新車試乗レポート [2024.06.30 UP]
レクサス・NX「アウトドア×プレミアム」
タフ&クールな魅力を体感
レクサスの人気SUVにアウトドアテイストを強めたオーバートレイルが登場。専用エクステリア、インテリアに加え、最低地上高も標準車からアップ。悪路での走行性能も大きく向上している。新たな魅力を手に入れたNXオーバートレイルを早速体感してきた。
●文:まるも亜希子 ●写真:奥隅圭之
《新境地! アウトドア×プレミアムの提案》LEXUS NX OVERTRAIL[オーバートレイル]
NXがワイルドに変身! アウトドアに飛び出せ
NXがアウトドア風味に!
悪路対応力もアップ
国産ブランドきっての「都会派」イメージが強いレクサスに、土の香りがほのかに漂うアウトドアテイストが新しい感覚。この新グレードであるオーバートレイルは、フロントグリルやドアハンドル、サイドミラーなどをブラックでコーディネートすることで、NXのワイルドさを際立たせている。
足元にはマットブラック塗装された18インチのアルミホイールにオールテレインタイヤを履き、ズシリとした安定感をもたらすとともに、ホイールハウスに空いたスペースが荒れた路面での足さばきのよさを想起させる。実際に地上高は標準グレードより15mm高められており、サスペンションも専用チューニング。走行プログラムの「トレイル」モードも改良され、オーバートレイル専用の可変ダンパー「AVS」が連動することで、オフロード性能が大幅にアップしている。
インテリアで、まず目を惹くのは従来の9・8インチから14インチに大型化され、存在感が強まったディスプレイオーディオ。オプションでパノラマルーフも設定されており、先進的な操作系と開放感が融合する独特な空間だ。オーバートレイル専用設定のインテリアカラー「モノリス」はやや地味な印象ではあるが、大地や樹木のカラーから抽出したという明るいオーナメントパネルがアクセントとなっている。
一般道で試乗してみると、発進からガッシリとした接地感があり、ステアリングフィールにも落ち着きと確かなインフォメーションがあって、上質なだけではない野生味を感じられた。路面のギャップをよくいなしてくれて、前席はもちろん後席の乗り心地も上々だ。NX全車でリヤボディの変形を抑えるブレースなどを追加し、ボディ剛性が強化されたことに加えて、走り始めの前後トルク配分を見直すなど、走りのバランスの良さや静粛性も進化している。オーバートレイルでは想像していた以上にタイヤがマッチしていて、少し走った未舗装路でも思い通りの走行フィールを得られた。
そして高速道路でも、ズバッと直進していける安定感がありながら、レーンチェンジでは機敏な挙動でピタリと決まるのが爽快で、完成度の高さを感じられた。
オーバートレイルは、さまざまなアウトドアスタイルを楽しむ人に向けて、オフロードや雪道への適応性を高めている。しかし、実際には都心で過ごす時間の方が長いという人にも、市街地や高速道路を使ったロングドライブといったシーンで、リラックス感や安心感を提供してくれるはずだ。
《試乗グレード》NX350 OVERTRAIL〔AWD〕
車両本体価格:650万6000円
ボディーカラー:ソニックカッパー(有料色:16万5000円高)
主要諸元 ●全長×全幅×全高(mm):4660×1865×1675●ホイールベース(mm):2690 ●車両重量(kg):1780 ●パワーユニット:2393cc直列4気筒DOHCターボ (279PS/43.8kgf・m) ●トランスミッション:8AT ●駆動方式:AWD ●WLTCモード総合燃費:11.7km/ℓ ●ブレーキ前/後:ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク ●サスペンション前/後:マクファーソンストラット/ダブルウィッシュボーン●タイヤ:235/60R18
主要装備:パワーイージーアクセスシステム(運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能)、ルーフレール(ブラック塗装)、本革ステアリング(パドルシフト付)&本革シフトノブ、ステアリングヒーター、シートヒーター(前後席)、14インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus、“OVERTRAIL”専用スピンドルグリル(マットブラック塗装)/“OVERTRAIL”専用ドアハンドル(ブラック)、ドアウインドゥフレームモールディング(ブラック)、アクティブノイズコントロール /インタークーラー/ブーストメーター、「パフォーマンスダンパー」(フロント・リヤ)/NAVI・AI-AVS、ヘッドランプクリーナーほか
2.4ℓターボエンジンは、のびやかな加速と高い静粛性を実現。高速道路からちょっとしたオフロードまで気持ちのいい走りを体感できる。
NXの持つ力強さがさらに高められたエクステリア。最低地上高も標準車より15mm高くなり、悪路走破性能も向上している。
専用のインテリアと内装色で、大人なオフロード空間を演出。14インチの大型ディスプレイオーディオが目を引く。
フロント、リヤシートどちらも広く、長時間でもゆったりと過ごせる。シートも座り心地がよく、乗員の負担を軽減する。
オーバートレイル専用のマットブラックのスピンドルグリル。逞しさと上品さが両立されている。
ドアミラーにもブラック塗装ガーニッシュが施されており、精悍な印象をさらに際立たせる。
18インチの専用ホイールとオールテレインタイヤを装着し、アウトドアテイストが強められた。
ラゲッジルームは後席を起こした状態でも520ℓと大容量。さらに後席を倒すと1411ℓの広大なラゲッジスペースに。
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みんなのコメント
アウトドア謳うならDIRECT4にでもしなきゃ
まぁ引き続き情弱に売るビジネスモデルなんだろうけど
早くマイチェンでハダカデバネズミみたいな顔なんとかして欲しい