三菱 eKクロス 「使いやすさと個性に溢れた「いい軽」」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

栗原 祥光
栗原 祥光(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
5
燃費
4
価格
3

使いやすさと個性に溢れた「いい軽」

2022.6.23

年式
2019年3月〜モデル
総評
40年にわたって軽自動車を作り続けてきた三菱自動車のノウハウと、日産自動車のクルマ造りが結集した1台。完成度は高いので、満足できる1台に仕上げられている。個性的なフロントマスクは好みが分かれるところだが、実際に夜間に乗ると納得できるところが多い。
満足している点
隅々まで考えられた使い勝手の良さ。特に後席の乗りやすさは秀逸で、お年寄りのいる家庭では嬉しいのでは? スライドドアはちょっと……という方で後席の利用が多い方にはオススメの1台。
不満な点
クセの強いフロントマスクは好みが分かれるところ。兄弟車種であるデイズのほうがフロントマスクは受け入れられやすい雰囲気がある。
デザイン

3

個性的なフロントマスクが印象的。実際に運転すると夜間のライトの配光で「なるほど!」と納得する機能的なものだ。インテリアは収納が多く使いやすいもの。エンジニアリングプラスチックを多用しているが、チープな印象は少ない。
走行性能

4

最高出力52馬力の自然吸気エンジンと最高出力64馬力のターボエンジンモデルの2種類を用意。オススメはターボエンジン搭載車だが、自然吸気エンジンでもマイルドハイブリッドによって低速時のトルクは薄くならない。足回りは少し硬めで闊達な走りが愉しめる。
乗り心地

4

少し硬めの乗り味だが、シートクッションが肉厚のためか不快さは少ない。圧巻は後席の快適さ。意外と静粛性が高いだけでなく、大型SUVのような足元の広さと天井高には驚かされれる。
積載性

5

背もたれを立てた状態で約109リットルと、スーツケース2個を立てた状態で収納可能。リアシートを畳むと630リットルの容量が得られ、SUVを超える容量が得られる。美質はワンハンドで後席全体が前後に動かせること。この機構を一度体験すると、他の軽自動車が見劣りしてしまうことだろう。
燃費

4

実測燃費で、ターボモデルが16km/L前後、自然吸気エンジンで20.0km/L を下回る程度。軽自動車としては標準的なところだろう。ハイブリッドシステムは、燃費よりも走りに寄与するタイプのようだ。
価格

3

価格は140万円〜200万円と、ライバルとそう大きく変わらない。コンパクトカーの方が安かったりもするが、装備面であったり日常の使い勝手を考えると、軽自動車の方が満足度は高いと思う
栗原 祥光
栗原 祥光
自動車ジャーナリスト
東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
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