スピードに命をかける人たちがいる。アクセルを全開に踏み込み、その速さを競う。単純明快だが、やっている本人にしかその快感はわからないのだろう。アメリカではドラッグレースが人気だ。そんなドラッグレースの世界にメーカー自らがマシンを投入してくるのもアメリカだ。この頭がやたらにデカい「COPOカマロ」は、GMが販売するドラッグレース専用マシン。公道走行はできないという。
搭載するのは排気量572平方インチ(9373cc)のオバケV8エンジンで、専用の鋳鉄製ブロック、アルミニウム製ヘッド、鍛造スチール製クランクシャフト、鍛造スチール製コンロッド、鍛造アルミニウム製ピストンを採用している。COPOカマロは1969年に初めて誕生し、2022年に久しぶりに復活し、ディーラーで注文できるという。価格は105,500ドルから設定される。
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ちなみに9373ccエンジンのほか、スーパーチャージャー付きの350立方インチ(5375cc)のV8(580馬力)と、自然吸気の427立方インチ(6997cc)V8(470馬力)も用意される。トランスミッションはすべてATI Racing Productsの3速オートマチックが組み合わされる。またカーボンファイバー製のボンネットとウイリーを防ぐウイリーバーを標準装備する。トランクに取り付けられたウェイトボックスやパラシュートなどのオプションでクルマをカスタマイズすることも可能だ。
シボレーは2012年にCOPOカマロプロジェクトを再開し、これまでの製造台数は700台弱という。2022年に販売されるCOPOカマロは生産台数を制限せず、先着順に注文を受け付ける予定とのこと。発売された暁にはぜひその豪快な走りを見てみたいものだ。
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アメリカン極まる!!!