三菱 パジェロミニ 「■ハイブリッドは要らない。軽カーで十分！...」のユーザーレビュー

■ハイブリッドは要らない。軽カーで十分！...

2009.6.14

総評

■ハイブリッドは要らない。軽カーで十分！！■
個人的にはロックツーロックが４回転近いスローなステアリングが大いに不満である。街中で使うのだからもっときびきびと曲がってくれなければ危険ですらある。しかしこれを除けば不満はほとんどない。法的にはいろいろな優遇がある。燃費も良い。昔の軽はいろいろな面であまりにも貧相だった。これを知っているので特に良く思えるが、現代のレベルからすれば「プアでチープ」な車と言えなくもない。日本の自動車は成熟した。１０００万円の、いや、それを上回る車も売られている時代なのだ。しかし、使う側、つまり人間の側も同様に成熟したのだろうか。少なくとも数百万円以上の贅沢な車でなければ生活に支障をきたすだろうか。ハイブリッドカーでなければ世間から白い目でみられるだろうか。このパジェロミニをはじめとする日本の実用的軽カーは立派に生き残っている。むしろ軽カーがあるおかげで経済的に恩恵を受けている人が沢山いる。もっと小さな軽カーがあっても良いと思う。出力６４ｐｓ自主規制を撤廃すればもっと使い勝手の良いパワフルな軽カーが出てくるのではないかと思う。長い間数十台の普通車に乗ってきたが、改めてこのパジェロミニを高く評価したい。パワーはなくてもこれはこれで立派にに車として成立している。永く、愛着を持って使える優れた車である。

満足している点

５２ｐｓという出力は数値としてはいかにも非力。昔乗ったスバル１０００は６１ｐｓ。まだ３６０ｃｃだった三菱ミニカが３０ｐｓ程度だった。当時の車は山道では２速、３速まで落とさないと峠を越せなかった。こう考えると５２ｐｓは決してパワフルでないが山坂を越せないほどではない。上手くシフトすると十分に制限速度を超えてワインディングを飛ばせる。平野部中心に使用するのであれば十分に実用に耐える。燃費も良い。１５～１６ｋｍ／ℓと伸びる。非力さを補えるだけの車に対する見識と割り切り方次第でで良い車とも悪い車とも言える。５２ｐｓであっても自然吸気エンジンの素直さは非常に気に入っている。こうした限定的な使用に関する限り特にターボ車を選択する理由は見当たらなかった。

不満な点

これ１台ですべてを賄おうとするとやはり不満が出てくる。できれば１５００、理想的には２０００ｃｃ以上の排気量の車と併用するのが良い。そういう意味で普段の足としては不満はない。エンジンは縦置き。ミッションは手前にあってデフを介するＦＲ車のセオリー通りで非常に好感を持った。４駆でないのも良い。何故なら普段の足、下駄だからだ。軽自動車は規格一杯に大きいよりも小さい方が良い。小さくて取り回しやすいという利点だってあるのだ。パジェロミニのサイズは丁度良い。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験