快適性重視か走破性重視か、どちらも魅力的な2タイプがラインナップ
ジープ初のPHV“レネゲード4×e”に用意されているリミテッドとトレイルホークの2台に試乗して、すぐに「これはトレイルホークの一択でしょ」と確信した。
そもそもリミテッドとトレイルホークでは同じ1.3Lターボエンジンを積んでいるのに最高出力はトレイルホークの方が48psも大きい179psとなっている。ここに最高出力60psの後輪駆動用モーターが加わることで、トレイルホークは239ps、リミテッドは191psの総合出力を発揮する。
しかも、トレイルホークには栄誉あるトレイルレイテッドのバッジが授けられている。トレイルレイテッドとはジープが定めるオフロード性能の認証制度のようなもので、ジープの中でも厳しい審査に合格したごく一部のモデルのみに与えられる。 私はアメリカ・ミシガン州にあるFCAのオフロードモデル用テストコースでトレイルレイテッドの一気乗りに挑戦したことがあるが、小はレネゲードから大はラングラーまで、すべてのトレイルレイテッドモデルがこの難コースを走破してみせた。裏を返せば、トレイルレイテッドであればオフロード性能はジープによって保証されているといっていいだろう。
乗り心地にしても、市街地で時としてタイヤがばたつくリミテッドよりも、ショックの吸収が巧みでサスペンションがしなやかにストロークするトレイルホークの方が快適だった。最低地上高がリミテッドより40mmも高いトレイルホークはその分、サスペンション・ストロークが長くて衝撃吸収性に優れていることに加え、踏面が柔らかいオールシーズンタイヤを装着していたことが、リミテッドよりも快適な乗り心地を生み出す要因だったと推測される。 というわけで、どこからどう考えてもトレイルホークの方が魅力的だと思っていたのだが、価格表と装備表を見比べるうち、その確信が揺らいできた。
価格はリミテッド498万円、トレイルホーク503万円と、リミテッドのほうがほんの少しだけ安い。にもかかわらず、リミテッドにはレザーシート、シートヒーター、アダプティブクルーズコントロールという“豪華装備”が標準で付いてくる。反対に、トレイルホークはオプションでもこれらを装備できない。
つまり、オフロード性能や市街地での乗り心地はトレイルホークの方が上回っているけれど、装備内容はリミテッドの方が上。今回はテストできなかったものの、ワインディングロードでの走りもリミテッドがトレイルホークを凌いでいる可能性がある。そこまで考えると、トレイルホーク一択で本当にいいのかどうか、ちょっと心配になってくる。 ▲リミテッドグレードには、助手席下収納や8wayパワーシートなども装備する(画像はトレイルホーク)▲画像のトレイルホークグレードは、ステッチ入りファブリックシートを装備しているレネゲード4xeは前輪をエンジン、後輪を電気モーターで駆動するタイプのPHV。容量11.4kWhのバッテリーにより最大48kmのEV走行が可能な他、モーターの力だけで130km/hの速度まで対応する。また、エンジンをかければ最高速度は200km/hに達する。
また、エレクトリック、ハイブリッド、Eセーブの3モードを用意し、環境性能重視からドライバビリティ優先までドライバーの好みに応じたパワートレインの作動状況を選択できる。それでいてジープらしいデザイン性やオフロード性能は堅持。まさに環境時代に相応しいジープといえるだろう。 ジープ レネゲード 4xeの中古車を探す▼検索条件ジープ レネゲード 4xe × 全国文/大谷達也、写真/茂呂幸正【試乗車 諸元・スペック表】●リミテッド 4xe 4WD型式7LA-BV13最小回転半径5.5m駆動方式4WD全長×全幅×全高4.26m×1.81m×1.7mドア数5ホイールベース2.57mミッション6AT前トレッド/後トレッド1.54m/1.54mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量1790kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量2065kgミッション位置フロア最低地上高0.17mマニュアルモード◯標準色アルパインホワイトクリアコート、コロラドレッドクリアコート、ブラッククリアコート、スレートブルーパールコートオプション色-掲載コメント-型式7LA-BV13駆動方式4WDドア数5ミッション6ATAI-SHIFT-4WS-標準色アルパインホワイトクリアコート、コロラドレッドクリアコート、ブラッククリアコート、スレートブルーパールコートオプション色-シート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.5m全長×全幅×全高4.26m×1.81m×1.7mホイールベース2.57m前トレッド/後トレッド1.54m/1.54m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量1790kg最大積載量-kg車両総重量2065kg最低地上高0.17m掲載用コメント-エンジン型式46337540環境対策エンジン-種類直列4気筒SOHC使用燃料ハイオク過給器ターボ燃料タンク容量36リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量1331cc燃費(WLTCモード)17.3km/L└市街地:18.5km/L└郊外:15.1km/L└高速:18.5km/L燃費基準達成-最高出力131ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm270(27.5)/1850エンジン型式46337540種類直列4気筒SOHC過給器ターボ可変気筒装置-総排気量1331cc最高出力131ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm270(27.5)/1850環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量36リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)17.3km/L└市街地:18.5km/L└郊外: 15.1km/L└高速: 18.5km/L燃費基準達成-
カーセンサーEDGE.netはこちら
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
日産の「和製スーパーカー」!? 斬新「3人乗り」仕様&目がバグる「幅狭」仕様! “後輪駆動”でめちゃ楽しそうな「ブレードグライダー」とは
日産「“ミニ”ケンメリGT-R」実車展示に大反響! “全長3m級”ボディの「斬新スポーツカー」がスゴい! 幻の「ちびメリ」とは?
[N-BOX]が[スペーシア]に負けるなんて…絶対王者 N-BOXに何が起こったのか!?!?!?
5速MT搭載! 三菱が新型「軽トラック」を発表! ワイルドな「角張りボディ」採用した商用モデル「新型ミニキャブ」に反響続々!
ハチロク乗りもGR86乗りもすれ違ったら敬礼必至! 偉大なるご先祖「TE27」のレビン&トレノが胸熱すぎるクルマだった
履き替えた古いタイヤってどこいくの!?!? 廃タイヤの99%がキチンとリサイクルされている衝撃!! じつは超絶エコだった
ハチロク乗りもGR86乗りもすれ違ったら敬礼必至! 偉大なるご先祖「TE27」のレビン&トレノが胸熱すぎるクルマだった
なんで!? バカ売れ[ヤリスクロス]も樹脂パーツだらけ!! 最近の新車に多いワケ
2024年中の発表もあるか!? ホンダのおしゃれクーペ「プレリュード」誕生間近? 新型は「往年の名車ゆずり」の圧倒的な存在感が魅力的
ホンダ「新型ヴェゼル」登場! めちゃ精悍「“スポーティ”仕様」がカッコイイ! デザイン刷新の「フル無限カスタム」も設定
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?