ボルボ のみんなの質問

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【ハンドル操作の重たい車について】

車についての知識は殆どないのですが、
昔からカッコいい車(主観)が大好きで、
大人になってから色々な車を試乗したりレンタカーを借りたりしてきました。

先日、知人が買ったというボルボ240エステートを運転させてもらいました。
私が運転免許を取ってからまだ10年とちょっとしか経っておりませんが
今まで運転してきた車とは全く違った感触で、
上手く言語化出来ないのですが
ドアを閉めた時の密閉感?真空感?車体に守られている感?に驚き、
また、今の車だと考えられないほど重たいハンドル操作がとても心地良く、
自分が車を操縦している感覚に心底感動しました。

知人にその事実を伝えたところ、
『それならGOLF2も楽しく運転できると思うよ』とアドバイスしていただきました。

そこで質問です。
1)あのドアを閉めた時の密閉感はボルボ特有のものですか?
2)最近の車(今ディーラーで売っている車)でハンドル操作が重たい車種はありますか?
3)外車よりも国産車が好きなのですが、SUV以外で私が好きそうな国産車はありますか?
(国産車で当てはまるものが無ければ外車でもOKです)

不躾なお願いでたいへん恐縮ではありますが、
もし何かアドバイス等ありましたらお答えいただきたいです。
宜しくお願いしますm(_ _)m

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ベストアンサーに選ばれた回答

>ドアを閉めた時の密閉感?真空感?

2つの理由があります。

※1974年に登場した240は、世界で初めて『クラッシャブル・ストラクチュア』と呼ばれる車体構造(Crushable Structures。直訳すると『破壊構造』ですが、日本では『衝突安全ボディ』と呼ばれています)を持ち、衝突安全性が考慮された車体を持つ、人類最初の市販車となりました。
ボルボは研究の成果として、前突(前面衝突)の為にAピラーの剛性、側突(側面衝突)の為にBピラーの剛性を引き上げる必要があることを明らかにし、240ではそれらがモーレツに補強されています。
つまり、ドア前方のヒンジ部(Aピラー付け根)と後方のストライカ部(Bピラーのロック部)の剛性が高いということで、それがドア閉鎖時の正確な手応え感や重厚な閉まり音となり、乗員に安心感や囲まれ感を感じさせます。

※しかし。
現在では240の衝突安全性は、軽自動車でも軽く凌駕しています。それでも240は、ドアの閉鎖に独特の重圧感を持ちます。
そこで2つ目の理由。
乗用車では、’50年代フォードが発明した『エアフロー設計』という車内換気設計法を、他メーカーでも順次採用していくことになりました。
この設計は、窓を閉め切っていても、ベンチレータを『フレッシュ』(外気導入)にしておけば、ブロア(ファン)を回していなくても走行中のボディ表面に発生する高圧部分と低圧部分の圧力差を利用して、車内の空気を入れ替えるというものです。(この設計により、昔のクルマにあった『三角窓』が廃止出来た、とされています。)
しかしこれ、寒冷地ではベンチレータを『サイクル』(車内循環)にしていても、車内の空気の『排出口』から冷気を車内に引き込んでしまいます。
そこで北欧車やドイツ車は、『排出口』を大きくすることが出来ませんが、そうなるとドア閉鎖時の車内の気圧の変動が大きくなります。

※ドアを閉める時、車内の気圧が一瞬上がります。
この圧力上昇分は、上述した『排出口』から車外に逃がしていますが、『排出口』の流量が小さいと、乗員は気圧上昇による一瞬の圧迫感を感じます。
これが『ドアを閉めた時の密閉感?真空感?』の『もう一つの正体』です。
この『ドア閉鎖時の圧力上昇』は、ドアを閉まり難くもさせるため(ドアを閉めた瞬間、内圧に押されて半ドアになり易い)、現代のクルマでは『排出口』には簡単なバルブを設け、ドア閉鎖時の圧力上昇のみ逃がす様に巧妙に設計されています。
故に『ドアを閉めた時の密閉感?真空感?』は、現代の最新のボルボよりも、エアフロー設計が稚拙だった240の方がより強く感じるかもしれません。

>今の車だと考えられないほど重たいハンドル操作がとても心地良く

これは微妙な話で。

※240は非常に基本設計が古く、パワステは標準装備ではなく『上級グレードの装備』でした。
故に試乗したエステートは、パワステが無かったかもしれません。

※或いは。
欧州車は’90年代も後半に入るまで、パワステの設定がかなり『重め』でした。
日本車やアメ車は、パワステのアシスト量を『ハンドル周上の操舵力が12㎏以下』になる様にセッティングしていますが、欧州車、特にドイツ車は、15~17㎏程度のクルマが見られました。これ、日本車のパワステから見ると『パワステが壊れてる』と思うぐらいの重さです。
試乗したエステートは、この時代のパワステだった可能性が高いです。

・・・いずれにしろ。
パワステが標準装備されていないクルマは、現在では殆どありません。
またパワステのセッティングは、米国市場の要求に合わせ、現在では欧州車でも『日本車に近い』軽さです。
240と同等のハンドルの重さのクルマは、現代では無いと思われます。

>SUV以外で私が好きそうな国産車はありますか?

・・・これは好みの問題なので、何とも言えませんが・・・上述した『ドア閉まり感』と『ハンドルの重さ』に限って言うと、240と同等のものは無いでしょう。
他の部分に好みを見出すしかありませんね。

で、最後ですが。

>『それならGOLF2も楽しく運転できると思うよ』とアドバイス

・・・ドイツ車でも、ゴルフ2ぐらい古ければボルボ的な部分はありますが・・・言うほど240には似てませんよ。

※FFのゴルフとFRの240ではフロント・サスペンションのジオメトリ設計が全く違い、ハンドル手応え感も全く違います。(VWとボルボに限らず、FFとFRのジオメトリ設計は全く違います。だから『ハンドル手応え感』を高級車の判断材料の一つとしているヒト達は、FFや4WDでなくFRに拘っているわけです。別にドリフトしたいからFR、ばかりではありません。)
単純に『重い』ということなら、ゴルフ2でも同時代のオペルでも重いですが・・・FRの240のハンドル手応え感は、単に『重い』だけではありませんよ。

※同時代のVW、に限らずBMWやオペルもそうでしたが、ドアの『閉まりの悪さ』があり、『空気が抜けてねぇなぁ』と感じました。
『閉まりが悪い』ということに関してだけ言うと、240と同様に見えますが・・・しかしまぁゴルフ2は、240よりも10年近く新しい設計ですからね。240に似ているか?というと、どうでしょう?
240に好印象を持ったとしても、『それならGOLF2も楽しく運転できると思うよ』というのは、ワタシには全く予想外のアドバイスです。

質問者からのお礼コメント

2024.12.11 19:00

丁寧なコメントありがとうございます!
じっくり読ませていただき、ベストアンサーに選ばせていただきました。
ありがとうございましたm(_ _)m

その他の回答 (1件)

  • 1.メルセデスベンツやBMWに金庫みたいなドアの雰囲気あります。
    2.ドイツ車は強めのキャスター角付けている関係で操舵が重めです。

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