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オールテレーンの概念が変わる!! 静かでタフな最新鋭オフロードタイヤが登場

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オールテレーンの概念が変わる!! 静かでタフな最新鋭オフロードタイヤが登場

 2022年6月3日にトーヨータイヤが新たなオールテレーンタイヤを発表した。その名もTOYO OPEN COUNTRY AT III。マッドテレインタイヤのようなゴツゴツした固い感覚は困るけど、オールテレーンタイヤのようなおとなしいルックスも寂しい。

 そんなワガママな要求にも応えるのがこのOPEN COUNTRY IIIだ。ということで、さっそくオフロードシーンで試乗してきたのでそのインプレッションを含めて紹介しよう。

オールテレーンの概念が変わる!! 静かでタフな最新鋭オフロードタイヤが登場

文:ベストカーWeb編集部/写真:TOYO TIRES

■ルックスもほしいけど乗り心地も大事なユーザーが増えた

ほかの人とは違う個性を求める消費者は多い。それもあって4WD性能とは別の部分でクロカン系のクルマも人気がある

 オールテレーンタイヤといえば舗装路での安定性やロードノイズの低さで選ぶユーザーが多く、一般的には泥濘地での走破性能を追い求めたマッドテレーンタイヤと対極の存在だ。

 ただここ数年はオールテレーンタイヤの立ち位置が微妙に変化しつつある。SUVから一歩踏み入れたジムニー/ジムニーシエラ、ハイラックス、ランクルなどクロカンのブームもあり、タイヤのトレッド面のルックスも非常に重要な要素になってきたのだ。

 せっかくオフロードらしいクルマを買ったのに、純正採用タイヤのようなおとなしいルックスだと寂しい。だからと思いきったマッドテレーンタイヤは同乗する家族や友人の乗り心地も気になる。

 そんな市場の動向に目を付けたタイヤメーカー各社は「トレッド面がかっこいいオールテレーンタイヤ」をデビューさせてきた。トーヨータイヤもオールテレーンタイヤとマッドテレーンタイヤの中間的な存在の「オープンカントリーR/T」をデビューさせ、ジムニーオーナーにいまでも圧倒的支持を受けている。

 このオープンカントリーR/Tでも静粛性は高かったのだが、より静粛性を高めたオールテレーンタイヤの登場となった。それが今回トーヨータイヤがデビューさせたのが「オープンカントリーA/T III(オープンカントリー・エー・ティー・スリー)」。

■オフロードも抜群の走破力でキャンプくらいなんのその!!

普通のキャンプ場でこのようなシーンはまずないが、ここまでの悪路でも滑る感じなどがなく安定感が高い

 このオープンカントリーA/T IIIの試乗会が行われたのが愛知県のさなげアドベンチャーフィールドという本格的オフロードコース。試乗車はランクル300とハイラックスが用意されていたが、ベストカーWebはハイラックスを試乗。

 画像を見てわかるとおり「オールテレーンタイヤなのにこんなところ走るの!?」というのが最初の印象のコース設定。砂地の上り坂や下り坂などを数分走ったのだが、横方向に滑っていくようなキャンバーのついた路面でもグッとしっかりした感覚がある。

 もちろん最新の4WDの性能が走破性に寄与している部分もあるが、いくら最新のクロカン4WDでも重量級の車体が滑り始めたら止まるのは非常に難しい。つまり横方向のグリップがあるというのは安心感にもつながるのだ。

 試乗をしてみていったいどんな層へ向けたタイヤなのかと考えてみたのだが、やはりアウトドア愛好家だろう。それもいわゆる「ガチ勢」ではなく、家族や仲間で「ゆるり」と楽しむ人たち。タイヤを含めたルックスを向上させたい、オフロードはあまり行かないけど砂利のキャンプ場に年に数回いく、といったユーザー層が当てはまると思う。

 普段は高速道路での移動や子どもの送り迎えで使っているクルマでも、いざという時の頼もしさはほしい人は多いはず。「オイシイ」ところをしっかり押さえたこの手のタイヤにファンは増えそうだ。

 おまけにオープンカントリーA/T IIIはシビアスノー要件を満たしたスノーフレークマークもついているから少しの積雪路ならなんなくこなしてしまう(ただスタッドレスタイヤではないから冬期の降雪地域ではオススメできない)。

 15~20インチの29サイズで7月より順次発売予定だ。

 

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みんなのコメント

4件
  • 肝心のタイヤのアップの画像がないからカッコイイのかどうか分からない。
  • 新商品出す前に既存商品を生産しなさい。
    この春はメイン商品がことごとく欠品で納期未定って・・・
    国内メーカーで圧倒的に供給力が低い事を自覚しろ!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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