三菱 ディアマンテ 「名車から迷車に 今から10年前、4WDの25V-SEの3年落(2万km)を試しに中古で買い、 購入後1年半で接触されたのを期にそのまま廃車にしました。」のユーザーレビュー

名車から迷車に 今から10年前、4WDの25V-SEの3年落(2万km)を試しに中古で買い、 購入後1年半で接触されたのを期にそのまま廃車にしました。

2009.7.11

総評

名車から迷車に
今から10年前、4WDの25V-SEの3年落(2万km)を試しに中古で買い、
購入後1年半で接触されたのを期にそのまま廃車にしました。
2万km(OD4万km)しか乗らず、これまで買った車の中で最も乗らなかった車で、
満足度も最も低い車でした。
当時は初代ディアマンテ25V-SE(2WD)も平行して持っていましたが、
初代の同グレードにに比べて走りの性能は確かに良いんですが、
あらゆるところで安っぽさが目立った車でした。
2代目は同時期の同クラスのライバルに比較して色んな面で｢普通｣になってしまい、
当時のローレル(C35)の方がまだ良いかなって気がします。
初代は当時のBMWやメルセデスを目標に作ったとか。
2代目は･･･、マーク2でも目標にしたんでしょうか。
インパネのデザインなんか90系と瓜二つだし。
確かに見かけ上のコストパフォーマンスは高いし、お買い得な一台だと思います。
マーク2並に壊れなければ、ね。

満足している点

初代のエアサスと同等か、それ以上に良くできたサスペンションのおかげで、
乗り心地はとても良かったです。
と言っても、ホンダのダブルウィッシュボーンには遠く及ばず、
耐久性が非常に低く、3万kmでブッシュ類がヘタって異音が出ます。
マニュアルモード付きのATはとてもスムーズで、
シフトショックをほとんど感じない大変出来の良いものでした。
が、ほとんど使いませんでした。
INVECSのプログラムの出来が良いので、
アップダウンで｢シフトを換えたいな｣と思えば、車が自動で変速してくれます。
とても賢いATでした。
空力がとても良く、140km以上で走ると｢空気の抵抗｣が少ないのがよく分かります。
リフトもほとんどしなかった気がします。
このおかげで風切り音は少なく、高速の燃費は良かったです。
一般道は7～8km/Lくらいでした。
冷陰極管を使った自発光式メーターはセルシオ並の綺麗さです。
今買えば中古でも激安なので、
とにかく安くて見栄えのする車が欲しい人にはお勧めです。
2代3代前のクラウンを買うよりは、こちらの方が遙かに良いと思います。
ただし、未完成なGDIではなく、普通のエンジンが良いと思います。

不満な点

エンジン始動時は、初代に比べて実にスムーズな良い音がしたんですが、
走り出してみるとガサついたエンジン音が嫌になりました。
｢砂でも混じってんじゃないか？｣って思うくらい、
高周波のノイズが多く、スポーティに味付けした排気音と共に、
落ち着いて乗る気が失せる車です。
ドアの開閉音、ステアリングの手触り、安っぽいドアノブ、
インパネ周りの木目の使い方、イルミネーションの点灯の仕方など、
初代と比べてしまうと、
よく手に触れたり目に見えるところのコストダウンがあからさまでした。
見えないところはもっと凄いですが･･･。
他にも、灰皿とカップホルダーは同時に使えないとか、
ステアリングは変な遊びがあるとか、
｢ホントに研究開発したのか？｣と思ってしまうくらい、｢なんだかな～｣という車です。
車としての限界性能は確かに高いんですけどね。
初代でうんざりしていたタペット音、ベルト鳴きは、
大分改善されていたんですが、やはりあります。
もう商品として欠陥があるとしか思えません。
ホイールハウスとタイヤとの大空間は、もう犯罪としか思えません。
駐車場で遠くから見る度にうんざりしました。
う～ん、やはり悪いことの方が多すぎる･･･。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験