今やカーナビと言えばオーディオソースやビジュアルソースを楽しめるAV一体型がほとんどだが、今から20年前にはとても希少な存在だった。今回はAV一体型ナビの先駆けといえるモデルを紹介しよう。REPORT●浜先秀彰
カーナビの理想形こそAV一体型
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イクリプスのAV一体型ナビは、オーディオ、ビジュアル、ナビの頭文字を取って名付けた「AVN」というシリーズ名を持つが、そんなAVNの初代機となるのが1997年にデビューした「E7707AVN」と「E5507AVN」だ。
21年前の1997年当時のカーナビといえば1DINサイズの本体に5.8~7インチ程度のオンダッシュ型モニターを組み合わせるのが当たり前だった。だが富士通テン(現デンソーテン)はエアバッグの展開を妨げない安全性の高さや、メディアを一体化することによる快適な操作性を持つ「AV一体型」はカーナビの理想形と考え、社内でも一部に反対意見があったものの初代AVNを世に送り出した。
イクリプスの技術力をアピールして知名度もアップ
カーオーディオの規格サイズである「2DIN」の限られたスペースに必要な機能をすべて詰め込むのは当時の技術では並大抵のことではなかったが、5.8インチモニター、CDナビ、FM/AMチューナー、CDプレーヤー、MDプレーヤー(E7707AVN)やカセットデッキ(E5507AVN)の搭載を実現。商業的に成功はしなかったが、独自のオールインワンコンセプトをアピールすることができ、イクリプスブランドの知名度も引き上げた。
この後、AVNシリーズは短期間のうちにモニターサイズの拡大(5.8インチ→6.5インチ)やナビメディアの変更(CD-ROM→DVD)を行うなどの進化を遂げていき、3年後の2000年には業界初の3デッキ(ナビ用DVD、CD、MD)モデルとなるAVN5510Dで大ヒットを記録した。
やがて時代が追い付き、AV一体型ナビがスタンダードとなるわけだ。
20年以上にわたってAV一体型の開発を一途に続けてきたイクリプスAVNの開発陣。今後も独自のアイデアと地道な努力で素晴らしいモデルを生み続けてほしいものだ。
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