■気軽に乗れるサイズ感とイージーな操作性
レトロポップなファッションスクーターで、オシャレに街を駆け抜ける。どうせなら「EV」(電動)がイマドキだろう。そこでヤマハの『E-Vino(イービーノ)』に乗ってみました。丸みを帯びたスタイルがカワイイし、ヤマハといえば電動アシスト自転車「PAS(パス)」が25周年を迎え、バッテリー技術にも実績がある。自転車のようにペダルを漕ぐことはないが、スクーターになってもきっとそのノウハウとテクノロジーは活かされているはずです。
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実車を目の当たりにすると、かなりコンパクトな印象を受けます。50ccエンジンを積む先代の『ビーノ』がそのまま電動化され、登録も同じく原付1種。電動であることを示す“e”のマークを、車体の右側だけにあしらっているのも洒落ています。
小柄で扱いやすいサイズ感なのはビーノと変わらないものの、押し引きしたときにはイービーノの軽さに驚かされます。ガソリンエンジン搭載のビーノは、先代80kg、現行81kgの車両重量なのに、イービーノは68kgしかない。12から13kgも軽く、取り回しがラクに行えるのです。
シート高は715mmと低く、身長175cmの筆者が跨ると両足を出してもカカトまで地面にベッタリ届く。小柄で足もしっかり着くから、普段バイクに乗っていない人でも不安なくすぐに乗れそう。
お笑い芸人の出川哲朗さんが、出先で充電させてもらいながら旅をするバラエティ番組をテレビでよく見るますが、ゲストと共にイービーノで気軽に走っている姿が印象的です。誰でもすぐ操作でき、すぐに馴染めることは素晴らしいことです。
■ブースト機能が走りを楽しくしてくれる
キーシリンダーにメインキーを差し込み、イグニッションをON。メーターにあるボタンを押せば「RUN」のインジケーターが点灯し、走行スタンバイの状態に。アクセルを捻ればスムーズに発進し、あっという間に制限速度の30km/hに達します。
発進時に力強く、あとはジワジワとスピードが上がっていく感覚で、ここぞという加速時にはハンドル右のボタンを押すと最大30秒間作動するブースト機能があり、一時的にパワーアップしてくれるから面白い。上り坂などで重宝する裏ワザ的装置のはずですが、パワフルさが楽しくなってついつい乱用してしまう。すると、デジタル液晶メーターで目視できるバッテリー残量がみるみるうちに減ってしまうから要注意。電池残量が少なくなるとメーター内に「カメ」マークがあらわれ、モーターへの電流出力を制限し、バッテリーを温存してくれます。
モーターはトルクと回転数がほぼ反比例するから、スタート時に大きな力を発揮し、回転が上がるにつれトルクは低下、そもそも変速機は要りません。こうした出力特性を考えると、0から30km/hという狭いスピードレンジでは特にメリットを活かしやすく、原付クラスとは好相性と言っていいでしょう。 もし、80km/h以上の最高速度を求めるなら、ある回転数をピークにした山型の性能曲線を持つ内燃機関が有利であるから話しは変わってきますが、イービーノに乗って低い速度域でストップ&ゴーを繰り返していると不満は一切なく、これでいいと納得できます。
■コストや経済性より、スマートさで選べばいい
気になる航続距離ですが、これは走行条件やライダーの乗り方、体重によって大きく変わってきます。満充電で約29km走行可能としていますが、今回の試乗では20km弱でバッテリー残量は0%に。MODEボタンも備わり、「標準」か「パワー」かでモーター出力も異なり、当然ながら航続距離にも影響を及ぼします。
バッテリー残量はメーター内で、5から100%で表示され、確認しながら走行できるので、少し遠出したいときは省エネに心がけるなど、それもまた楽しみましょう。
試乗車のシート下トランクには予備バッテリー(税抜き価格:5万3400円)もキレイに収まっていて、これがあるからバッテリー切れを気にせず安心して走行できました。バッテリーの積み替えは、プラグを外せばワンタッチ。充電も家庭用100V電源でできるから場所を選びません。満充電は3時間ほどでできます。
税抜き価格は21万9000円で、ガソリンエンジンを積むビーノ(18万5000円)より3万4000円ほど高く、ガソリン代や電気代を含め、コストがトータルでどうなるかはわかりませんが、イービーノを選ぶ人は経済性うんぬんよりも先進性を好む人なのでしょう。スマートな乗り物が欲しい人には勧めたいモデルです。
基本はクルマの流れが速い幹線道路には出ず、路地を通ってお買い物など、近所へお遣いに行くという使い方でしょう。それはイービーノに限らず、原付一種全般に言えることです。車両の性能の問題ではなく、30km/h制限や二段階右折など、厄介な交通法規が多すぎるからです。
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