自動車史にその名を残してきた日産「ブルーバード」。2012年にその看板を降ろし、後継車「シルフィ」として国内で販売されていた。
しかし、その名門車の血を受け継いだシルフィが生産終了というニュースが飛び込んできた。日産広報部に取材したところ、なんと人知れずすでに生産を終了していたということが判明した! 各所への取材で判明した、シルフィ終売の最新情報をお届けする。
400Rは往年の「スカG」的!? 俺たちのスカイラインは蘇ったのか
文/ベストカーWeb編集部
写真/NISSAN
【画像ギャラリー】国内で名門車「ブルーバード」の血脈が終売! 歴代ブルーバード&シルフィを一挙に振り返る
■生産は2020年9月で終了していた!
2019年にアッパーミドルクラスセダン「ティアナ」が生産終了となり。ミドルクラスセダンとして孤軍奮闘となった「シルフィ」。しかし、その生産が2020年9月にすでに終了していたことが判明した。
2012年に登場した最終型「シルフィ」。シンプルなデザインの内外装、操縦安定性も高く、かつ後席まで含めて乗り心地もよかった
これで日産のセダンの品ぞろえは、「フーガ」「シーマ」「スカイライン」の高級セダン3車種のみとなる。
日産広報部によると、「シルフィ」のホームページには生産終了をアナウンスする表示などはされておらず、リリースなども一切出されていないという。
2020年12月10日現在でも、「シルフィ」の製品ホームページには特別アナウンスは表示されていない(日産公式ホームページより)
2000年に「ブルーバード」の後継として登場し、「ブルーバードシルフィ」として初代(11代目・G10型)と2代目(12代目・G11型)を販売。13代目相当のB17型シルフィでは車名からブルーバードの冠を消し、日本だけでなく中国やタイなど世界中で販売される戦略車へと生まれ変わることとなった。
40~50代のポストファミリー層をターゲットにした保守的なデザインのセダンだったが、日本でのセダン人気の陰りの影響を受け、累積販売台数は2019年(1~12月)が1780台、2020年(1~10月)は873台と、スカイラインにも届かない厳しい数字が続いていた。
「キューブ」「ティアナ」の生産終了、「ジューク」を国内から撤退させ「キックス」を導入するなど、採算性の低い商品を減らし、選択と集中で収益構造の改善を狙う日産にとって、今回の件も含め合理的に判断した結果といえるが、ブルーバードという車名がラインナップから消滅し、その後継車も日本市場で生産終了となったことは、自動車ファンとしては寂しさを禁じ得ないだろう。
ついに日産の超名門セダンブランド、ブルーバードの系譜が完全に途絶えることになる
国内市場では終売となるが、北米では「セントラ」、中国市場では「シルフィ」として新型が販売されている。ミディアムクラスセダンの「世界戦略車」で、その人気は高い
■欲しかったらまだ手に入るのか!? ディーラー取材でわかった最新情報
すでに生産が終了して約3カ月が経つシルフィだが、手に入れることはいまだにできるのか気になるところだろう。
この点を東京都内の日産ディーラーを取材したところ、ディーラーで在庫を持っているところは非常に少ない状態で、メーカー在庫としても200台を切っているということだった。
色やオプションなど、思ったとおりの車両を手に入れることは難しい状況だが、まだ手に入る機会はあるようだ。購入を検討している方は、ぜひ急いでいただきたい。
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純粋なブルーバードはU14で既に終わったんじゃないかな...