意外と悩ましい
207スタイルにがっかりしていたところに、現所有車の点検で訪れたディーラーにあった207SWに試乗してみました。
5HBより12cm長
2009.2.19
- 総評
- 意外と悩ましい
207スタイルにがっかりしていたところに、現所有車の点検で訪れたディーラーにあった207SWに試乗してみました。
5HBより12cm長いことが問題なく、スタイリングが気に入れば、207買うならSWです。
ただ私はロボタイズドMT付きならという条件が付きますが、意外と4ATの具合が良かったので心が揺れているのも事実です。
- 満足している点
- 動力性能
BMW設計の1.6Lエンジンはトルクが豊かで振動も少なく、回転も滑らかでした。
オートマチック
悪評高いプジョーのトルコンATに期待していませんでしたが、低速域の変速ショックは皆無、シフトアップは日本車よりは遅いですが、BMWエンジンのトルクを無理なく引き出して積極的に日常の運転を楽しむ(飛ばすではない)には逆に適切と思われました。個人的にはさらに引っ張るSモードでもOKです。
こういう場合に4速という段数の少なさがシフトの機会を減らしギクシャクを軽減するという効果を生んでいるかも知れませんが、高速走行時のためにはもう一段欲しくはなります。
またMTモードを試しましたが、トルコンATのMTモードにありがちな反応の遅さ、少しでも無理な変速は受け付けないなどの癖が無く、この出来なら積極的にシフトしても楽しめそうです。
ディーラーの方によると、ロボタイズドMTは「何でATなのに変速する必要があるの?」「坂道で下がるのはだめ」と奥様の反対で即却下されるそうです。
日本ではロボタイズドMTの普及は無理かもしれません。
操縦性
1007の時に感じた電動パワーステアリングの違和感(操舵後にステアリングを保持していると、脈を打つように反力が伝わってくる)は無く、路面の状況が適度に伝わり、安心して運転できます。
乗り心地
スタイル同様にしっかり感としなやかさが両立していますが、SWは積載時のことを考えてチューニングしてあり、やや硬く感じましたが許容範囲です。
使い勝手
5HBと比べると、広大と言えるラゲッジスペース。
後部ハッチが開けられない、もしくは開けるほどでもない際に後部ガラスのみ開けられるグラスハッチ。
居住性
5HBのリヤシートで感じた頭部周辺の窮屈さが解消され、レッグスペースも拡大。
快適装備
パノラミックガラスルーフは室内を明るくしてくれます。夏の暑さも気になりますが、ガラスの重さが重心を崩さないか多少心配です。それ硬めなのかもしれません。
花粉フィルター付き左右独立エアコン、バックソナー、オートヘッドランプ、オートワイパー、自動防眩ミラー、革巻ステアリング等の装備が満載。
安全装備
コーナリングランプ、ESP(横滑り防止装置)、6エアバッグ、後席中央ヘッドレスト+3点ベルト(フォースリミッター付き)、オートハザード、ブレーキアシスト等、国産車を圧倒する装備が標準。
価格
これだけの内容ならバーゲンかもしれません。
- 不満な点
- スタイリング
1007から始まったSW系のリヤスタイルは、やや唐突な印象があります。
インテリア
スタイルの時も指摘しましたが、機能性もデザイン性も平凡。質感はいいのですが。
シートリクライニングがレバー式
やはりダイヤル式のほうがコストはかかるそうですが、微調節しやすい。
長距離走ると腰痛持ちには微調整がありがたいのです。ただリクライニングして寝る場合、倒すまでに時間はかかるという欠点はあります。
私は微調節できるなら、その程度の時間は惜しみませんが。
オーディオ
「カーショップで買ってきて付けました」状態なのはまずい。デザイン違和感たっぷり。
ステアリング付近にオーディオコントローラーがない(純正ナビ付ければオプションで装着可能だが)。
後方視界
5HBと比べると後方が見づらい。
リヤのオーバーハング自体は短めですし、バックソナーもあるので慣れれば感覚はつかめるでしょう。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験