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トヨタ、「ノア/ヴォクシー」フルモデルチェンジ 新開発HVシステム搭載 スマホで駐車できる最新機能も採用 267万円から

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トヨタ、「ノア/ヴォクシー」フルモデルチェンジ 新開発HVシステム搭載 スマホで駐車できる最新機能も採用 267万円から

 トヨタ自動車は13日、「ノア」「ヴォクシー」を全面改良し、発売した。トヨタ・ニューグローバル・アーキテクチャー(TNGA)の「GA―Cプラットフォーム」を採用し、走行安定性や上質な乗り心地を実現。上級モデルで採用する高度運転支援技術「トヨタチームメイト」を搭載したほか、車外からスマートフォン(スマホ)で駐車操作を可能とする機能を採用した。新開発のハイブリッドシステムを搭載して従来モデルより加速や燃費性能を向上するなど、量販ミニバンに多くの先進技術を盛り込み、商品力を大幅に引き上げた。

 4代目となる新型のノアとヴォクシーは、2018年11月にトヨタからバン事業を移管されたトヨタ車体が企画から開発、生産までを担当した初のモデルとなる。ミニバンの使い勝手を徹底的に追求し、スライドドアの開閉に合わせてステップがせり出す動作やバックドアの開閉を任意の角度で保持できる機能を電力を使わず“からくり”で実現するなど、コストを抑えつつ使い勝手を向上させる工夫を凝らした。

写真で見るニューモデル トヨタ「ノア/ヴォクシー」

 プラットフォームは旧モデルから一新し、ダッシュボードから前のフロントサスペンションやエンジン懸架などの骨格でTNGAのGA―Cプラットフォームを採用。ボディーの高剛性化と軽量化を実現し、走りの質感を高めた。パワートレインは排気量2・0リットルガソリンエンジン、1・8リットルエンジンのハイブリット車(HV)。それぞれに4WD車を設定した。HVはモーターやバッテリーを刷新し、燃費はWLTCモードで1リットル当たり23・4キロメートルとクラストップレベルを達成した。

 運転支援技術では、自動車専用道路で時速40キロメートル以下の渋滞時にハンズオフ走行を可能にする「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」や、スマホで車外から入出庫操作が可能な「アドバンストパーク(リモート機能付)」を採用。無線通信で車載ソフトウエアをアップデートするOTA(オーバー・ジ・エア)で、購入後も新たな機能を追加できるようにした。

 車両価格はノアがガソリン車で267万円から、HVで305万円から。ヴォクシーはガソリン車が309万円から、HVが344万円から(いずれも消費税込み)。

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