現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 競争心を隠そうともしない剥き出しバトル! スズキvsダイハツの「ガチライバル車」が面白すぎる

ここから本文です

競争心を隠そうともしない剥き出しバトル! スズキvsダイハツの「ガチライバル車」が面白すぎる

掲載 9
競争心を隠そうともしない剥き出しバトル! スズキvsダイハツの「ガチライバル車」が面白すぎる

 この記事をまとめると

■スズキとダイハツは軽自動車が得意なメーカーとして有名だ

100年の間には冒険したクルマも! 「名車」だらけのスズキが生んだ「迷車」6台

■両社ともライバル車種を登場させてセールスを競っている

■近年では燃費バトルが盛んでマイナーチェンジ毎に数値を伸ばしていた

 軽自動車のバトルが激アツだった!

 限られたサイズの範囲でさまざまな需要を満たしてくれる軽自動車は、メーカー毎の特色が出て面白い車種だ。

 そしてあるジャンルのモデルが人気となれば、ライバルメーカーも同じような派生車種をリリースし、切磋琢磨しているのもご存じのとおり。そこで今回はライバルメーカー同士がリリースした派生車のライバルたちを振り返ってみることにしよう。

 ダイハツ・ミラウォークスルーバン/スズキ・アルトハッスル

 軽自動車はその維持費の安さから、ビジネスユースに使われることも珍しくない。そのため、商用バンや軽トラックが存在しているワケだが、乗用車をベースとした個性的なモデルも存在していた。その先陣を切ったのが1984年に登場したダイハツ・ミラウォークスルーバンだろう。

 ボンネットバンのミラをベースに車体後部に箱型の荷室を架装し、軽自動車でありながら車内でのウォークスルーを可能としたもので、初代から4代目モデルまで継続設定される隠れたロングセラーモデルとなっていた。

 また、ウォークスルーバンだけでなく、リヤの後部側面にガルウィングタイプのドアを備えて移動販売に特化した「ミラミチート」というモデルも存在していた。

 一方のライバルであるスズキ・アルトは、1991年にフルゴネットタイプの「アルトハッスル」をリリース。こちらはミラとは異なり、ウォークスルーはできないものの、欧州車によくあるフルゴネットタイプのユニークな外装を持ち合わせていたが、積載性や汎用性はミラには敵わず、わずか1代で姿を消すこととなってしまった。

「個性」に「燃費」と争いまくり!

 ダイハツ・ミラジーノ/スズキ・アルトラパン

 1997年に4代目モデルに設定されたミラ クラシックを源流に持ち、1999年5月に5代目ミラをベースに登場したのがミラジーノ。ダイハツ往年の名車であるコンパーノのエクステリアデザインを踏襲したものとなっていた。

 このミラジーノはスマッシュヒットを記録し、2002年8月には1リッターエンジンを搭載して普通車登録となったミラジーノ1000もリリース。2004年11月には2代目へとフルモデルチェンジを果たし、欧州向けにはこの2代目ミラジーノに1000ccエンジンを搭載したモデルが「トレヴィス」という名前で販売されていた。

 一方のスズキは、同じく1990年代後半に5代目アルトをベースにクラシックなエクステリアを備えた「アルトC」や「アルトC2」をリリースしたが、2002年に派生車種としてアルトラパンを発売。

 こちらはクラシックを前面に押し出したデザインではなく、どこか懐かしさを感じる丸みを帯びた箱型スタイルを採用し、ミラジーノと同じく女性ユーザーをメインターゲットにしていた。

 ミラジーノは2世代で姿を消してしまったが、アルトラパンは現在も3代目が現行型として販売中となっている。

 ダイハツ ミライース/スズキ アルトエコ

 2011年9月に「第三のエコカー」というキャッチコピーで登場したミライースは、ハイブリッドシステムなど新技術を投入するのではなく、既存の技術をブラッシュアップして少ないコストで低燃費を実現したモデルとして登場。

 するとそのわずか2カ月後の2011年11月には、スズキがアルトをベースにミライース同様の低燃費仕様のアルトエコをリリース。ただこちらはミライースのように新たな内外装を持ったものではなく、既存のアルトをベースとしたものとなっていた。

 この2車種の燃費競走はすさまじく、ミライースが30.0km/Lで登場すると、アルトエコは30.2km/Lと若干上まわる数値で登場。さらに、アルトエコは2013年3月の改良で33.0km/Lまで伸ばすと、2013年8月のマイナーチェンジでミライースが33.4km/Lに燃費を向上させて逆転。

 するとアルトエコは2013年12月にさらなる改良を実施して35.0km/Lまで伸ばして再逆転するが、2014年7月にミライースが35.2km/Lを達成してさらに逆転するといった状態だったのである。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
ベストカーWeb
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
AUTOSPORT web
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web

みんなのコメント

9件
  • ダイハツとスズキ、切磋琢磨して頑張ってますね。
    どこぞの1台一極集中型ではなく、小型車なども両社人気もあるし。
    今後とも期待してます。
  • 昔で言えばトヨタvs日産ってところか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村