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長時間のドライブもストレスなし!開放感と安心感に包まれるクリエイティブなマツダ「MX-30」

掲載 更新 50
長時間のドライブもストレスなし!開放感と安心感に包まれるクリエイティブなマツダ「MX-30」

コロナ禍で人々がクルマに求める価値も変わってきた。単なる移動の手段というだけでなく、快適性、安全性、そして、気持ちよさ。新しい時代のクルマ造りを模索するマツダの意欲作を紹介したい。

 コロナ禍の2020年、自動車業界も厳しい状況が続いているが、数多くの新型車が発表、発売された。中でもRV部門で注目を集めたのが今回紹介する2台だ。いずれも今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーに選ばれている。ところがこの2台、RV全盛の今の時代に全く異なるコンセプトで開発されたところがおもしろい。今回はその違いを検証した。

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 マツダといえば近年、デザインを前面に押し出したクルマ造りに力を入れ、さらに革新的な技術によってディーゼルエンジンを開発し、その地位を築いてきた。そのマツダの新型車が『MX-30』だ。5人乗り全高1550mm、ハイブリッドエンジンを搭載したSUVだが、最大の特徴はやはりデザインだ。とはいっても、これまでの同社の躍動感のあるデザインから一転、リアエンドはなだらかな傾斜の美しいラインで形成されている。ボディーにはあえて中間色を採用し、柔らかい印象を演出。女性にも好まれるSUVに仕上がっている。

 エンジンは2Lガソリンに6.9PSのモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドだが、2021年春には100%電気で駆動するEVと、電気を供給するロータリーエンジンを搭載する世界初のローターリーハイブリッドモデルを投入する予定だ。Withコロナの時代、他人と接触することのないクルマでの移動は間違いなく重要になる。安全性、快適性が備わったこのクルマは時代に合致したクルマであることは間違いなさそうだ。

開放感と安心感に包まれるクリエイティブなSUV

マツダ『MX-30』

Specification
■全長×全幅×全高:4395×1795×1550mm
■ホイールベース:2655mm
■車両重量:1520kg
■排気量:1997cc
■エンジン形式:直列4気筒DOHC+交流同期モーター
■最高出力:156PS/6000rpm+6.9PS
■最大トルク:199Nm/4000rpm+49Nm
■変速機:6速AT
■燃費:15.1km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:321万6380円
※4WD

グリルを小さめにしておとなしい印象を強調したフロントマスクは、近未来のEVを意識したデザイン。マツダの新しいクルマ造りを印象づけている。

センターピラーから後ろはこれまでのマツダ車にはなかったデザイン。ルーフはなだらかにボディー後端に向かって下降し、ルーフをボディーと異なる色で塗り分けている。

高めに配置されたテールランプ。クーペ形状なのでリアウインドウはやや狭め。後方視界も限られる。リアゲート開口部は高さ約700mmとやや高めでバンパーの位置もやや高めだ。

長時間乗り続けても
全くストレスを感じないクルマ造りを体現


エンジンルーム

今回試乗したのは、ガソリンエンジンにマツダ独自のマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたユニットを搭載したモデル。

運転席と各種装備

ヘリテージコルクのほかに、ドアトリムは呼吸感素材と呼ばれるペットボトルのリサイクル原料からできた繊維素材を採用した。

シートスペース

後席用ドアを閉めた状態だと後席の乗り降りはできない。前席の背もたれはややタイトだがホールド性は良い。後席は身長165cmまで。

ラゲージスペース

ラゲージスペースの奥行きは約810mm、左右幅は約10000~1160mm。後席の背もたれは6対4で分割して前倒しできる。サブトランクは広い。

【 ココがポイント!】使い方が難しい観音開きのドア

『MX-30』の特徴のひとつが後席用ドア。写真のように後ろヒンジで観音開きスタイルだ。ただこのドアは幅も狭く、前席のドアを開けなければ開かないし、ロックもできないため使いづらい。

【 ココがポイント!】サステナブルで心地いい室内空間

インテリアで目を引くのはセンターコンソール。側面とカップホルダーのフタにヘリテージコルクというサステナブルな素材を採用。創業当時の社名は東洋コルク工業。

採点結果は?

[運転性能]2L+マイルドモーターのシステムは2000回転ぐらいから走りも俊敏になる。スポーツモードはハンドルがやや重くなる。17点

[居住性]前席は視界もよく運転しやすい。後席の着座位置はやや高めで顔の横に小さな三角窓がくる。後席はあくまで+2。17点

[装備の充実度]ブレーキサポート機能が充実している。先進安全装備としてカメラや超音波センターがあるが使い勝手が気になる。17点

[デザイン]従来のマツダ車とは異なる路線のデザインはクリーンな面構成で好感度も高い。ボディーカラーの塗り分けもおしゃれ。19点

[爽快感]2Lのマイルドハイブリッドエンジンはパンチ不足で、6速ATも物足りない印象。エンジンの唸り音も気になるのが残念。17点

[評価点数]87点

取材・文/石川真禧照

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みんなのコメント

50件
  • タイトルの長時間運転もストレスなし!
    と文末の

    [爽快感]2Lのマイルドハイブリッドエンジンはパンチ不足で、6速ATも物足りない印象。エンジンの唸り音も気になるのが残念。17点

    は、矛盾してね?
  • とりあえず、記者さんはこの車をおすすめ出来ないということだけは分かった。

    解放感に包まれる→後席は身長165cmまで

    幅も狭く前ドアを開けなければ開かない、ロックもできないため使いづらい観音ドア

    ヘリテージコルクというサステナブルな素材を→何が持続可能なのか意味不明

    使い勝手が気になる先進安全装備

    パンチ不足、6速ATも物足りない印象、唸り音も気になるのが残念
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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