運営元:外車王SOKEN
著者 :Mt.T
ハンドメイドによる「アルミのイオタ」の生みの親が「6輪F1マシン製作」に掛ける想いとは[vol.3]
■1.アメリカで一番売れているクルマとは・・・?
なんと、1位から3位までをフォード、ダッジ、シボレーのピックアップトラックが独占しているんです。
しかも3位のシボレーシルバラードでさえ50万台というとんでもない台数が販売されています(2021年 mark lines data center)。
ちなみに、日本で一番売れたホンダNboxの2021年度の販売台数は19万1534台です。
約2.6倍もの販売台数・・・どれだけアメリカでピックアップが売れてるのよって感じですよね。
でも、日本でピックアップを見かけることはとても少ない気がしませんか?
最近ではトヨタのハイラックスがちょっと人気でてますけど、それでも頻繁に見かけるかというとそうではない。
そんなピックアップが、なんでアメリカでは上位を独占するほど(フォードのFシリーズ、ダッジラム、シボレーシルバラードの3車種で180万台以上)売れるんでしょうか。
ちなみに日本の新車販売台数は、軽自動車含めても全部で421万台です。
日本でピックアップが180万台売れたら、ほぼ半数がピックアップになって、私にとってはとっても嬉しい状況になります(笑)。
でも現実はそうなっていませんね。
その理由を探ってみましょう。
■2.アメリカのピックアップトラックは日本でいう軽自動車?
「そもそもピックアップトラックって何よ?」という方のために、Mr.Tのピックアップトラック講座です。
この赤いクルマの写真を見てもらうと一目瞭然ですが、前半分が乗用車、後ろ半分が荷台になっているものを指します。
半人半獣の「ケンタウロス」のようなものでしょうか。
もともとピックアップトラックの歴史は古く、世界最初の大衆車T型フォードの時代にその原型は誕生したといわれています。
・・・というか、それ以前に馬車だってピックアップトラックといえますよね。
御者が前で馬をコントロールして、後ろの荷台に荷物や人を乗せて運んでたわけですから。
まあ、馬車から自動車に手段が変わっても、用途はそのまま・・・ということで必然的に生まれたわけです。
日本だったら大八車なんですかね?
で・・・、T型フォードからからどんどん自動車は進化して1950年代にもなると、上の赤いクルマ(ダッジラム)に近いピックアップがもう走りはじめるわけですね。
こうしてみると、ピックアップトラックの歴史って、自動車の歴史といっても差支えないかもしれません。
そんな、長ーい歴史を有するピックアップトラックは、人も乗れるし、荷物もたくさん積める、一家に一台ピックアップ!といえるほど便利な乗り物であったわけです。
牧草を運んだり、工具を積んで仕事に出かけたり、トレーラーを引いて旅をしたり、普通にお買い物や通勤通学にだって使われているケースだってあります。
使い道に限っては日本では軽自動車的な位置づけといえるのかもしれません。
ピックアップのこと分かっていただけました?
■3.もしかして・・・だけど、日本だとピックアップって使えないクルマ??
「ピックアップ」ってどういう使い方すればいいんでしょう。
アメリカだと前述のように「一家に一台ピックアップ状態」なんですけどね。
日本には、人も乗れて荷物も積める屋根もついている「ワンボックス」というアメリカにはないスタイルのクルマがあるんですよ。
ここ、大事なところなので強調しておきます。
「ミニバン」じゃなくて『ワンボックス』なんですね。
これなら、雨の多い日本でも荷物濡れないし、長尺物だって載せられるし。
仕事も、キャンプも釣りもサーフィンも、家族でお出かけも全部こなせてしまう。
しかも5ナンバーサイズだから駐車スペースにも困らない。
だからわざわざ天候気にしなきゃいけない、車体の大きなピックアップなんて必要ないと。
そういうことでしょ?皆さん。
そうなんです。
日本だと大きくて邪魔だし、雨で荷物濡れるし、後部座席リクライニングしないし、荷物を荷台に置いたままクルマから離れるの不安だし、何もいいことないんです。
だからピックアップなんて日本で乗るものじゃありません。
ハイエースかキャラバンか、どうしてもピックアップっぽいのが良ければハイゼットのデッキバンにしておけばいいんですよ。
■4.日本でピックアップに乗るのは修行!?
最近は、いろんなことを「修行」なんて呼んで楽しむ傾向がありますが、実はピックアップに乗ることは『修行』なんです。
13代目石川五右衛門もいってました「ウォーキングの練習をしていたら体幹が強化されて太刀筋がぶれなくなった」と。
一見、関係ないと思えることでも、実は、すべてが人生における修行であるわけですね。
我々は日々さまざまな修行をしながら、己を磨き高めていることに気付いていないだけなんですね。
だから、とりあえずピックアップ買ってみたらどうでしょう。
まあ、不便なところもあるし、シングルキャブなんて運転席すらリクライニングも許されない、90度の直立シートで運転を強いられる。
これ、苦行だと思いますよね?
でも実は、90度の姿勢って腰にも負担かからないし、運転操作するには最適なんです。
レース車両や走り屋さんのクルマなどに装着されているフルバケットシート見たらわかりますよね。
真横から見たらほぼ直立です。
直立は大げさかもですがせいぜい100度くらいじゃないですか?
一番操縦に適しているんですよね。
ほら、修行しないと気づけないでしょこういうの。
修行だと思って直立のベンチシートに座ってたら、「意外と疲れないし、なんか姿勢が安定するべよ、なんだかなあ~」ってなるはずです。
荷台に乗せるのも3.8mまでなら高さ制限大丈夫だから、冷蔵庫だってロングボードだって、直立させて運べるし。
ロングボード直立させたら150枚くらい積めるんじゃないです?
ロングボード何枚運べるかという修行もできるわけです。
荷台にテント張って、キャンプもできる。
撤収も楽ですよ。
荷台にテントで日本1週する修行も簡単にできるんです。
人生『修行が大事』ってことですね(笑)。
■5.とりあえずピックアップ買ってみる???
なにしろ、ピックアップはスタイリングがかっこいいんですから、見た目だけなら乗りたいと思うはずですよね?
車体の半分を占める広大な荷台、無駄なスペース。
この無駄が生み出すスタイリングこそが『カッコイイ』わけですよ。
夢と希望を荷台に乗せて、人生の修行しに行きませんか?
そうそう、ピックアップ修行におすすめなクルマが気になる・・・。
もし、どうしても一歩踏み出せないってあったら、編集部に相談してみて下さい。
もうね、クルマ好きの変態しかいないからこの編集部には。お問い合わせはこちらまで。
●お問い合わせ先
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[画像/FORD・TOYOTA・DODGE・Chevrolet・スズキ・AdobeStockライター/Mr.T]
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