現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「ニスモ/STI/GR」の辛口SUVはサーキットでも楽しめる? かつて走り屋だった大人にオススメの国産SUVとは

ここから本文です

「ニスモ/STI/GR」の辛口SUVはサーキットでも楽しめる? かつて走り屋だった大人にオススメの国産SUVとは

掲載 16
「ニスモ/STI/GR」の辛口SUVはサーキットでも楽しめる? かつて走り屋だった大人にオススメの国産SUVとは

サーキットでも走りが楽しめる国産SUVがある!

 いま大ブレーク中のSUV&クロスオーバーSUVと言えば、悪路の走破性に優れたクロスオーバーモデルのこと。もしくは最近では、街なかからアウトドアでスタイリッシュに乗れる、最低地上高&視界の高いアウトドアテイストあるクルマだと思われている。

「ノアヴォク」「セレナ」「ステップワゴン」の中古ワークスコンプリートは買いか? 2列目快適度を徹底チェック!

スポーツカーさながらの装備が与えられた「日産ジュークニスモRS」

 しかし、SUVやクロスオーバーモデルでも、それこそサーキットで走りを楽しめるような強者が存在する。例えば、今では中古車でしか手に入らない希少モデルとして、2014年の日産ジュークのマイナーチェンジ時に追加設定されたジュークNISMO RSがある。

 もちろん、標準ジュークにNISMOのドレスを着せただけのモデルではない。さまざまな部分の補強でボディ剛性を高め、パワーユニットもジューク16GT FOUR用をベースに、オリジナルの190ps/24.5kg-mから214ps/25.5kg-mに増強かつ高回転化。さらにトランスミッションはCVTのままとはいえ、マニュアルモードを8速とし、パドルシフトを備えた仕様にアップグレードしているのである。

 さらにALL MODE4×4-iと呼ばれる4WDシステムも、出力アップに合わせて最適化。サスペンション、ブレーキの強化、パワーステアリングに至るまで、手が入った超本格派となる。シートにしても、レカロと共同開発したリクライニング機構付きのNISMO専用品が標準装備されているのだから、もうサーキットでもその実力をいかんなく発揮できるスポーツSUVそのものと言っていい。

 山道を含め、曲がりが得意なのは当然として、じつは硬めの乗り心地もさすがNISMOのチューニングで、なかなか良かったと記憶している。

 中古車としては、さすがに数は少ないものの(日本国内で40台ぐらい?)、走行距離の少ないクルマが多く、価格は180~200万円前後で流通している。尚、当時の新車価格は約320万円だった。

足まわりなどの質感をグッと高めた「スバル・フォレスターSTI Sport」

 できれば、サーキットでも楽しめるような国産SUVを新車で手に入れたい……というなら、今夏、発売されるスバル・フォレスターに追加される新グレード、STI Sportがある。

 STIチューニングのダンパーをはじめとする、スポーティな走りを1/100秒単位で磨き上げた意のままの操縦性と、質感の高い乗り心地を両立させた1台だ。

 具体的には前後SITオーナメント、スーパーブラックハイラスター塗装の18インチアルミホイール、STIチューニングが施された日立Astemo製SFRDフロントダンパー、STIチューニングリヤダンパー、STI Sport専用マルチインフォメーションディスプレイ付きメーター、ナッパレザーの本革シート、ブラックラスト塗装&ボルドー表皮巻センタートレイ加飾などの内容となる。

 なお、パワースペックは1.8L直噴ターボにAWD+リニアトロニックという組み合わせで177ps/30.6kg-mとなる。フォレスターSPORTグレードと同一となるものの、走りの質はSTIマジックで別次元のものになっているはずだ。

レース直系のノウハウを注ぎ込んだ「トヨタC-HR GR SPORT」

 日産にNISMO、スバルにSTIがあるなら、トヨタにもGRがある。例えばC-HR GR SPORTだ。エクステリアは走りの機能を追求したモータースポーツ直系のデザイン。インテリアもステアリング、パワースイッチ、シートなどにGRのロゴが刻まれ、専用スポーティシートが奢られる。

 しかもGR専用剛性アップパーツ、19インチタイヤ&アルミホイール、専用チューニングサスペンション、ホワイト塗装のブレーキキャリパー、アルミペダルを採用するほか、CVTに加えて6速MTモデルもあるのだから、スポーツ度は極めて高い。それで価格は2WD/4WD、CVT、6速MTを含め、300万円前後なのだから、手も届きやすいというわけだ。

最新の電動SUVも走りが楽しい!

