■小泉進次郎環境相のお墨付きをもらったコンセプトカー
東京モーターショー2019のカロッツェリア部門で出展している環境省地球環境局地球温暖化対策課のブースには、ガルウイングのスーパーカー然としたクルマが展示されています。いったいどのような目的でつくられたクルマなのでしょうか。
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環境省は、東京モーターショー2019に、植物由来の新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」を用いた、木から作ったコンセプトカーを出展しました。
CNFは鋼鉄のおよそ1/5の軽さで5倍以上の強度を持つ次世代高機能素材で、樹脂・金属・ガラス素材の代替素材として活用すること期待されています。
コンセプトカーでは、ドアトリム、ボンネット、ルーフパネル等の部品にこのCNFを活用することで、部品単体で最大5割程度の軽量化、クルマ全体で1割以上の軽量化を実現しています。
CNFは森林資源や農業廃棄物などの植物性資源からつくることが可能なカーボンニュートラルな素材です。プラスチックの代替素材としての可能性もあり、海洋汚染問題の解決にも大きく期待されている素材です。
このCNFを活用して2020年までに10%程度の軽量化を目標に実際に製造してみようというプロジェクトが「NCV(Nano Cellulose Vehicle)」です。22の大学、研究機関、企業が目標を共有し取り組んでいます。
NCVのプロジェクトを具現化したコンセプトカーは、スーパーカーのコンセプトカーのような出で立ちをしていたので、地味になりがちな環境省のブースにもかかわらず、注目を浴びていました。
このコンセプトカー、滑らかな曲線を使わず、用意周到にむかしのゲームのような粗いポリゴンで造形しているので気が付きにくいですが、ひと目見るなり、「どこかで見たような…」と思ってしまう箇所が散見されます。
全体のプロポーションは、BMW「i8」にも似ているようです。とくにドアを跳ね上げた姿が似ています。
かつて、どうしてBMW i8がドアを跳ね上げる必要があったのかを、本国のBMW関係者にインタビューしたことがあります。
その時の答えは、ボディにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使っているので、いかに軽量であるかをアピールするためで、機能的な役割は一切ないとのことでした。
つまり、このコンセプトカーも軽量化を目標として作られているので、ドアを普通の横開きではなく、跳ね上げてみせたのには正当な理由があったと考えられます。
特徴的に見えるフロントマスクですが、見ようによってはランボルギーニ「シアン」のようにも見え、フェラーリ「J50」あたりからのフェラーリ的にも見えます。
フロントバンパー下部の造形は、アフターの国産エアロメーカーが作る、全体のボディラインやデザインのまとまりを一切無視するかのようなデザインです。
リアフェンダー周辺は、ランボルギーニ「アヴェンタドール」や「ムルシエラゴ」のようにも見受けられます。そしてテールライト周辺はアウディ「R8」のようにも見えます。
※ ※ ※
実は、プレスデイの2日目である10月24日に、小泉進次郎環境相と日本自動車工業会の豊田章男会長が視察に訪れ、「イノベーションの連鎖が生まれるよう後押ししていく」と、このコンセプトカーをPRしました。
トヨタでデザインをリファインして、市販モデルとして販売されることを期待せずにはいられない1台です。
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