現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 試乗するなら要確認! 人気SUVに乗ったら見ておくべきポイントとは

ここから本文です

試乗するなら要確認! 人気SUVに乗ったら見ておくべきポイントとは

掲載 更新 12
試乗するなら要確認! 人気SUVに乗ったら見ておくべきポイントとは

■クルマを試乗する際に確認しておきたい部分とは

 クルマの購入を検討する際に、販売店で試乗をおこなう機会があります。では、流行りのSUVを試乗する場合には、どのような部分をチェックすると良いのでしょうか。
 
 今回は、元国産ディーラーマンの筆者が、SUVの試乗時に確認したいポイントを解説します。

クルマを買うなら「新車」と「中古車」どっちが良い? それぞれのメリットを徹底比較

 デザイン性や実用性を兼ね備えたボディタイプとしてスタンダードになりつつあるSUV。

 かつては三菱「パジェロ」などを筆頭とした「RVブーム」がありましたが、近年トレンドとなっているのは乗用車をベースに最低地上高を上げるなどした「クロスオーバーSUV」です。

 クロスオーバーSUVは、パジェロやトヨタ「ランドクルーザー」などのような、いわゆる「ヨンク(四駆)」と呼ばれることの多い本格的なクロスカントリービークルほどの悪路走破性はありませんが、一方で乗用車ベースであるという特徴を活かし、乗り心地の良さや燃費の良さ、コストパフォーマンスの良さなどがメリットです。

 近年では各メーカーの主力モデルがSUVへと移行しつつあり、新車販売台数の上位にも多くのSUVがランクインしています。

 多くの人にとって、人生のなかでも高価な買い物のひとつといわれるのがクルマです。

 クルマにそれほど関心のない人でも、数百万円単位の買い物となれば慎重になってしまうものです。

 現在では、クルマに関する多くの情報がインターネットを通じて手に入れることができますが、それでも購入する前に一度は実際に見て、試乗したいという人も少なくないでしょう。

 一般的に、試乗する際にはステアリングやアクセル、ブレーキなどのフィーリングや、車幅感覚などが自分自身の感覚とマッチするか、あるいはインテリアの質感や収納の大きさ、数が満足いくかどうかを見ておくのが大切です。

 さらには、実際のボディカラーやデザインが気にいるかなどが、チェックするポイントとして挙げられます。

■SUVならではのチェックポイントとは?

 SUVの大きな特徴は、第一に最低地上高がセダンなどに比べて高めに設定されている点です。

 例えば、セダンのトヨタ「クラウン」は155mmですが、SUVであるトヨタ「ハリアー」は195mm(ハイブリッド車は190mm)となっています。

 わずか4cmほどの違いですが、その分サスペンションのストロークを長くとれるため、走行時の凹凸に対する衝撃を緩和しやすく、一般的には乗り心地が良いというメリットにつながります。

 また段差を乗り越える際に、フロントバンパー底部などをする「アゴスリ」が起きづらいという特長もあります。

 一方、サスペンションのストロークが長いということは、高速走行時のふらつきやカーブ時にロールしやすい(車体がかたむきやすい)という特性を持つこともあります。

 極端にスピードを出したり、急ハンドルを切ったりしない限りは、通常の走行で気になることはほとんどないと思われますが、セダンやスポーツカーから乗り換える場合などは、微妙な感覚の違いに違和感を覚えることがあるかもしれません。

 しかし、SUVのなかでも車種によってはそれほど最低地上高が高くないという場合もあるという点には注意が必要です。

 例えば、トヨタ「C-HR」の最低地上高は、ガソリン車が155mm、ハイブリッド車は140mmと一般的なセダンと同等レベルです。

 もちろん、乗り心地の良さに影響を与えるのは最低地上高(サスペンションのストロークの長さ)だけではありませんが、SUVだからといって構造上必ずしもセダンなどに比べて乗り心地が良いとはいえない場合もあるため、試乗して確かめてみるとよいかもしれません。

 同様に、セダンやミニバンなどで「アゴスリ」に悩んでいたユーザーが「SUVなら最低地上高が高いから大丈夫」と安易に考えると、悩みが解決されない可能性もあるので注意が必要です。

※ ※ ※

 近年クルマのスタンダードになりつつあるSUV。現代のクルマは、基本的な性能に関してはどのクルマもとても優れているといえますが、自分自身の感覚にマッチするかどうかは実際に試乗してみなければわかりません。

