ローバー 75サルーン 「イギリス車の雰囲気を最も味わえる 一人のデザイナーによって思う存分デザインされただけあって、隅々まで芸術的なまでの形状を実現しています。日本車やドイツ」のユーザーレビュー

イギリス車の雰囲気を最も味わえる 一人のデザイナーによって思う存分デザインされただけあって、隅々まで芸術的なまでの形状を実現しています。日本車やドイツ

2007.1.5

総評

イギリス車の雰囲気を最も味わえる
一人のデザイナーによって思う存分デザインされただけあって、隅々まで芸術的なまでの形状を実現しています。日本車やドイツ車では味わえない、大量生産の限界を超えた優美な姿です。エクステリアもインテリアも統一されて、ジャガータイプSよりもデザイン的には優れています。内装は上質なレザーとウッドパネルを多用したもので、英国車ならではの落ち着きです。同じ値段で買えるベンツのCクラスやBMWの３シリーズでは、あまりにチープなプラスティックととってつけたようなウッドパネルでがっかりしますが、７５は意味なく豪華なのではなく、伝統を踏まえた美しさです。カラーリングも最高レベルです。日本車には到底望めない絶妙な奥行きのあるカラーです。動力性能は並ですが、がっしりした剛性の高いボディとしっかりしたサスペンションのおかげで、いい走りをしてくれます。あとは・・・メインテナンスだけなんです。これだけレベルの高い車が、、、何でリセールが安いんでしょうか。BMWよ、生産にあれだけ資本投下したんだから、メインテナンスもしてください。

満足している点

インテリア、エクステリアを通じて統一的なデザインがされており、英国の雰囲気がこれ以上ないくらい味わえること。質感はきわめて高い。曲線を用いた、楕円をモチーフとした芸術的なデザインです。高級ホテルに駐車して、他の欧州の高級車に全く引けを取らない。これはローバーブランドですが、以前のローバーとは全く別なレベルのものです。
中身はドイツ車並みの信頼感。イギリス車の優美なデザインとBMWのシャーシや足回りと生産技術、日本のジャトコのミッション、電装といういいとこどりで、奇跡のようなクルマです。こんな採算を無視したクルマをBMWに作らせたローバーの経営陣は、経営者としては駄目ですが、おかげさまでジャガーやロールスに乗れない人間にも英国車の真髄を味わう僥倖を得ました。

不満な点

排気量の割りに燃費は悪い。故障はほとんどないが、メインテナンスの不安は大きい。BMWと部品はかなり共通のはずだが。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験