 以上、国産SUVのなかでも特別なブランド力、存在感、走行性能を持つ、サーキットでも楽しめるような3台を紹介してきた。だが、じつはNISMO、STI、GRといったスペシャルモデルでなくてもサーキット走行も楽しめるような、スポーティカー顔負けのSUVがある。

 それが三菱アウトランダー、エクリプス クロスPHEVだ。前後2モーターによる“ランエボ譲り”のS-AWCの実力は、新型アウトランダーでは後輪にもブレーキAYCを作動させることで、高い旋回性能、サーキットでも振り回せるスポーツカー並みのコントロール性を実現しているのだ。

 ただしアウトランダーの場合、新車装着の20インチタイヤはなんとエコタイヤで、タイヤのグリップの点では役不足なのが惜しまれる……(もちろん一般道、悪路ではまったく問題なし)。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【ドイツ】トヨタ「”GR”プリウス!?」な「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」に反響多数! ド迫力「ワイドボディ」にリアウィング採用のスゴイモデルがあった! めちゃ速そうな「コンセプトカー」とは
【ドイツ】トヨタ「”GR”プリウス!?」な「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」に反響多数! ド迫力「ワイドボディ」にリアウィング採用のスゴイモデルがあった! めちゃ速そうな「コンセプトカー」とは
くるまのニュース
【MotoGP】バニャイヤ&マルケス、バチバチ火花散らすのはコースだけ? 王者同士は「バイク以外の話もするしリスペクトしてる」と幹部
【MotoGP】バニャイヤ&マルケス、バチバチ火花散らすのはコースだけ? 王者同士は「バイク以外の話もするしリスペクトしてる」と幹部
motorsport.com 日本版
めちゃ便利な「ACC」実は“使いこなせていない人”が多い!? 「本当に車間をキープしてくれる?」不安の声も!? 「運転支援システム」メリットは?
めちゃ便利な「ACC」実は“使いこなせていない人”が多い!? 「本当に車間をキープしてくれる?」不安の声も!? 「運転支援システム」メリットは?
くるまのニュース
車検無しで楽しめる250ccモデルに日本限定20台の特別仕様車!! MUTT Motorcycles「BENNY’S.LTD.×JAPAN MUSHMAN 250」発売
車検無しで楽しめる250ccモデルに日本限定20台の特別仕様車!! MUTT Motorcycles「BENNY’S.LTD.×JAPAN MUSHMAN 250」発売
バイクのニュース
トヨタのエバンスと勝田貴元が1-2キープで最終日へ。タイヤに苦戦の王者らも復調/WRCスウェーデン
トヨタのエバンスと勝田貴元が1-2キープで最終日へ。タイヤに苦戦の王者らも復調/WRCスウェーデン
AUTOSPORT web
【素晴らしき哉、イタリアン!】街のコミューター「フィアット・トポリーノ」は、イタリアでは14歳から乗れるんだって!?
【素晴らしき哉、イタリアン!】街のコミューター「フィアット・トポリーノ」は、イタリアでは14歳から乗れるんだって!?
カー・アンド・ドライバー
スバルが新開発した「ストロングハイブリッド」燃費は良いけどAWD性能はどうなの?「クロストレック S:HEV」雪上走行で見せた“スゴい実力”とは?
スバルが新開発した「ストロングハイブリッド」燃費は良いけどAWD性能はどうなの?「クロストレック S:HEV」雪上走行で見せた“スゴい実力”とは?
くるまのニュース
【台湾】トヨタ斬新「シエンタ クロスオーバー」に反響集まる! 「ブラウン内装がお洒落」「アウトドアにぴったり」「通常モデルより高級感ある」の声も! 黒顔の“タフ仕様”が凄かった!
【台湾】トヨタ斬新「シエンタ クロスオーバー」に反響集まる! 「ブラウン内装がお洒落」「アウトドアにぴったり」「通常モデルより高級感ある」の声も! 黒顔の“タフ仕様”が凄かった!
くるまのニュース
ヤマハ「YZF-R15」【1分で読める 国内メーカーの2025年現行バイク紹介】
ヤマハ「YZF-R15」【1分で読める 国内メーカーの2025年現行バイク紹介】
webオートバイ
佐渡島と新潟の「この場所」に、なぜ橋を作らないのか?
佐渡島と新潟の「この場所」に、なぜ橋を作らないのか?
Merkmal
ただ者じゃない!! アルトワークス超えの走り[ミライースターボ]が最高だった
ただ者じゃない!! アルトワークス超えの走り[ミライースターボ]が最高だった
ベストカーWeb
ついに高速燃費が向上して価格も安く!! 日産が[第3世代e-POWER]を1年前倒しで投入か!?
ついに高速燃費が向上して価格も安く!! 日産が[第3世代e-POWER]を1年前倒しで投入か!?
ベストカーWeb
日産 [アリア]って実は完成度高すぎる[クルマ]じゃない?
日産 [アリア]って実は完成度高すぎる[クルマ]じゃない?
ベストカーWeb
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
ベストカーWeb
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
AUTOSPORT web
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
AUTOCAR JAPAN
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
AUTOSPORT web
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
ベストカーWeb

みんなのコメント

16件
  • アウトランダーの場合、新車装着の20インチタイヤはなんとエコタイヤで、タイヤのグリップの点では役不足なのが惜しまれる
    ↑役不足の使い方が逆なのと、普通サーキットで走るならタイヤとブレーキはしっかりした物にするでしょう。そんなことも想定せず書いてるのかな。。。
  • そこまでしてサーキット走らなきゃならない理由がわからん。

    特にC-HR GRなんて高速で、常時限界煽り運転やってるんだから、別にサーキット行かなくてもええんとちゃう?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村