■2021年もトヨタが元気! ホンダや日産はどう動く?
ここ数年、日本車の新型車の登場は年に10車種+α程度と寂しい状態が続いていた。しかし、2021年に発売を予定している車種をピックアップするとけっこう多そうです。
ホンダ「XR-V」は隠れたイケメンSUV!? 「ヴェゼル」より気になる存在感!
どうやら2021年は賑やかな1年になりそうな雰囲気。2021年に登場が予想される車種を紹介します。
まずトヨタは、なんと6車種をスタンバイさせているようです。
「カローラ」のクロスオーバーSUVである「カローラクロス」は2020年に海外で先行デビューさせており、FRスポーツの「86」もスバルの兄弟車「BRZ」の新型モデルはエクステリアを公開。エンジンは2.4リッター水平対向エンジンに排気量がアップする。
しかし、そのほかに登場するとみられる「アクア」「ランドクルーザー(ランクル)」「ノア」「パッソ」の4車種についていえば、スクープ写真すら出ていない状況。
しかもランクルとノア、アクアはトヨタにとって売れ筋モデルとなっている。これは大いに楽しみになってきた。
アクアは「ヤリス」のプラットフォームを使うためどんなクルマになるかイメージ出来るし、ランドクルーザーも現行プラットフォームの改良型になると思う。
ミニバンのノアはまったくわからないものの、トヨタは兄弟車を無くす方向のため、「ヴォクシー」をノアのグレードのひとつにするといわれている。パワーユニットは2リッターハイブリッドになると思います。
もうひとつの兄弟車である「エスクァイア」は消滅か?
レクサスの注目車は、トヨタ「ハリアー」の兄弟車としてレクサスがラインナップする「NX」がフルモデルチェンジする予定だ。
経営状況の立て直しを進める日産ですが、2020年末にデビューした新型「ノート」のほか、売れ筋モデルがあと2、3車種くらい欲しいところ。
ということで大いに期待されるのは新世代の「e-POWER」を搭載する「エクストレイル」と「セレナ」です。
この2車種がヒットすれば日産も追い風に乗れる。電気自動車アリアもイメージリーダーとして大いに期待出来る。
気になるエクストレイル(アメリカで先行デビューした「ローグ」の兄弟)とセレナの発売時期だけれど、いまだ最終決定していないようだ。
当初2021年を予定していたが開発の遅れなどで2022年に延期。けれど、国内の収益状況を1日でも早く回復させたいということから、なんとしても2021年中に発表をしたいという意見が続出だという。
ホンダは確実なところだとコンパクトSUVの「ヴェゼル」がフルモデルチェンジします。
「フィット」と共通シャシを使うため、トヨタ「ヤリスクロス」やマツダ「CX-3」より圧倒的なキャビンスペースを実現する。
現行モデルが人気車だったこともあり、価格次第じゃ大ヒット車になるだろう。
またレベル3を達成した「レジェンド」の自動運転車は、デビューすると世界的な話題になること間違いなし。
ホンダの弱点となっている平均販売価格の上昇だけれど、どうやらヴェゼルより一回りコンパクトな「ZR-V」や、新興国モデルの「BR-V」などの国内導入を検討している模様。
中国で発表した格安電気自動車「M-NV」なども含め、国内販売車種の見直しが期待される。
次期型「ステップワゴン」の登場も望まれているようだけれど、これは2022年になるかもしれません。
■スバルやマツダはCAFE規制クリアに暗雲か?
2021年はスバルが賑やかだ。予定だと「BRZ」と「アウトバック」、「WRX S4」をモデルチェンジすることになっています。
ただコンパクトカーを持たないスバルの場合、CAFE(企業別平均燃費基準)が良くない。
燃費の良いハイブリッド車か電気自動車をラインナップしない限り、高性能エンジン車は認可されないと思う。
もしかすると2021年じゃなく2022年に発売が延期されてしまうかもしれません。
マツダは、「MX-30」の電気自動車仕様と、ロータリーエンジン搭載のPHEVをスタンバイさせている。
電動化で遅れを取った感の強いマツダながら、MX-30シリーズが成功すればイメージ回復になると思う。売れるかどうかは価格次第だと考えます。
高ければ販売台数的に伸び悩む。ある程度の台数が出ないと、CAFEのクリアも厳しくなるでしょう。
興味深いのが、「マツダ2」のフルモデルチェンジだ。売れ筋のコンパクトカーとあり、魅力的な内容なら相当の台数を期待出来る。
ただ、いまやディーゼルは向かい風。コンパクトカーもハイブリッドが人気になっています。
2021年のタイミングだとマツダ開発のハイブリッドが間に合わない。果たしてどういったパワーユニット戦略を立てているのか気になるところ。
三菱はガソリン車の「アウトランダー」のフルモデルチェンジを予定している。といってもCAFEや日産とのアライアインスの再構築などで登場タイミングが少し流動的か。
一方、新型車を出さなければ販売状況の改善を実現出来ないのも事実。スズキ「ソリオ」の兄弟車となる「デリカD:2」が2020年12月にフルモデルチェンジしましたが、これだけでは厳しいと思う。
「アウトランダーPHEV」のモデルチェンジも早い段階での登場が必要でしょう。
ダイハツは「ムーヴ」、スズキ「アルト」のフルモデルチェンジを予定している。ダイハツにとって重要な看板車種となるムーヴだけに、全面的な刷新を狙ってくると思う。
ダイハツは車種こそまだわからないが、軽初のフルハイブリッド導入も検討されているというので楽しみです。
スズキにとってのアルトもチャレンジンジングなモデルという位置づけ。両社の最新コンセプトが投入されてくることだろう。大いに期待しておく。
※ ※ ※
大雑把ながら2021年のニューフェイスを予想してみました。あくまでも予想ということですが、2021年に新車の購入を考えているなら少しは役に立つと思う。
クルマって新型コロナでクサクサした気分を変えるパワーを持っている。次に乗るクルマをあれこれ考えるのも楽しいです。
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みんなのコメント
ジャンルが絞られ過ぎて面白味がないという気持ちは十分分かるが...
方に目が行くようになった。