現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ぬかるんだキャンプ場でも安心!乗ってわかった三菱「デリカ ミニ」の悪路走破性

ここから本文です

ぬかるんだキャンプ場でも安心!乗ってわかった三菱「デリカ ミニ」の悪路走破性

掲載 22
ぬかるんだキャンプ場でも安心!乗ってわかった三菱「デリカ ミニ」の悪路走破性

2023年1月より先行予約がはじまり注目が集まっていた三菱自動車の軽ハイトワゴン「デリカミニ」の発売日が決まった。

これを記念し、4月8日にアウトドアに特化した商業施設「モリパークアウトドアビレッジ」(東京・昭島)で「DELICA MINI OUTDOOR FES」が開催された。当選した人のみが入場できる限定エリアも用意されていたが、アウトドアショップで買い物をしようとふらり訪れた人も気軽にデリカミニを見学できるというユニークな試みだ。

ルックスもワイルドに!レクサスが先進装備を拡充させた新型「UX200/250h」を公開

デリカD:5用の特設コースでデリカミニ(4WD)のデモ走行

ラリー界のレジェンド、増岡浩さんは、「デリカのDNAを受け継いだ軽ハイトワゴンです。走破性と乗り心地を両立させていますし、内装にもこだわっていて自信を持ってオススメします。三菱のモットーは”どんな天候、どんな路面でも確実に家族を家に届ける”こと。パジェロ、デリカから脈々といろいろなクルマに受け継がれている、安心・安全で走る楽しみがあるクルマたちです。私が元気な間は、どんな路面でも走れるクルマを伝えていきたいと思っています」という。

上のように角度20度のキャンバーを走行して、タイヤが浮いて3輪になってもしっかり走る

背が高いけれど低重心で走行安全性は良好。カタログには記載されていないが、デリカミニの横転角度は42~43度(グレードによって異なる)そうだ。

また、高さが違う場所を進むモーグルでも、四つのタイヤが接地して安定して進む。

そして、大径タイヤとショックアブソーバーのチューニングにより安定性と快適性を高めたそうで、ストレスフリーでちょっと山奥に行ける。

さらに、アクセルをじわーっと踏むと電子制御が作動し、空転したタイヤにABSのブレーキをかけ、グリップしているタイヤの駆動力を確保して発進をサポートするグリップコントロールを標準装備。雪の坂道での発進やぬかるみで効果を発揮する機能だ。

「熟練の技は不要。スタックするとそれ以上掘らないようアクセルを戻しがちですが、電子制御を信じてください。

スタック時にアクセルを踏んで、その遠心力でタイヤに詰まった土や雪を飛ばしてタイヤ本来のグリップを回復させるというのが三菱の考え方です」(増岡さん)

国交省によると日本の道路の82.5%(一般国道は99.5%)は舗装されているそうで(2020年)、クルマに悪路での走破性は必要ないようにも思えるが、初めて運転する雪道はやはり緊張するし、牧草地のようなキャンプ場では一度雨が降るとぬかるんであちこちに深い轍ができるし、スタックするクルマだって少なくない。

デリカミニは、キャンプや釣り、カヌー、スキーなどライトにアウトドアを楽しんでいる人をいい具合にサポートしてくれそうだ。

カラバリ豊富! コールマンレッドも

ボディカラーは12色。

会場ではサンシャインオレンジメタリック×ブラックマイカ、アッシュグリーン×ブラックマイカが展示されるほか、コールマンとのコラボモデルも。

コールマンを象徴するコールマンレッドをまとったコールマンコラボカーがお披露目された。

ボディカラーのほかに、タイヤやルーフストレージパネルのバーにもアクセントとしてコールマンレッドを配置。

フェンダーまわりは、エナメルマグをイメージしたラメ入りブラック。ゴールドロゴに相当するカラーは見当たらないが、シルバーのラインがマグの縁取りのようでニヤリとしてしまう。

