電気自動車、テスラがアメリカでバカ売れ中らしいですが？日本では、電気自動車普及しないですか？

Answer 1

そうでもないようです。

●財務状況
ずっと赤字でした。2010年，トヨタが資金援助してくれ，何とか存続しています。この資金提供がなければ，つぶれていました。テスラ社から技術導入するのが，トヨタの目的ではありません。米国政府が新技術分野として力をいれている電気駆動自動車なので，政府の代わりに資金提供し，米国でのトヨタの活動をやりやすくしただけです。なぜなら政府が特定の企業に資金援助することはできないからです。またトヨタは2009年からの大規模なリコール問題で有利な立場を得る必要があったからです。

13年の第1四半期でやっと黒字になりました。しかし売れて欲しかった「タイプS」の廉価版は結局失敗し，高価格版のみ販売しています。つまり普及に向けて台数が伸びる状況ではなく，EVの希少価値が認められた状況です。このため希少価値がなくなると，また存続が怪しくなります。

●日本での電気自動車は？
下記2つの問題があり，かなり怪しい状況です。

・一次エネルギ … 再生可能エネルギが低価格で使えれば良いのですが，補助金で何とかやっている太陽電池をはじめとして，すべての再生可能エネルギはコスト的に成立していませ。もともと電気自動車は，温暖化防止対策のため，原発増強とセットで考えられていました。しかし「3.11」以降，原発がほぼ停止し，電力を使う移動体は，社会的に認知されにくくなっています。また電池の生産エネルギや低燃費エンジン車の普及により，電気自動車でCO2低減というシナリオそのものが怪しくなっています。

・航続距離 … 自動車は耐久消費財です。つまり価格が高いので，簡単に買い換えができません。このためクルマを買うときは，将来のいろいろな可能性を考えて購入します。現在の電気自動車はエアコンを使うと，100～150kmしか走れません。軽自動車のEVで，暖房＋高速走行なら，50kmです。このような状況では，2台目の街乗り用としてはありますが，1台目としての選択肢は考えにくい状況です。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

Answer 2

ニューズウィーク日本版の電気自動車テスラがアメリカでバカ売れ中
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2013/05/post-2939.php
という記事を読まれたのだと思いますが、
内容を読んでみても、売れているとは読めますが バカ売れとは読めません。
米国版では Tesla Finally Makes Money（テスラは最後に利益を出す）です。
内容的にも、03年の創業以来初の黒字を出したので、日本版の見出しの「とばし」が目に付きます。

他紙を比較しても
ナショナルジオグラフィック日本版だと「EV市場の救世主？ テスラが好調」
原板Tesla Motors' Success Gives Electric Car Market a Charge（テスラモーターズの成功は電気自動車市場の充電を与える）
等です。


テスラSの2013年第１四半期の販売台数は４９００台（4750？）、これがバカ売れかどうか。
テスラの発表では、2011年の第二四半期で5000台以上のバックオーダーを抱えていると記載があります。
http://www.daiwatv.jp/kouen/seminer/111113/download/01685-001.pdf
厳しい経営状態で、バックオーダーを抱えていた一部が2013年第一四半期順調に生産販売できて、創業初の黒字になったということではないでしょうか。今後もカリフォルニアのZEV政策の影響で、EVは販売台数を増やしていくと思われますし、一息ついた状態ではないか。

さて日本ですが、CEV等導入補助金により、購入費用の一般車との差額を縮小させて売り上げは伸びています。
EV販売台数を2013年第一四半期で比べると、米国9191台（新車販売の０，２５％）日本5286台（同０．２７％）
日本より米国の方が電気自動車が売れているかどうかは、台数の上では売れていますが、割合では変わらないです。

Answer 3

月極駐車場で充電出来るなら考えるが・・・

家建てないとね・・・