■復活の噂! 「セリカ」に寄せられる声とは?
トヨタのスペシャリティカーとして1970年から36年間、7世代にわたって展開されたセリカですが、現在その復活が噂されています。販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。
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1970年から36年間、7世代にわたって愛されたトヨタのスペシャリティクーペ「セリカ」ですが、現在およそ20年ぶりとなるセリカの復活がSNSを中心に噂されています。
復活の噂が囁かれる主な理由は、2023年にトヨタの豊田章男会長や佐藤恒治社長がセリカに関する話題を挙げたことや、往年のセリカラリー仕様のデモランを何度か行ったこと。
さらに同年秋のラリー北海道では豊田章男会長が「(トヨタに復活を)お願いしている」と発言するなどが挙げあられます。
また2024年になってもTOYOTA GAZOO Racingによる「GRカローラ」や「GRヤリス」の雪上試乗会に映画「私をスキーに連れてって」に登場したセリカを再現したレプリカモデルが展示されたことでも、ファンからは「やはりセリカは復活するのか?」という声が聞かれました。
そんなセリカですが、どのような歴史を持つモデルなのでしょうか。
1967年以降トヨタは本格的なスポーツカーの生産を開始しました。その流れで「パーソナル・スポーツ・スペシャリティーカー」をコンセプトとして1970年12月に発売されたのが初代セリカです。
日本車よりもアメリカのスポーツカーを思わせる滑らかで優美な曲線ラインが若者を中心に人気を博しました。
ふっくらしたボディーラインやメッキのフロントバンパーがダルマのひげ面に見えることに由来して「ダルマ」の愛称で親しまれたモデルです。
ボディーバリエーションは当初は2ドアクーペだけでしたが、1973年に3ドアリフトバックも追加され、この2種の展開は2代目にも受け継がれました。
また、ほとんどのグレードでエンジン、ミッション形式、内装を好みで選べる「フルチョイス」システムを採用しておりさまざまなニーズへの対応を可能にしました。
1977年8月に登場した2代目セリカは、空力を高めるため日本初の三次元曲面サイドガラスを採用したのが特徴です。この時のモデルチェンジは失敗と認識されていましたが、スポーティさを強調するマイナーチェンジを行い好評へと転じました。
1981年7月に発売された3代目セリカはスポーティ路線を継続しつつも、若者向けの方針を採りました。基本シャシは同時期の「カリーナ/コロナ」と共通となっています。
1985年8月に発売された4代目セリカでもシャシは「カリーナ/コロナ」と共通であり、それに合わせて駆動方式がFFとなりました。リトラクタブル式ヘッドライトと角を削り取ったような丸みの強いボディーラインから「流面系」と呼ばれました。
1989年9月に発売された5代目セリカは4代目をベースにしつつ、シャーシには各部の補強やチューニングを施したものを使用するモデルです。派生してラインナップされたラリー競技ベース車「GT-FOURラリー」はセリカにラリーカーとしての印象を与えました。
1993年10月に発売された6代目セリカは、スポーツ性をより一層高めたモデルです。しかしスポーティモデル「SS-II」と普及モデル「SS-I」を発売したうち後者はセリカのイメージにそぐわないと思われたためか少数生産となりました。
そして1999年10月に発売された7代目セリカはダウンサイジングし、独特なシルエットを有するモデルとなりました。しかしクーペの人気は衰えており、市場に受け入れられず2006年に生産を終了しました。
ここでセリカの歴史は途絶えていますが、今でも復活を望む声が聞かれます。
世界中でもその声はあり、一部の熱狂的なファンによりデザイン予想CGが制作されることも。
なかでも、SNSで「Celica Reboot」というファンページを運営するRen Yeo氏は「セリカ・グランドツーリング」という次期モデルを予想したCGを公開しており、大きな反響が集まっています。
そのデザインは、リフトバッククーペスタイルを取り入れながら、近年のトヨタ車に見られるハンマーヘッドのフロントフェイスを採用するなど、温故知新過去と現在を融合した見た目となっています。
このようにおよそ20年を経た復活が望まれているセリカですが、GRガレージにはどのような声が寄せられているのでしょうか。首都圏の店舗では次のように話しています。
「セリカ復活に関して色々と話題にはなっていますが、具体的な話は店舗には下りて来ていません。
しかしお客様からは『本当に出そうなのか?』『いつオーダーを開始するのか?』など質問されることもありました。
特に当店で扱う車種については、本来の発売日に先行したオーダーで販売台数が埋まることがしばしばあるため、正式な発表が無い段階からオーダー開始時期を気にされるお客様が多いようです」
別のGRガレージの担当者は次のように話しています。
「豊田会長や佐藤社長の発言などを受けて、お客様からは『発売はいつ頃か、情報は来ていないか』『発売されるとしたらどのようなスペックになるのか?』という声も寄せられます。
ただ、実際に復活するのであればモーターショーなどでもっと話題になるだろうという予想から、半信半疑で問い合わせされるお客様が多い印象です」
※ ※ ※
時代の流れによって生産終了して久しいセリカですが、復活を望む声は多いようです。
近い将来、登場する可能性の高い次期セリカ。どのようなカタチで現代に蘇るのか、注目せずにはいられません。
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みんなのコメント
クソダサすぎ。
やっぱセリカはスポーツカーでもスーパーカーでもなく、スペシャリティカーであって欲しい。ましてやGTカーとも違うから1000万円オーバーのモンスターはやめてほしいな。
今ならプリウスのシャーシに3ドアのスペシャリティボディを載せて500万円以内くらいでできないものかな。