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353台のホンダ「ビート」&「S660」が聖地「八千代工業」に集合! 全国からオーナーが集まった31年ぶりの里帰りミーティングとは

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353台のホンダ「ビート」&「S660」が聖地「八千代工業」に集合! 全国からオーナーが集まった31年ぶりの里帰りミーティングとは

2022年10月に開催の「“Thanks! Yachiyo Industry Co., Ltd” BEAT & S660 Meeting in 2022」

 2022年10月16日(日)、埼玉県狭山市の「八千代工業」で開催されたイベント「BEAT & S660 Meeting in 2022」。ホンダ「ビート」と「S660」が製造された聖地に、合わせて353台ものオーナーたちが全国から集合して盛り上がった。ファンたちの愛情で実現した手づくりイベントをリポートしよう。

実質後継のS660があっても人気に陰りなし! ホンダ・ビートが溺愛されるワケ

オーナー有志で立ち上がったビート30周年プロジェクト

 ホンダ「ビート」が1991年5月にデビューしてから30年を迎えるアニバーサリーイヤーとなった2021年。この年、ビート30周年を祝うイベントを開催しようとビート愛好家による有志一同が「BEAT 30th anniversary Meeting」を企画。その祝祭の場として、本田技研工業の委託を受けてビートおよびS660の生産を担っていた八千代工業も全面的に協力を約束、工場内の駐車場をビートで埋め尽くすことに快諾してくれたのだった。

 ビートのオーナーにとっての「聖地」八千代工業でのビート生誕30年イベントは2021年5月に開催決定となるが、世界中で猛威をふるうコロナ禍が収束をみせないなか、残念ながら延期となってしまった。さらに2021年3月には、ビートの後継車といえるS660の生産終了も発表となる。

 そうした背景もあり、当初「BEAT 30th anniversary Meeting」として計画されていたイベントは、自動車の楽しみをもたらしてくれたビートとS660のふたつのスポーツカーを製造していた八千代工業に「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えようと、「“Thanks! Yachiyo Industry Co., Ltd” BEAT & S660 Meeting in 2022」として仕切り直しに。

 有志で構成される実行委員会も「BEAT & S660 Meeting 実行委員会」と再編成され、1年遅れでのビート生誕30周年祝いとビート& S660の製造を感謝したイベントに向けて動き出したのである。

ビート専門店「ボディショップカミムラ」がバックアップ

 埼玉県狭山市の八千代工業で製造された、2世代のホンダ製ライトウェイト・スポーツカーを愛する今回の実行委員会有志一同であるが、普段はそれぞれの仕事があり、対応は終業後や休日にしか行えないこともある純粋な愛好家たちだ。平日の連絡事項も思うようにいかないときもある。

 そんな有志のもどかしさを振り払ったのは、ビート専門店として数多くのビートを延命・再生している「ボディショップカミムラ」だ。本実行委員会の熱い思い、本イベントの趣旨に賛同し、有志に代わり事務局を担当するほか、イベントにかかる費用を負担するといった協力を申し出てくれた。

 また、ボディショップカミムラも、付き合いのあるメーカーやショップに声をかけ、イベントの意義に共感した19ものメーカーおよびショップが参加・協賛という形で協力し、イベントをさらに華やかなものとしてくれた。

全国から集まったオーナーたちがリアルな交流を満喫

 また、スーパーGTなど日本のトップカテゴリーで活躍するレーシングドライバー、塚越広大選手もビートの愛好家として知られた存在。この日はタイヤテストで海外出張のため来場は叶わなかったが、祝福する録音メッセージにて参加。愛車のビートは会場入口に展示され、来場者を喜ばせてくれた。

 そんなサプライズもありながら、主役は全国から集まったビート、そしてS660のオーナーたち。ビート203台、S660は150台の合計353台で埋め尽くされた八千代工業の駐車場は壮観だ。

 八千代工業の玄関前にはビート、S660それぞれの製造ラインの写真パネルが展示されたのも嬉しいポイント。各ブースでの催し、じゃんけん大会、埼玉県でも人気のキッチンカーによるケータリングに誰もが笑顔を見せる。

 そしてなにより、SNSの普及で地域性は薄れたオーナー同士ではあるが、実際にお互いが顔を合わせて愛車を語り合う「リアルな交流の場所」としても有意義な1日であったに違いない。

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みんなのコメント

22件
  • 八千代工業は確かに埼玉県狭山市に工場があるけど、その2世代のホンダ製ライトウェイト・スポーツカーが製造されたのは三重県四日市市の工場でしょ?
  • このクラスで後輪駆動。
    しかもミッドシップと言う世界中を見てもホンダにしか存在しないスポーツカー。
    ビートはオレも乗ってたけど兎に角楽しくて無駄に遠回りしてた。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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