スバル インプレッサスポーツワゴン 「鈍行快速な車」のユーザーレビュー

鈍行快速な車

2017.5.6

総評

カロゴンの代替車として購入しました。
５MTでセンターデフ式の4WDのワゴンタイプという条件で探した結果の車です。
カロゴンよりも荷物が載りません。ですが剛性が高くシャキッと走ります。独特な水平対向エンジンはメリットをあまり感じられませんが、縦置きエンジンがもつジャイロ効果を享受できます。
良くも悪くもトヨタが入る前のスバル車だなと思います。

満足している点

・ショートストロークのEJ15は高回転まできれいに回ります。
・ハッチバックながら車体剛性が高く、足回りも固めなため、舗装路のワインディングで遠出するには楽です。
・5MTにセンターデフとビスカスを組み合わせた4WDは操縦性、安定性、走破性のバランスが取れており、凍結路でも安心して走ることが出来ます。
・クラッチがワイヤータイプのため、ダイレクトな操作感があります。

不満な点

・1500ccで自重1250kgは重いです。ショートストロークのエンジンとハイギヤード5MTでは林道の坂道で粘りません。
・インマニが長いためかレスポンスも2000回転以下では緩慢。
・足も固めなため、ダートではショックの吸収がイマイチです。
・フルタイム４WD故に燃費もカタログ値以上に伸びません(15km/L程度)。

デザイン

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走行性能

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エンジンについて。
搭載されるは1500ccの水冷4サイクル4気筒の水平対向エンジンEJ15。ワイヤースロットルでデスビレスのSOHC4バルブです。ショートストロークで2000rpmまでの回転上昇が遅いです。交差点右折時や坂道発進時に回転数を上げておかないと泡を食います。逆に2000rpmを超えると水平対向らしい排気干渉の音とともに出力が増していくのでやる気が出ます。といっても100PSなので相対的な加速感はありません。

駆動系について。
縦置きエンジンの４WDのため、駆動系のレスポンスが良いようです。ハッチバックながら同時期のトヨタカリーナよりも剛性がある気がします。林道などの悪路走破性は粘らないエンジンのためあまり高くありませんが、悪天候時の安定性は高いです。

総じてシャシーがエンジンに勝っているため、だいたいのカーブで安心して曲がることができます。ただし、いったん車速が落ちると回復するのが大変です。

乗り心地

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4輪独立のストラット式ですが、トヨタ的なふわふわ感はありません。コンッという入力は入りますが、ドンッといった衝撃はいなします。高負荷時にコントロールしやすい設定のようです。

椅子の表皮は素材がいまいちで蒸れやすいものの、耐久性は高いようです。後部座席の乗り心地はライトバンに毛が生えた程度。ホールド性が良くありません。

総じて乗り心地は良好。ですがシート表皮の問題から長距離の疲労が少ないとは言いにくいです。

積載性

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3人+1泊分の荷物までが平和な積載量です。それ以上積もうとするとカリオストロに向かうチンクチェント状態になります。

リアシートを倒せば27インチのママチャリや700cのクロスバイクがそのまま乗ります。ですが、スーパーカブは無理そうです。

カロゴン程の積載性はありませんが、同クラスのセダンよりは物が入ります。

燃費

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片道5㎞の通勤で10㎞/L。山間部県道走行で14㎞/L。頑張って60㎞/hで平地走行してカタログ値と同じ16㎞/Lです。
50Lタンクのため、計算上無給油で700㎞程度は走るようです。実用上500㎞くらいで給油しますので、問題ありません。

総じて、フルタイム４WDの５MTという条件を考えると悪くないほうだと思います。どのみち４WDのMTの乗用車は衰退しました。

価格

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故障経験

中古購入時、水漏れのためWポンプとついでにタイベル交換。右側が海に面していたのか錆がひどく、右Fブレーキキャリパー固着、ASSY交換。右後ろWベアリング交換。