電気自動車会社『テスラ』の赤字経営と今後の電気自動車普及の課題について質問です。

Question

『テスラ』とは、アメリカ合衆国のシリコンバレーを拠点に、バッテリー式電気自動車と電気自動車関連商品、ソーラーパネル等を開発・製造・販売している自動車会社なのですが、この会社についての記事がありました。
ある記事なのですが、『テスラ』は、電気自動車の生産軌道にうまくできておらず、特に大きなボトルネックとして、電池パックと車体の組み立て工程である。
まず電池生産は、本来は、ロボットを活用した完全自動化ラインで組立てを行う予定だったが、しかし、この4つの工程のうち、2つの立ち上げを委託していた業者が機能せず、結局テスラ自らが行うことになってしまい、当面は手作業での組み立てを余儀なくされた。
さらに車体組み立ての行程においても、同じく部品の自動組み立てのスピードが上がらない状況だと書かれていたのですが、ここで質問です。
『テスラ』は電池パックの生産ができず、しかも部品の自動組み立てができない状況に陥り、赤字経営になっているのですが、これは電気自動車を生産し、普及させるのに、どの会社及び国も、大きな課題として直面することになるのでしょうか?

●『テスラが明かした「モデル3」生産地獄の実態 （東洋経済オンライン） - Yahoo!ニュース』↓
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180210-00208352-toyo-bus_...

Answer 1

テスラの電池パックは、単３形（よりやや大きい）みたいな規格化された充電池を、ロボットがひとつずつ電池パックに並べていきます。規格化された充電池を大量に作ってロボットで超高速に並べる、ことが、テスラのコストダウン戦略でした。

その点、普通のEVは、それぞれの車種に合わせて設計する専用の充電池を、組み立てて電池パックにしたものを作っています。電池パックは下請け部品メーカーに作らせればよいので、自動車メーカーは車内に組み込むだけでよいのです。

テスラの狙いが当たればコスト競争力で勝負できたでしょうが、テスラゆえの苦しみということではないでしょうか。