2008年2月
■2008年2月
光岡自動車は自社開発のゼロワンによって国土交通省(当時は運輸省)から型式指定を取得し、日本で10番目の乗用車メーカーとして認知された自動車会社。現在の販売車種の多くは日産、ホンダ、スバルなどが生産したクルマの外観デザインを光岡独自のものに変更したもので、ガリューも日産のフーガをベースにしたモデルだ。光岡ではかつて日産がセドリック/グロリアを作っていた時代から継続して光岡仕様のクルマを作ってきた。ボディの中心となるドア回りは共通ながら、前後のデザインを大きく変更し、個性的なクルマに仕上げている。外観からはベースがフーガであることがすぐには分からないくらいだ。基本メカニズムは完全にフーガのもので、インテリアの装備や仕様についても同様。搭載エンジンはV型6気筒の2.5Lと3.5Lで、いずれも自然吸気のツインカム。駆動方式はFRで全車とも電子制御5速ATのみの設定となる。足回りは前輪がダブルウィッシュボーン式で、後輪がマルチリンク式。ブレーキは前後ともベンチレーテッドディスク。2006年5月には本木目フィニッシャー、後席中央ELR付き3点式シートベルト、後席上下調整式ヘッドレストなどが採用された。2008年1月にはベース車の変更に対応して外観デザインを一部変更したほか、VQ35HRとVQ25HRエンジンを搭載し、装備を充実化させるなどの改良を行った。2008年10月にはグレードに応じて安全装備を充実させるなどの改良を行った。