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【試乗】新型 フォルクスワーゲン ゴルフR|エンスージアストもうなる、優雅で韋駄天なスーパーハッチバック

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【試乗】新型 フォルクスワーゲン ゴルフR|エンスージアストもうなる、優雅で韋駄天なスーパーハッチバック

ゴルフRの登場から20年以上が経ち、どのように進化したか

フォルクスワーゲンには、数々の“R”モデルがある。そして、その中で忘れもしないのが、先陣を切って2003年に日本に登場した4代目 ゴルフベースの、“ゴルフR32”であり、これがRの始まりといっていい。

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挟角のV型6気筒3.2Lユニットはレスポンスよく重厚感もあって、それでいて緻密な雰囲気も漂っていた。

また、独自の4WDシステムの4MOTIONは、スポーティなトルク配分でキビキビと積極的なハンドリングを実現した。

そして、このR32から「DSG」を採用。ツインクラッチの2ペダルMTシステムで、現在では同社の様々なモデルに採用されている。

余談だが、初めに日本に登場したGolf R32は3ドアMTのみであったが、縁あってDSGモデルにも試乗したことがある。正直申し上げて、ぎくしゃく感は否めなかった。

今回試乗する8代目ゴルフのRもまたDSGを採用しているが、どのように進化しているのだろう?

もちろん搭載されるエンジンにも注目だ。

ゴルフにRが設定されたのは、6代目から。つまり、ゴルフRとしては3代目となるわけだが、登場以来、搭載されるハイパワー4気筒ユニットは進化してきた。

登場した2010年当初も、最高出力256ps /最大トルク33.7kg・mと十分なスペックをもっていたが、進化した最新のEA888Evo4ユニットは、320ps/42.8kg・mまで高められている。恐るべしEA888ユニットだ。

前置きが長くなってしまったが、試乗インプレッションをお届けしよう。

ここまで完璧な4気筒ユニットは見当たらない

エンジンはRといえども以前のものよりとても静かで、アイドリング状態では「嵐の前の静けさ」とでもいうような雰囲気だ。

Dレンジに入れて発進する。先代に比べてスタートはさらにスムーズで、20年の間にDSGもここまで進化したのだと感慨深くなる。

切れのいいシフトアップとスムーズさは極めて連続的で、エンジンとの統合制御による緻密なシフトプログラムはきめ細やか。どこから踏んでも電光石火のごとく最適なギアをセレクトする。

ジェントルなエンジン特性も相まって、フラッグシップグレードにふさわしい心地よいドライバビリティの高さを感じることができる。

続けて、アップダウンが激しくタイトなコーナーが連続する箱根芦ノ湖スカイラインを走る。ここは、スポーツATとエンジンの特性が理解できるシチュエーションだ。

モードはスポーツで、そのままDレンジで走らせてみる。上りの負荷が高い状態でアクセルを踏んでいくと、路面にトルクが伝わるギアポジションをちゃんとホールドしてくれるため、安心感がある。

サスペンションはしなやかで、路面から押し上げられるようなタイトコーナーでも追従性は素晴らしい。

アライメント変化を最小限にしてハンドルは正確無比。ステアリングを切りながらさらに負荷を与えても、リアのトルクベクタリングが最適にしてくれるのか、無理なく吸い付いているようにコーナーを抜けることができる。

4MOTIONも進化しているようだ。左右のトルクが可変するリアデフのおかげで、連続するコーナーをスムーズかつ安全にトレースすることができる。

負荷をかけながらステアリングの舵角を最小限にとどめて道をトレースすれば、ドライバーは新しいゴルフRのポテンシャルが理解できよう。

エンジンもスムーズでここまで完璧な4気筒は他では見当たらないかもしれない。ちょうど試乗前に乗っていた、車両価格1000万円オーバーのメルセデスAMGの4気筒ユニットと比べても劣らぬほど良い。

残念ながら、日本のメーカーにはこのユニットに勝てる4気筒はない。

「内燃機関を終了する」と、一度はアナウンスしたフォルクスワーゲンではあるが、底知れぬノウハウは健在だ。

一般道の静粛性に加えて高速でのスタビリティの高さ、シャシー剛性が高いから成せる的確なサスペンションの追従性。そして、身体の振れをも抑え、ドライビングにも専念できる、まさにジェントルなスーパーハッチバックだ。

新型ゴルフRは、20年という歳月をかけ、フォルクスワーゲンのすべてを結集して作ったモデルなのである。

様々なモデルに乗り込んできた年を重ねたエンスージアストも文句のつけようがない、優雅で韋駄天なハッチバックであることに間違いはない。

フォルクスワーゲン ゴルフR(現行型)の中古車を見てみる▼検索条件フォルクスワーゲン ゴルフ(現行型)×R×全国文/松本英雄、写真/尾形和美【試乗車 諸元・スペック表】●R 4WD型式3BA-CDDNFF最小回転半径5.1m駆動方式4WD全長×全幅×全高4.3m×1.79m×1.46mドア数5ホイールベース2.62mミッション7AT前トレッド/後トレッド1.54m/1.52mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量1540kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量-kgミッション位置フロア最低地上高-mマニュアルモード◯  標準色ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、ラピスブルーメタリックオプション色-掲載コメント-型式3BA-CDDNFF駆動方式4WDドア数5ミッション7ATAI-SHIFT-4WS-標準色ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、ラピスブルーメタリックオプション色-シート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.1m全長×全幅×全高4.3m×1.79m×1.46mホイールベース2.62m前トレッド/後トレッド1.54m/1.52m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量1540kg最大積載量-kg車両総重量-kg最低地上高-m掲載用コメント-エンジン型式DNF環境対策エンジン-種類直列4気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器ターボ燃料タンク容量56リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量1984cc燃費(WLTCモード)12.3km/L└市街地:8.7km/L└郊外:12.5km/L└高速:14.7km/L燃費基準達成-最高出力320ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm420(42.8)/5350エンジン型式DNF種類直列4気筒DOHC過給器ターボ可変気筒装置-総排気量1984cc最高出力320ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm420(42.8)/5350環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量56リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)12.3km/L└市街地:8.7km/L└郊外: 12.5km/L└高速: 14.7km/L燃費基準達成-

フォルクスワーゲン ゴルフ(現行型)のカタログはこちら

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みんなのコメント

4件
  • 先日、普通のゴルフのエンジンオイル&フィルター交換してびっくり!
    代金28,000円だった。
    こんなに高かったっけ?ちょい高すぎるんじゃないか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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