ルーフはロングセラーのクーラーボックス、スチールベルトをイメージ。ルーフラックのつや消しブラックと組み合わせることで、よりスチールベルトっぽさを演出している。

一足早く、オートサロンでお披露目されたグレージュのコールマンコラボカー。今年のコールマン一押し”グレージュ”シリーズと同色で落ち着いたデザインとなっている。こちらもルーフはスチールベルトと同色だ。

車中泊には工夫が必要

運転席も後部座席も頭上に余裕があり、圧迫感はない。

気になるのはラゲッジ。後部座席の後ろにはベルトコンテナを置いても余裕があり、奥行きは約40cmといったところ。さすがに4人乗車でキャンプ道具を積むにはルーフラックも併用しないと厳しい。室内だけに積載するなら3人乗車、できれば2人乗車に抑えたい。

室内長は220cm、幅は133.5cm。

助手席を大きく倒せば長尺物も入るし、大人が横になれる空間になるが、そのまま車中泊をするにはデコボコが大きい。自分でイレクターを組んでベッドを作るか、写真のベッドキット(参考出品)が発売されるのを待つか。それとも厚いエアマットとクッションを使ってひたすら段差を埋めるか。ここらへんの工夫がオーナーの腕の見せどころだ。

「なんでも丸ごと焼けばおいしくなる!バーベキュー講座」、コールマン昭島店副店長との「テントたてかた講座」で会場を盛り上げた、たけだバーベキューさんもデリカミニを見学。

「グループでのキャンプが多く、道具をたくさん積めるクルマでないと。その点、デリカミニは軽自動車とは思えないほど広く、ラゲッジは汚れても拭き取りやすくていいかも」(たけださん)

