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燃費1位はトヨタ? ホンダ? 国産ステーションワゴン燃費TOP5

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燃費1位はトヨタ? ホンダ? 国産ステーションワゴン燃費TOP5

■80年代から90年代にブームを巻き起こしたステーションワゴン

 釣りやスキーといったアウトドアレジャーが盛んになり始めた1980年ごろから、普段はセダンと同じような感覚で利用できて、休日にはレジャーに必要なたくさんの荷物を載せて目的地まで行くこともできるステーションワゴンが、各メーカーから次々と登場しました。

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 現在ではSUVやミニバンに押され気味ではあるものの、自分のライフスタイルに合っているというドライバーも多く、今でも複数のメーカーがステーションワゴンをラインナップし続けています。

 燃費改善も進み、中にはハイブリッド仕様が販売されている車種もあることから、低燃費を重視するユーザーにもおすすめといえるボディタイプです。

 そこで2019年3月に国土交通省が発表した「自動車燃費一覧」のデータをもとに、国産ステーションワゴンのJC08モード燃費性能上位5台を紹介します。

●1位(タイ) ホンダ「シャトル ハイブリッド」 JC08モード燃費 34.4km/L

 2015年に登場したホンダ「シャトル」は、日常はコンパクトカーとして使いながら休日には趣味やレジャーを楽しむ層に人気の1台です。そのシャトルのハイブリッド仕様が燃費ランキング1位となりました。

 ハイブリッド仕様に搭載されているパワートレインは、1.5リッター直列4気筒で最高出力110馬力を発揮する「LEB型」エンジンを「H1型」モーターがアシストするハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」が採用されています。JC08モード燃費はグレードによって異なりますが、ベーシックな「HYBRID」のFFが34.4km/Lで、4WDは27.8km/Lです。

 車両本体価格は「HYBRID」のFFが208万80円で、4WDは227万4480円となっています。

 ちなみに、2019年5月10日にマイナーチェンジされる予定です。

●1位タイ トヨタ「カローラフィールダー ハイブリッド」 JC08モード燃費 34.4m/L

 トヨタ「カローラフィールダー」のハイブリッド仕様が1位タイにランクインしています。この車種は「カローラ」のツーリングワゴンが前身となるモデルで、2013年に初めてハイブリッド仕様が追加されました。

 ハイブリッド仕様には1.5リッター直列4気筒で最高出力74馬力を発揮する「1NZ-FXE型」エンジンと「1LM型」モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「THS II(Toyota Hybrid System II)」が搭載され、ホンダ「シャトル ハイブリッド」と同じ34.4km/Lの低燃費を実現しています。

 車両本体価格はベーシックな「HYBRID」が222万9120円で、トップグレードの「HYBRID G“W×B”」は253万6920円です。

●3位 トヨタ「プリウスα」 JC08モード燃費 26.2km/L

 2011年に登場したトヨタ「プリウスα」は、世界初の量産ハイブリッド専用車である「プリウス」シリーズに2011年から追加されているミニバンです。

 2列シートで5人乗りのステーションワゴンタイプの他に、7名乗車可能な3列シート仕様も用意されています。

 1.8リッター直列4気筒で最高出力99馬力を発揮する「2ZR-FXE型」エンジンに、「5JM型」モーターを組み合わせたハイブリッドシステムが搭載され、JC08モード燃費は26.2km/Lを実現しました。

 車両本体価格はベーシックな「S“Lセレクション”」の5人乗り仕様が256万5000円で、充実装備のトップグレード「G“ツーリングセレクション”」の5人乗り仕様は325万9440円です。

■マツダが誇るフラッグシップモデルもランクイン

●4位 ホンダ「ジェイド ハイブリッド」 JC08モード燃費 24.2m/L

 2015年に国内販売を開始したホンダ「ジェイド」は、低全高のフォルムと滑らかなサイドラインでスポーティなスタイリングを持ちながら、3列仕様の6人乗りもラインナップしているステーションワゴンです。

 国内よりも中国市場へ先に投入されたクルマでもあります。

 ハイブリッド仕様は1.5リッター直列4気筒で最高出力131馬力のエンジンに、シャトルと同じスペックの「H1型」モーターが組み合わされたハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を採用しています。

 燃費はJC08モード燃費で24.2km/Lと、走行性能と省燃費の両立が図られました。

 車両本体価格は2列シート仕様/5人乗りの「HYBRID RS・Honda SENSING」が289万8720円で、3列シート仕様/6人乗りの「HYBRID X・Honda SENSING」は308万8800円となっています。

●5位 マツダ「アテンザ ワゴン」 JC08モード燃費 16.6m/L

 2002年に「カペラ」の実質的な後継車として登場したマツダ「アテンザ」は、2012年のモデルチェンジで現行の3代目が登場しました。セダンとステーションワゴンの2本立てで、現在は同社の最上位のセダン/ステーションワゴンとなっています。

 そのアテンザのステーションワゴンはJC08モード燃費16.6m/L(2.0リッターガソリンエンジン搭載車)を達成しています。

 これは、減速エネルギーを電気エネルギーとして効率よく再利用する「i-ELOOP」や、約0.35秒でアイドリングストップ状態から再始動する「i-stop」などの低燃費技術により実現されたものです。

 ピストンと排気ポート形状の見直しや燃料噴射圧力を高め混合気を燃えやすくしてトルクアップと実用燃費の向上を図った「PE-VPR型」エンジンは最高出力は156馬力を発揮し、車両重量1530kgのボディを快適に走らせてくれます。

 車両本体価格は「20S」が282万9600円で、上級グレードの「20S PROACTIVE」は295万9200円です。

* * *

 ステーションワゴンでは、ハイブリッドシステム搭載車が燃費上位を占めています。

 道中で燃費が良いステーションワゴンを選ぶことで、レジャーをもっと楽しめるのではないでしょうか。

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