スズキ「アルトラパンLC」は、かわいらしく女性人気の高い同社の軽自動車「アルトラパン」をベースに、専用のガーニッシュやシックな2トーンルーフなどを採用することによって、懐かしさを感じさせるレトロな雰囲気とスタイリッシュさをプラスした軽自動車です。インテリアもエクステリア同様のこだわりが随所に感じられる、凝った仕上がりが魅力です。
ここでは、アルトラパンLCの内装について詳しくご紹介します。
話題のニューモデル開発者に“深く細かく”直撃インタビュー 思い切った“アナザー・ワールド”「スズキアルトラパンLC」編
室内長は2,020mmを確保
レトロな雰囲気と上質感のあるインテリアデザイン
後席には分割可倒式のシートを採用しているためシートアレンジが可能
アルトラパンLCの室内空間の特徴
アルトラパンLCは、2022年6月に実施されたベースモデルである「アルトラパン」の一部仕様変更時に新たに追加されたモデルで、車としての基本構造はアルトラパンと変わりありません。
小さくかわいらしい印象を受けるアルトラパンLCですが、2,460mmのロングホイールベースで室内長はゆとりある2,020mmを確保しているため、前後乗員間距離や肩まわりも広く見た目以上にゆったりとした室内空間を確保しています。
また、天井にはキルト模様があしらわれ、細かい部分にまでこだわってデザインされていることを感じさせてくれます。
アルトラパンLCの内装
ここからは、アルトラパンLCのインテリアデザインについて詳しく見ていきましょう。
1. レトロな雰囲気と上質さを両立させたシート表皮
2. こだわりのカラーリングのステアリングホイール
3. インパネはグレードによって異なる
レトロな雰囲気と上質さを両立させたシート表皮
出典:スズキ「アルトラパンLC」価格・グレード
アルトラパンLCのインテリアは、自分の部屋のようにくつろげることをコンセプトにしています。そのため素材使いにもこだわり、シートには落ち着いたブラウンを基調としたレザー調&ファブリックシート表皮を採用。ベースモデルのアルトラパンとは一線を画した上質さを演出します。
あしらわれたチェックパターンがレトロな雰囲気を演出。今のブームでもある「昭和レトロ」の気分を感じさせる個性的なシートです。
かわいい一辺倒ではなくシックさや上質さを持たせているので、女性はもちろん男性でも利用しやすいでしょう。上級グレードの「X」のみ、ドアトリムがダークブラウンになります。
こだわりのカラーリングのステアリングホイール
出典:スズキ「アルトラパンLC」安全装備
ステアリングホイールはアイボリー×ダークブラウンのコンビ仕立て。また、センターのエンブレムは、バックドアガーニッシュにあしらわれたLCエンブレムと色を合わせた深いレッドを採用し、アルトラパンLCならではの世界観を演出します。さらに本革巻きとすることで、質感と機能性を向上させているのもポイントです。
メーターは時計をモチーフとしたデザインで、アナログな表示が逆に新鮮さを感じさせます。
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
マルチインフォメーションディスプレイは、かわいらしいうさぎのキャラクターが誕生日や記念日などをお知らせしてくれます。なお、車名であるアルトラパンLCの「ラパン」とは、フランス語で「うさぎ」を意味します。そのためアルトラパンLCの車内にはマルチインフォメーションディスプレイのほかにもうさぎのモチーフが隠れている場所が数ヵ所あるので、探してみても面白いかもしれません。
インパネはグレードによって異なる
アルトラパンLCでは、カフェのカウンターをイメージしたインパネデザインを採用。インパネガーニッシュやインパネオーナメントはグレードによって異なります。
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
ベースグレードの「L」ではブラウンドット調のインパネオーナメントを採用した「シンプルインパネ」で、インパネガーニッシュはアイボリーファブリック調です。やわらかな色合いで、インテリアに違和感なくなじみます。
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
上級グレード「X」の「シックインパネ」では、ミディアムブラウンの木目調インパネオーナメントでシックさや上質感を演出。木目調とすることで気負わないナチュラルさも感じさせてくれます。インパネガーニッシュは渋いつや感が魅力のダークグレーパールで、「L」とは差をつけています。
このほか、「X」ではシフトノブボタンやインサイドドアハンドルにメッキがあしらわれ、室内に輝きを添えて華やかさも持たせています。
アルトラパンLCのポケッテリア
