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アジアクロスカントリーラリー2023開幕。“王者”三菱ラリーアートは大荒れの競技初日を終え6番手

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アジアクロスカントリーラリー2023開幕。“王者”三菱ラリーアートは大荒れの競技初日を終え6番手

 8月14日(月)、この前日にタイ南部のパタヤで開幕したAXCRアジアクロスカントリーラリー2023の競技初日・レグ1が行われた。大会2連覇を狙い計3台の新型ミツビシ・トライトンを投入しているチーム三菱ラリーアートは、前年覇者チャヤポン・ヨーター/ピーラポン・ソムバットウォン組が総合6番手につけ、新加入の田口勝彦/保井隆宏組が総合8番手となった。

 一方、昨年は5位入賞を果たしたリファット・サンガー/シューポン・シャイワン組はトラブルに見舞われ、初日から大きく後れを取っている。

新型トライトンのシェイクダウンが完了。三菱ラリーアート、アジアクロスカントリーラリー連覇に向け発進

■ミスコース続出。右往左往するマシン同士の正面衝突も発生

 タイ南部のリゾート地パタヤから、ゴール地点となるラオスのパクセーまで約2000kmの長旅となる今大会。その競技初日はドライコンディションでの戦いとなったが、全長206.81kmのSS1ではナビゲーションの面で苦労するマシンが続出し、ほとんど選手たちがミスコースに悩まされた。

 そのなかでは正しいルートを探し回る車両同士のニアミスや正面衝突も発生。事故によってリタイアを余儀なくされたマシンもあった。また、事故車がコースを塞いだ影響で大きくタイムをロスするマシンもあり、混乱を極めた一日となっている。

 チーム三菱ラリーアートの新型トライトン勢は、途中160km地点までヨータ―とサンガーが連なって走行していたが、前を走っていたサンガーのマシンにトラブルが発生。フロントグリルが雑草に覆われたことで冷却系に異常をきたしてしまい、大きくタイムを失う。

 一方のヨーターはその後も堅実な走りでクルマをSS1のフィニッシュ地点まで運び、初日の首位となった115号車いすゞD-MAX(いすゞ・スパン・エクスプローラー・リキモリ・ラリーチーム)から20分44秒差の総合6番手につけた。

 3台体制の一角として新たにチームに迎えられたた田口は、ミスコースに加えて約45km地点で事故車両に行く手を阻まれてしまい約1時間のタイムロス。これによって大きく順位を落とすこととなり、トップと約44分差の総合8番手で競技初日を終えている。

■「まずは前半戦を乗り切らないといけない」

 昨年に引き続きチームの総監督を務める増岡浩は、波乱のレグ1を終えたあと、今後の作戦を考えなければならないと語った。「ミスコースが多発したり、コース内での競技車同士の衝突など、いろいろあって初日から大荒れの展開ですね」

「一応、3台とも帰ってきているので、明日も全車が走れると思うのですが、今後の作戦を考えなければなりません。前年勝者のチャヤポン(・ヨーター)選手もいいところにつけています。まずは前半を終えていかなければなりませんので、しっかりクルマを整備することに集中します」

 陣営最上位の総合6番手につけたヨーターは、クルマの仕上がりに自信を見せ「状況が良くなれば前に追いついていける」と述べた。

「今日はハイスピードな道だったが、大きな穴が空いている場所もあり、その時にはかなり速度を落とさなくてはならなかった。トライトンはとてもいいよ。反応が良く、どのセクションでも前を走る二輪部門のライダーをパスすることができた」

「今日はタイム的にあまりいいリザルトで終えることはできなかったので、明日以降、追い上げていかなくてはならないことは分かっている。明日はもっといい走りを目指していくよ。とくにクルマのセッティングに変更を加える予定はなく、点検をする程度だ。現状、とてもいいクルマに仕上がっているので、状況が良くなれば前に追いついていけると思う」

 レグ2となる15日(火)のSS2は全長207.26kmで今大会最長。リエゾン(移動区間)を含む総走行距離も、初日の384.22kmを上回る463kmとなっている。

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