マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、チームがランド・ノリスのF1ドライバーズタイトル挑戦を優先させるかどうかについて、サマーブレイク中にも話し合いを行なうと明かした。
マクラーレンは今季途中からレッドブルを上回る勢いを見せ、サマーブレイク前最後のレースであるベルギーGPまでに2勝をマーク。ドライバーズランキング、コンストラクターズランキング共に、マックス・フェルスタッペンとレッドブルに接近中だ。
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ただハンガリーGP決勝でマクラーレンは、ピットストップタイミングの影響でポジションが入れ替わったノリスとオスカー・ピアストリにチームオーダーを発令。ピアストリが優勝を手にした。
マクラーレン勢のふたりのうち、ドライバーズランキングでフェルスタッペンに接近しているのはノリス。優勝をピアストリに譲り2位となったことで7ポイントを失い、リードを69ポイントに縮めるはずだったが、76ポイント差に留まっている。
ブラウンCEOは、シーズン後半戦に向けてノリスをNo.1ドライバーとして優先するかどうかについて、サマーブレイク中にチーム代表のアンドレア・ステラと話し合いを行なうという。
「最終的にはアンドレアが決めることだ」とブラウンCEOはSky Sportsに語った。
「シーズン前半戦を乗り切り、今週末どこでフィニッシュできるかを見たい」
「コンストラクターズタイトルは決して簡単なモノではないが、十分に手が届くところにあると思う」
「ドライバーズタイトルでの課題は、マックスが悪い日でも2位か3位ということで、巻き返しを図るのは難しい。コンストラクターズランキングでは近づいているから、手が届く可能性はある」
「というのも(レッドブルの)セルジオ・ペレスは現在苦戦を強いられているからだ。しかし彼はどこかで調子を取り戻すことができるはずだとも分かっている」
「それに関してはサマーブレイクの間に話し合うことになるだろう」
ブラウンはハンガリーGPには帯同していなかったが、ノリスがピアストリにポジションを返すと信じて疑わなかったという。
ブラウンCEOはこう語った。
「私はランドをよく知っているし、彼が道を譲ると信じて疑わなかった。彼らは自由にバトルができるから、我々は少し長い間そのままにしていたんだと思う」
「もし彼がすぐにポジションを譲っていたら、21周のレースが残っていただろうね。でも21周の間、爪を噛んでいたかもしれないから、彼らがバトルをしなくて良かったと思う自分もいるよ!」
「最終的には上手くいったと思う。互いに状況をクリアにする上で、いくつかの学びもあったし、我々の中でより良いコミュニケーションができたところもあった。でも最終的には全て上手くいった」
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