アルトラパンLCには、利便性にこだわった使い勝手の良いポケッテリアが用意されています。
インパネボックス(助手席)
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
助手席前に用意されたインパネボックスは薄型のティッシュボックスが収まるサイズです。引き出し式で、収納物が見えない状態で保管できるので、車内をすっきりと保つことができるでしょう。タオルやポケットサイズのウェットティッシュなどの保管場所としてもよさそうです。
フロントアームレストボックス
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
フロントアームレストは収納ボックスを兼ねています。運転席側から開ける仕様となっているので、ドライバーがよく使うものを収納すると便利なのではないでしょうか。
インパネドリンクホルダー
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
運転席、助手席ともにインパネにドリンクホルダーが備わっていますが、形状はそれぞれ異なります。助手席は引き出し式で、使用しないときは収納できるタイプです。なお、助手席前のインパネにはメガネやハンドクリームなどの小物を置くスペースもあります。
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
運転席のドリンクホルダーは、安定性のある掘り込み式。カップやペットボトルに加え500mlの紙パックのドリンクでも使用できます。
センターロアトレー&センターロアポケット
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
足元にも収納スペースが用意されています。センターロアトレーはスマートフォンの置き場所として最適でしょう。センターロアポケットはもう少し大きなスペースなのでポーチなどの収納に役立ちそうです。
インパネアンダートレー(運転席)
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
ステアリングホイールの奥にもドライバーのための収納スペースが確保されています。ドライバー用のポケッテリアはあまり用意されていない車種も少なくない中、こうした配慮があるのはうれしいポイントといえるのではないでしょうか。
ショッピングフック(インパネ)
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
助手席前にはハンドバッグや買い物した荷物などを掛けて保管できるフックがあります。耐荷重は2kgです。
USB電源ソケット
出典:スズキ「アルトラパンLC」室内空間
また、インパネにはType-AとType-Cそれぞれ1個ずつ、USB電源ソケットがあります。スマートフォンなどのモバイルの充電が可能です。
アルトラパンLCのシートアレンジ
アルトラパンLCでは、分割可倒式のリアシートを採用しているので、後席をすべて倒して荷室を最大限に拡大する以外にもさまざまなシートアレンジが可能です。後席の片側のみを倒して3人が乗車した状態で荷室を拡大したり、助手席側の後席と助手席を倒し、長さのある荷物に対応したりすることもできます。
また、フルフラットにもなるのでサービスエリアなどでの休憩時にはゆったりとくつろげるでしょう。
上質で個性あふれるインテリアデザインのアルトラパンLC
アルトラパンLCは、ほかの軽自動車にはない個性的なこだわりのインテリアデザインとなっています。本革など使用されている素材にも上質感があり、ポケッテリアも充実しているのでエクステリアにもインテリアにもこだわりたい、そんな方も満足できる1台といえるのではないでしょうか。
よくある質問
Q1:アルトラパンLCの室内空間の特徴は?
A:アルトラパンLCは2,460mmのロングホイールベースで室内長は2,020mmを確保しており、前後乗員間距離にゆとりを持たせています。
Q2:アルトラパンLCの内装はどのような感じ?
A:アルトラパンLCでは、落ち着いたブラウンのレザー調&ファブリックシート表皮を採用していることに加え、アイボリーとダークブラウンの組み合わせの専用色の本革ステアリングホイールなどを採用し、レトロさを感じさせながらもシックで上質な室内空間を作り上げています。
Q3:アルトラパンLCはシートアレンジ可能?
A:はい、アルトラパンLCでは全車で分割可倒式のリアシートを採用しているため、後席をすべて倒す以外にもさまざまなシートアレンジができます。なお、フルフラットにも対応しています。
※この記事は2022年10月時点の情報で制作しています
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