トヨタ カローラツーリング のみんなの質問

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アラミドやカーボンのシャシとかホイールは結局量産車には採用されることは無いですか。〇〇化成が以前にテレビCMで盛んに宣伝してましたが。

あのようにクラウンやスカイライン・カローラ等のシャシがアラミドやカーボンで大量生産されることは結局ないのですか。
ホイールなどは製造も簡単なように思えますけどこっちも純正鉄板ホイールの代用に量産されることは無いですか。

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回答一覧 (2件)

  • いわゆるFRP(繊維強化樹脂。カーボンもガラスもアラミドも全てこれの仲間)が量産車に使われない理由は、主に2つ。

    ※製造時間が短縮できない
    FRPで部品を作るには、①樹脂を浸透させた繊維シート(プリプレグといいます)を『型』に敷く ②バキュームバッグというラップの様なシートを型に被せ、中を脱気する ③オートクレイブ炉で加圧しながら加熱硬化する・・・というプロセスが必要で、これに時間がかかります。
    例えばGT-Rのカーボン製のボンネットやルーフは、東レがメ一杯頑張って1枚当たり2分まで短縮したとされていますが、これが鋼板やアルミ板なら、高圧プレス機を使い『秒』で成型出来ます。
    クルマのコストを下げるのは、主に『量産効果』です。これは、同じものを大量に作ると、1コ当たりのコストはすぐに1/10~1/30になるという現象のことです。
    大量生産車は、この効果を最大限利用して生産コストを下げるために、例えば1日8時間当たり出来るだけ大量に作る必要がありますが、それには部品の1コ当たりの製造時間も、可能な限り短縮しなければなりません。
    カローラの様な『量産効果の代表例』みたいなモデルでは、製造に時間がかかるFRPを使う余地はありません。

    ※『死に際』がヤバい
    金属製(特に鋼製)の部品では、設計で想定していない様な大入力があると、まず最初に変形しますが、FRPではそうは行かず、ギリギリまで耐えてそのあとバラバラに粉砕します。
    量産車では、部品が破壊する寸前の状況を『死に際』と言って重視しますが、この死に際が『予測不能過ぎる』ために、FRPを車体骨格やホイールなど入力が大きい部品には使えないでいます。
    要するに量産車にFRP部品を使うのは、『怖過ぎる』ということです。(レーシングマシンではサスのアームにまでカーボンが使われていますが、あれらは使用時間が決まっていて『定期交換部品』になっています。こんなことは、12ヶ月点検すらバカにして受けていないユーザーが多い量産車では、とても出来ません。ちなみに言うと、バイクでは既にカーボンホイールが市販されていますが、耐用年数がキッチリ決められています。)

  • 結局、耐久性が問題だと思います。
    いくら耐久性・寿命を延ばしても金属には及びません。

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