三菱 eKクロス 「eKクロスに乗ってきたYO!」のユーザーレビュー

eKクロスに乗ってきたYO!

2020.5.19

総評

リコール対応+12か月点検の代車としてeKクロスGをお借りしました。デイズのハイブリッドシステムは出足は全くアシストされず、ある程度車速が伸びてからモーターアシストが働く仕様となっています。その下限車速はターボが40キロ以上、NAは30キロ以上。OBDで電圧降下を確認しながら走行したので間違いないです。ちなみになぜeKクロスに乗っているのに代車でレビューするのかというと、マイカーは弄りすぎてもう誰の参考にもならないからです。

満足している点

開発者曰く、「先代モデルだってちゃんとアクセルを踏みこめばパワーは出るのに、音が大きいから躊躇してしまうドライバーが多かった。だから今回は回しても静かなエンジンを作った！」という冗談のような本当の話。N-WGNやハスラーに比べてぶっちぎりで静かということはないが、確かに静かになった。軽自動車は排気量の制約があるためカタログスペック上は似たような数値になるが、実際にはエンジン音がガサツでとても最高出力付近まで回す気になれない車種もあるから面白い試みだと思う。ただし停車中から微速域で聞こえるカチンカチンというリレー音？は気になった。


おもいやりライトとかで、AUTOにしておくとまあちょっとしたことでもヘッドライトが点灯する。その代わり、メーター照明は完全ライト連動ではなく、ちゃんとデイライト動作を認識して巧みにバックライトを調整するのに感心。リヤワイパーは軽自動車では珍しい間欠モードがついていて、さらにシフト操作にも連動する。


内装はやっぱりオプションのカーキ色のほうが好み。乗り心地は良好。ただし14インチホイールならさらに良くなるのを知っている。

不満な点

NAモデルは時速30キロからモーターアシストが可能になるため、若干NAモデルのほうがハイブリッドシステムの能力は高いと言える・・・が、現状は減速エネルギーを効率よく回収しているとは言えない。ペダルから足を離した状態で慣性走行を続ければ充電が高まっていくけど、そんな走り方が許される道路ばかりではない。なによりHYBRIDなんてハッタリを声高にしながらカタログ燃費はクラス最低だなんて情けない・・・。


FFでも装備されるグリップコントロール表示機能。SUV感を出すためにこういう遊び心があってもいいけど、カタログに「グリップコントロールを装備」と書いちゃダメでしょ（発売当初はなかった）。あくまでSUV感を演出するグリップコントロール表示であって、空転車輪にブレーキをかける機能自体は横滑り防止装置の付いたクルマにはみんなついてるんだから。ハスラーのように悪路走行時に動作モードを切り替えるグリップコントロールスイッチとはモノが違う。ハイブリッドもそうなんだけど、他社が努力して磨き上げた商品イメージにタダ乗りする感じがすっごく不快。

デザイン

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走行性能

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カンガルーバーを模した装飾のフロントバンパーや、フェンダーアーチのラッピング処理など多分にSUVを意識しているが、車内に乗り込んでしまえば普通のクルマで、構造的にも走行性能もデイズと何ら変わりない。どちらかと言えば新型ハスラーよりは新型N-WGNに近く、軽の枠を超えた静粛性、乗り心地を目指しているのがわかる。

乗り心地

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”吸いつくような乗り心地”は新型N-WGNに敵わないが、操舵感はデイズが勝る。全グレードパワステにセレナやエクストレイルと同サイズのブラシレスモーターを採用しているのは有名な話で、確かに低速域でハンドルがスルスルと軽く回る。パワステの大容量化に伴いステアリングギヤレシオを先代モデルより約8%高速化しているが、運転していて舵が鋭い印象は無く、むしろ鈍いぐらい。

積載性

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燃費

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価格

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故障経験