチャン・ベッテルとチームオーダーをめぐって激しく対立したことがある。
ウェーバーにアドバイスを求めたかどうかについて、ピアストリは「イエスでもあり、ノーでもある」と答えた。
「つまり、直接ではない。ここマクラーレンでの状況は、マークがキャリアで経験したこととはまったく違うと思う」
「彼は自分の経験でうまくいかなかったと感じたことや、自分がやったことについて、ある意味チームを助けてくれた。なぜならチームの多くの人にとっても、それはかなり新しいシナリオだからだ」
「だから彼がその時に良いと思ったこと、あるいは悪いと思ったことについて意見を言ってくれたことは、みんなにとって役に立ったと思う」
「でも『ああしろ、こうしろ』と言ってチームを引っ張っているわけではない。僕に対しても、『これだけは我慢するな』とかね。ただ、彼自身の経験が非常に多く、多かれ少なかれそんな感じだった」
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