フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)は3月4日、「フィアット500」を13年ぶりにフルモデルチェンジし、電気自動車(EV)として発表した。新型はEV専用車とし、ガソリン車やマイルドハイブリッド車は現行モデルを併売する。FCAがEVを投入するのは今回が初めて。最大航続距離は320キロメートル(WLTPサイクル)で、5分で50キロメートル走行分の充電が可能な高速充電システムを採用した。2020年7月以降に欧州で発売し、日本への投入時期は未定。価格は「la Prima」というグレードのコンバーチブルモデルで3万7900ユーロ(約450万円)とした。
新型は、フィアット500として4代目にあたる。1957年に発売した2代目はイタリアでベストセラーとなり、日本でも「ルパン三世」の愛車として高い人気を誇る。このため現行モデルの3代目同様、新型も人気の高い2代目のデザインをモチーフとした。
EV専用車となった新型では、プラットフォームを一新した。ボディサイズは、全長3630ミリメートル、全幅1690ミリメートル、全高1530ミリメートル。現行モデルに比べて全長と全幅が60ミリメートル、全高が40ミリメートル、ホイールベースが20ミリメートル拡大した。
パワートレーンは、42kWhのリチウムイオン電池を搭載し、出力87kWのモーターを組み合わせた。最高速度は時速150キロメートル(自己制限)、加速は0~100キロメートル時で9.0秒とした。
充電関連では、85 kWの高速充電システムを搭載。高速充電器を用いて35分で80%の充電を可能とした。Bluetooth経由で簡単に管理できる家庭用充電システム「Easy Wallbox」も採用しており、7.4 kWの電力なら6時間で満充電できる。
走行モードは、「ノーマル」「レンジ」「シェルパ」の3種類用意した。ノーマルモードはエンジン車に近い走行感覚で、レンジモードではアクセルペダルのみで加減速が可能な“ワンペダルドライブ”を実現。エネルギー消費を最小限に抑えるシェルパモードは、最高時速を80キロメートルに制限してカーナビに設定した目的地や最寄りの充電ステーションに案内を行う。
アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストなど先進運転支援システムを充実させたほか、インフォテインメントシステムではFCAの車載テレマティクスシステム「U Connect」の第5世代を初めて採用した。10.25インチの高解像度タッチディスプレイを用いて、様々な機能や車両状態の管理を直感的な操作で可能とした。
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