三菱 パジェロミニ 「ＣＸ３やフィットＳＵＶが出るまでは乗る？ セカンドカーとして１６年で７８０００キロを走行したパジェロミニ。今は製造されていない１気筒あたり５バルブのＤ」のユーザーレビュー

ＣＸ３やフィットＳＵＶが出るまでは乗る？ セカンドカーとして１６年で７８０００キロを走行したパジェロミニ。今は製造されていない１気筒あたり５バルブのＤ

2013.1.13

総評

ＣＸ３やフィットＳＵＶが出るまでは乗る？
セカンドカーとして１６年で７８０００キロを走行したパジェロミニ。今は製造されていない１気筒あたり５バルブのＤＯＨＣ４気筒２０バルブのツインスクロールターボエンジンにパートタイム４ＷＤ、発売当時は「走る精密機械」と宣伝されて人気を博していた。
　普段は主に父親が運転しているが、久しぶりに３時間ほどドライブに使ってみた。新しいクルマにそろそろ買い換えようかという話が数ヶ月前からあがっていて、手放す前に４ＷＤの性能を味わっておこうと河川敷を走りに出かけた。
　古い木製の冠水橋と土の道、そこで、２台のダイハツミゼットに会い、３丁目の夕日の世界に瞬間移動してしまった。４０年以上前のクルマがまだ走っている。ブルーメタリック２５０ｃｃの輸出用左ハンドル車とペールグリーンの３００ｃｃ。オート３輪のフォルムは機能的で美しく豊かな表情をしている。古き良き時代の香りが漂う。フェラーリやランボルギーニ並みに目立つ。すれ違ったら誰もが優しい目で振り返る。仕事で疲れきっている僕もきっと優しい目になっていたはずだ。オーナーと話をする機会に恵まれた。偶然にもそのとき色違いのパジェロミニに乗っているもう一人の男が通りかかり、車を停めて降りてきた。しばらく男４人でミゼットの話に花を咲かせた。
　古いクルマを大切に乗るって なんてカッコいいんだろう。ミゼットに比べたらパジェロミニの１６年なんてまだまだ新しい。大事にしたいという気持ちが急速に高まった。買い換えるならフォルクスワーゲンのＵＰ！とほぼ決めていたが、車検を通してＣＸ３やフィットＳＵＶが出るまでは乗ってみようかとも思い始めている。

満足している点

軽の中ではきわめて頑丈と思われる。なせなら同じシャーシが１１００㏄のパジェロジュニアにも転用されていた。
角ばったボディーの先端は高めの運転席からよく把握できて、どんな細道でも荒れた道でも苦労しない。
走行中でもレバーで２駆・４駆の切り替えが可能。冒険心をくすぐられる。ＣＶＴの軽自動車と違って、きびきびと走る。
発売当時はジムニーよりも、どの軽自動車よりも乗り心地が良かった。

不満な点

後輪駆動の状態で運転しているときに、目一杯ハンドルを切ると自分の腕で戻すまでハンドルが中央に戻らない。しかし４輪駆動にするとハンドルは自然に中立状態に戻ろうとする。パートタイム４駆特有のタイトコーナーブレーキング現象があり、４輪駆動にしているときは小回りが利かない。
重い車体、しかも３速ＡＴのため高回転を多用することになり燃費は悪い。アクセルから足を離せばすぐさまエンジンブレーキが強烈に介入してくる。ちなみに６０キロ走行で約３０００回転。８０００回転まで回るが、そんなことをしたら工事現場さながらである。最近はアイドリング時の回転が高めで気になっている。
踏みごたえのない頼りないブレーキ。これが一番のネック。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験