たけださんのお気に入りはピラー横の細長い窓。「視界がよくて、運転しやすそう。車内高や足もとの広さも快適だし、シートも滑りにくくていいかも」と語った。

デリカミニの発売日は2023年5月25日。

軽自動車の手軽さに積載性と走行性能を備え、2WD180万4000円~、4WD201万5200円~。

取材・文/大森弘恵

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フェルスタッペンが語る自身の将来。現行契約は満了へ「今に満足している。あまり深くは考えていないけどね!」
フェルスタッペンが語る自身の将来。現行契約は満了へ「今に満足している。あまり深くは考えていないけどね!」
motorsport.com 日本版
【F1第24戦無線レビュー(2)】チームに26年ぶりのタイトルをもたらしたノリス「来年は僕の年だ」とリベンジを宣言
【F1第24戦無線レビュー(2)】チームに26年ぶりのタイトルをもたらしたノリス「来年は僕の年だ」とリベンジを宣言
AUTOSPORT web
ルーキー最速のフラガが早くも見据える“実戦”「出しきれれば、レギュラー陣と遜色なく戦える」
ルーキー最速のフラガが早くも見据える“実戦”「出しきれれば、レギュラー陣と遜色なく戦える」
AUTOSPORT web
フィアット、人気MPVの『ドブロ』を刷新。新世代フェイスと新ロゴを採用し、導入記念限定車も
フィアット、人気MPVの『ドブロ』を刷新。新世代フェイスと新ロゴを採用し、導入記念限定車も
AUTOSPORT web
全長5.3m超え! ビッグな“新型高級ミニバン”「Vクラス」がスゴイ! 唯一無二の“輸入プレミアムモデル“はトヨタ「アルファード」と比べてどう?
全長5.3m超え! ビッグな“新型高級ミニバン”「Vクラス」がスゴイ! 唯一無二の“輸入プレミアムモデル“はトヨタ「アルファード」と比べてどう?
くるまのニュース
【F1第24戦無線レビュー(1)】ピアストリがフェルスタッペンとの接触で後退「あれが世界チャンピオンの走りだ」
【F1第24戦無線レビュー(1)】ピアストリがフェルスタッペンとの接触で後退「あれが世界チャンピオンの走りだ」
AUTOSPORT web
飛行機は大好きだけど、クルマの方がいい 英国記者の視点 3本立て
飛行機は大好きだけど、クルマの方がいい 英国記者の視点 3本立て
AUTOCAR JAPAN
ランボルギーニが悲願のチャンピオンに! SUPER GT最終戦は残り10周で決着…「VENTENY Lamborghini GT3」のリアタイヤ交換が勝利の鍵に
ランボルギーニが悲願のチャンピオンに! SUPER GT最終戦は残り10周で決着…「VENTENY Lamborghini GT3」のリアタイヤ交換が勝利の鍵に
Auto Messe Web
ヴァン・ギス・バーゲンとマクラフランが24時間レースで共闘。キーティングらを加えたドリームチーム結成
ヴァン・ギス・バーゲンとマクラフランが24時間レースで共闘。キーティングらを加えたドリームチーム結成
AUTOSPORT web
ランボルギーニのV8ハイブリッドスポーツカー、テメラリオが日本で公開。ボディはジムから戻ってきたアスリートをイメージ
ランボルギーニのV8ハイブリッドスポーツカー、テメラリオが日本で公開。ボディはジムから戻ってきたアスリートをイメージ
driver@web
約293万円! マツダ新「MX-30」発表! ロータリーエンジン採用&旧車デザイン×豪華内装モデルも追加! 斬新ドアもイイ「小さな高級車」が販売店でも話題に
約293万円! マツダ新「MX-30」発表! ロータリーエンジン採用&旧車デザイン×豪華内装モデルも追加! 斬新ドアもイイ「小さな高級車」が販売店でも話題に
くるまのニュース
コンパクトスポーツの“日本代表”「GRヤリス」「GRカローラ」はどう違う? 2台のホットハッチをスペックで比較してみた
コンパクトスポーツの“日本代表”「GRヤリス」「GRカローラ」はどう違う? 2台のホットハッチをスペックで比較してみた
VAGUE
「心躍るじゃねーか!」スズキの新型『DR-Z4S/SM』、発表から1か月もSNSでは期待つのるばかり
「心躍るじゃねーか!」スズキの新型『DR-Z4S/SM』、発表から1か月もSNSでは期待つのるばかり
レスポンス
デコトラも自家用車にすれば自由度はケタ違い! いま特殊車両登録にして楽しむオーナーが増えていた
デコトラも自家用車にすれば自由度はケタ違い! いま特殊車両登録にして楽しむオーナーが増えていた
WEB CARTOP
タカラトミー、新年祝う「百福トミカ」6種を発売へ…12月28日
タカラトミー、新年祝う「百福トミカ」6種を発売へ…12月28日
レスポンス
“ランエボ”を彷彿とさせるSUVは上質だった──新型三菱アウトランダーPHEV試乗記
“ランエボ”を彷彿とさせるSUVは上質だった──新型三菱アウトランダーPHEV試乗記
GQ JAPAN
【中国】ホンダ新型「イエGT」実車展示! “レッド内装”が超カッコイイ! 異形ハンドル&四輪初の“画期的”モニター採用! 最新型「“スポーティ”セダンコンセプト」登場
【中国】ホンダ新型「イエGT」実車展示! “レッド内装”が超カッコイイ! 異形ハンドル&四輪初の“画期的”モニター採用! 最新型「“スポーティ”セダンコンセプト」登場
くるまのニュース
ホンダ『ステップワゴン』、ユーザーが最も注目した中古車に輝く… 『カーセンサー』
ホンダ『ステップワゴン』、ユーザーが最も注目した中古車に輝く… 『カーセンサー』
レスポンス

みんなのコメント

22件
  • 車としては悪くないんだけどね…
    デリカってネームにしたもんだから賛否両論…

  • 2WD買って全然ぬかるみダメじゃん。とかいう奴いるから注意しなきゃな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

183.7227.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

142.5356.0万円

中古車を検索
デリカミニの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

183.7227.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

142.5356.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村