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“新型ランクルミニ!?”…じゃない! ジムニーランド「70YO.70」公開! まさかのスズキ「ジムニー」ベース! 丸目×カクカクな旧車デザインに“顔面刷新”する「斬新コンプリートカー」どんなモデル?

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 “新型ランクルミニ!?”…じゃない! ジムニーランド「70YO.70」公開! まさかのスズキ「ジムニー」ベース! 丸目×カクカクな旧車デザインに“顔面刷新”する「斬新コンプリートカー」どんなモデル?

■タフな「ランクル70」の世界観を継承したジムニー誕生!

 スズキ「ジムニー」の専門店「ジムニーランド」(福岡県大野城市)は、スズキ「ジムニー シエラ(JB74型)」をベースに、“小さなランドクルーザー70”風に仕上げた「70YO.70(ナナマルヨーナナマル)」を発表。どのようなデザインなのでしょうか。

【画像】超カッコイイ! トヨタ「新型ランクル“ミニ”!?」を画像で見る(88枚)

 トヨタ「ランドクルーザー(以下ランクル)」とスズキ「ジムニー」といえば、どちらも日本を代表する悪路走破性の高い本格クロスカントリー4WD。道なき道でも帰ってくることができる高い安全性は、世界で認められています。

 共通点として挙げられるのは、「ラダーフレーム構造」を使用した頑丈なボディです。シャシーとボディが別々に作られており、厚みのある鋼板を筒状にして溶接しています。そのため路面からの衝撃に直面しても、歪むことがない構造が特徴です。

そしてもう一つの共通点として、サスペンションに「リジットアクスル方式(車軸懸架式)」を採用しています。

 リジットアクスル式のサスペンションは、左右の車輪が車軸でつながり鋼鉄製の「アクスルハウジング」にシャフトやデファレンシャルギアを格納。

 岩などの障害物にぶつかっても、アクスルハウジングで守られたサスペンションが曲がる可能性は低く、オフロードにはもってこいといえるでしょう。

 エクステリアの共通点は、両車共に水平基調の角形ボディの採用です。

 林道やオフロードでは見切りの良さが重要。ドライバーからボンネット、リアエンドまでボディの位置が分からなければ、崖から落ちてしまう危険もあります。角形ボディは理にかなっているスタイルです。

 ランクルの歴史は、1951年の「トヨタ ジープBJ型」から始まりました。警察予備隊(現自衛隊)用としては開発されましたが、採用には至らず民生用として販売が開始されます。

 その後20系、40系、55系、60系、70系、80系、100系、200系、300系と長い歴史を紡いできました。「陸の巡洋艦」を名前の由来として、現在までに約170の国で販売されています。

 対するジムニーの歴史は1970年にはじまりました。軽自動車という規格で誕生した日本独自のボディサイズで、林業などで活躍するプロの道具として重宝されてきました。現在では世界中で、オフロードレースやトレイルドライブで使用されています。
 軽自動車ならではの車重の軽さは、ランクルを始め、世界を代表するクロスカントリー4WDでも太刀打ちできない最強な一面を持っています。ランクルの車両重量は2300kgですが、ジムニーは1080kgとその差は歴然です。

 砂漠や泥の中を進むためにはトラクションが重要不可欠。自重が重ければ進むことができませんが、軽量ならばオフロードでも少ないパワーで進むことが可能です。

 両車の異なる点は、ランクルがフルタイム4WDであることに対し、ジムニーはパートタイム4WDを採用している点になります。副変速により通常のローギアよりも低いギア比を選択することができるので、パワーを最大限に活かした悪路走破が可能になることもジムニーの特徴です。

 世界中で人気が高まるランクルにも負けないタフな魅力にあふれたジムニーには、ワイドボディのシエラが1993年からラインナップされています。ランクル並みにジムニーやシエラ(JB74)の人気も高まっており、生産が追い付いていない状況です。

 どんどん大型化するランクルのカッコよさには注目していても、日本での取り回しや駐車場、高額な価格の問題もあります。

 ランクルは全長4890mm×全幅1870mm×全高1920mm。対するジムニーは全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mmと取り回しの良いサイズ感です。

 そこで今回ジムニー専門のオーダーカスタムを手掛ける「Jimny Land」では、大阪の老舗「ガレージイル」の松浦氏に依頼。ランクル70のスタイルをオマージュした、ジムニーシエラ「70YO.70」のカスタムパーツが誕生しました。

 フロントグリルにはオリジナルの70YO.70のエンブレムが目を惹きます。無骨なランクル70同様に厚みと凹凸感のあるボンネットがオフロード感を演出。アイコニックな丸目のヘッドライトやアンダービューミラー、そしてサイドに飛び出したコーナーランプが主張を強めています。

そのほかにもアドブルーカバー、排気用のシュノーケルなども備わりました。サイドには吸排気用のベンチレーションダクト、リアにはバンパーカバーやランクル70同様のテールカバー、クロカンの象徴ともいえるスペアタイヤも装着されています。

 価格は車両本体、登録料、カスタムパーツを含み440万円(税込)です。今回はジムニーシエラを販売しますが、今後は軽企画のジムニーも同様の販売を予定しています。

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みんなのコメント

3件
  • 猫ポン太郎
    良く出来てますが・・大金を払ってまで 何で上級車種のマネ?をする必要があるのか理解出来ません! ジムニーはそのままでも70に負けない立派なクロスカントリー車(名車)だと思います。  70YO70は洒落が利いてますがね!
  • sky********
    ジムニーはランクルに劣らないブランドだけどなぁ。
    なんなら、もはやサラリーマンじゃ買えない値段&サイズに逃げたうえモノコックだローレンジレスだの噂が聞こえるランクルより、きちんと機能も立ち位置も堅持してるジムニーシリーズの方が偉大。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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