 とくにSUVに試乗して見る際は、最低地上高の高さと、それが与える影響について詳しくチェックしてみると良いでしょう。

こんな記事も読まれています

最近、スズキのデザインが尖ってきたワケ「キーワードはGSX-R DNAとプラットフォーム」
最近、スズキのデザインが尖ってきたワケ「キーワードはGSX-R DNAとプラットフォーム」
モーサイ
鉄道はあれど重い荷物にはバスのほうがラクだが……運休!? 空港行きの高速バスで2024年問題を痛感した!
鉄道はあれど重い荷物にはバスのほうがラクだが……運休!? 空港行きの高速バスで2024年問題を痛感した!
WEB CARTOP
全長5m超えのトヨタ「大型バン」登場! 斬新“観音ドア&縦4灯テール”採用!? 特許庁が「新ハイエース」公表、反響は?
全長5m超えのトヨタ「大型バン」登場! 斬新“観音ドア&縦4灯テール”採用!? 特許庁が「新ハイエース」公表、反響は?
くるまのニュース
これ全部ベスパ!? 1万5000台による大パレードが行われたベスパワールドデイズ2024
これ全部ベスパ!? 1万5000台による大パレードが行われたベスパワールドデイズ2024
バイクのニュース
[カーオーディオ 逸品探究]実力ブランド「モレル」の最新ハイエンド機『イレイト カーボン』の魅力に迫る!
[カーオーディオ 逸品探究]実力ブランド「モレル」の最新ハイエンド機『イレイト カーボン』の魅力に迫る!
レスポンス
7代目フォルクスワーゲン パサートは中身の濃い変更が行われていた【10年ひと昔の新車】
7代目フォルクスワーゲン パサートは中身の濃い変更が行われていた【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
決算期3月は乗用車全セグメントで前年実績割れ!SUVマーケットはどうなっている?(24年3月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
決算期3月は乗用車全セグメントで前年実績割れ!SUVマーケットはどうなっている?(24年3月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
カー・アンド・ドライバー
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
くるまのニュース
グーグルマップの“2台使い”が最適解!? GWの高速道路で大渋滞!「そのまま乗り続けるか次のICで降りるべきか」問題をどう乗り切る?
グーグルマップの“2台使い”が最適解!? GWの高速道路で大渋滞!「そのまま乗り続けるか次のICで降りるべきか」問題をどう乗り切る?
VAGUE
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
くるまのニュース
うおおおお!!  マツダ6の後継が中国で爆誕!?  新型セダン[EZ6]超絶カッコいいやん!!  丸テールに内装もハンパない【北京ショー】
うおおおお!!  マツダ6の後継が中国で爆誕!?  新型セダン[EZ6]超絶カッコいいやん!!  丸テールに内装もハンパない【北京ショー】
ベストカーWeb
FIAスライエム会長が批判にコメント「世論の法廷で有罪判決を受けたかのよう」会員からの支持も強調
FIAスライエム会長が批判にコメント「世論の法廷で有罪判決を受けたかのよう」会員からの支持も強調
AUTOSPORT web
レッドブル育成ハジャルが3日目最速。宮田莉朋は午後3番手/FIA F2バルセロナテスト最終日
レッドブル育成ハジャルが3日目最速。宮田莉朋は午後3番手/FIA F2バルセロナテスト最終日
AUTOSPORT web
ついに[レガシィ]の名が消える…… 2025年春にメイン市場の北米で生産終了! でもアウトバックは生き残る!
ついに[レガシィ]の名が消える…… 2025年春にメイン市場の北米で生産終了! でもアウトバックは生き残る!
ベストカーWeb
スズキ「アヴェニス125」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
スズキ「アヴェニス125」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
「Appleのパクリ」はもはや過去! 中国シャオミ初EV「SU7」受注7万台突破と新経済圏ブチ上げ、米中貿易摩擦も何のその?
「Appleのパクリ」はもはや過去! 中国シャオミ初EV「SU7」受注7万台突破と新経済圏ブチ上げ、米中貿易摩擦も何のその?
Merkmal
アウトドアテイスト満点な新設[HuNT]がイカす!!! ホンダの中核コンパクトSUV[ヴェゼル]が満を持してマイチェン!
アウトドアテイスト満点な新設[HuNT]がイカす!!! ホンダの中核コンパクトSUV[ヴェゼル]が満を持してマイチェン!
ベストカーWeb
THE NORTH FACEを体現した一台! トリプルネームで開発されたトヨタ ランドクルーザープラドがベースのキャンパー
THE NORTH FACEを体現した一台! トリプルネームで開発されたトヨタ ランドクルーザープラドがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

12件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

312.8453.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8669.8万円

中古車を検索
ハリアーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

312.8453.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8669.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村