自動車保険に加入していない任意保険無加入のドライバーは約2割

痛ましい交通事故のニュースが後を絶たない。報道を見るにつれ、いつ自分が加害者に、そして被害者になるかも知れないと気を引き締め、交通安全への意識を高めている人も多いことだろう。

そこで今回、交通事故に関するアンケート調査が行われたので、紹介していきたい。まず、万が一の交通事故が起こってしまった場合、大きな支えとなる「自動車保険」の加入率について調査が行われた。

約2割が「自動車保険」に加入していない“任意保険無加入状態”

質問：交通事故に遭遇した時のための保険に加入しているか（単一回答）

調査の結果、「はい」と回答した人が80%、「いいえ」と回答した人が20%となった。大多数は保険に加入するようだが、5人に1人の確率で「任意保険無加入状態」に遭遇してしまう可能性があるということが明らかになった。

次に、交通事故に遭遇した経験があるか否かについて調査が行われた。

約6割の人が交通事故に遭遇した経験がある

質問：交通事故に遭遇したことはあるか（単一回答）

調査の結果、「はい」が63%、「いいえ」が37%となった。およそ6割の人が交通事故に遭遇しており、いつ交通事故に巻き込まれてもおかしくない状況であることがわかる。

続いて、交通事故に遭遇した人を対象に「どのような交通事故に遭ったのか？」という質問が行われた。

自動車同士の事故が、全体の6割を占める

質問：それはどの種類の交通事故か（単一回答）

調査の結果、「自動車（自動二輪を含む）と自動車（自動二輪を含む）」が60%、「自転車と自動車（自動二輪を含む）」が20%、「自転車と自転車」が7%、「歩行者と自動車（自動二輪を含む）」が6%、「歩行者と自転車」が3%という結果に。

「自動車（自動二輪を含む）と自動車（自動二輪を含む）」、「自転車と自動車（自動二輪を含む）」、「歩行者と自動車（自動二輪を含む）」の3項目を合わせると86％となり、交通事故の8割強が、自動車が絡んだ事故だということが判明した。

最後に、このトラブルが解決したか否かについて調査が行われた。

およそ4割の人が結果に納得できていない

質問：その交通事故によるトラブルは解決したか（単一回答）

調査の結果、「解決もして、その結果に納得もしている」が64%、「解決はしたが、その結果に不満がある」が32%、「解決していない」が4%となった。「解決はしたが、その結果に不満がある」、「解決していない」の2項目を合わせると36%となり、およそ4割の人がトラブルの結果に納得できていないことがうかがえる。

＜調査概要＞
調査期間　2019/01/25～2019/02/08
回答者　665人（男性　332人　女性　333人）

出典元：日本法規情報株式会社

構成／こじへい