2024年6月
■2024年6月
メルセデス・ベンツ日本は、新型「CLE カブリオレ」を2024年6月25日に発売した。同車は現時点でのメルセデス・ベンツブランドで唯一のカブリオレモデルとなる
新型「CLE カブリオレ」は、同年3月に先行して発売された「CLE クーペ」のオープントップモデルだ。まずは「CLE 200 カブリオレ スポーツ(ISG 搭載モデル)」のみが導入される。ボディサイズは全長4850mm×全幅1860mm×全高1425mm、ホイールベースは2865mmで、「CLE クーペ」とほぼ同等となる。トランク容量はトップクローズ時が385リッター、同オープン時が295リッター。
ルーフは電動ソフトトップ。遮音性と耐候性に優れ、室内のノイズレベルを大幅に抑制するアコースティックソフトトップを採用したという。開閉作動時間はオープン/クローズとも20秒以内で、時速60km以下であれば走行中でも操作できる。また、フロントウインドウ上部のウインドウディフレクターとドラフトストップで構成される「エアキャップ」が空気の流れを上方に高く跳ね上げるとともに、後方から室内への風の巻き込みを低減。さらに、首元を温めるエアスカーフがフロントシートに内蔵されるとともに、シートヒーターを標準で装備した。オプションのレザーエクスクルーシブパッケージでは、シートベンチレーターを備えている。
安全面では、強固なボディシェル構造を採用。剛性の高いAピラーにより、横転した際にも乗員の生存スペースを確保することができるという。また、後部座席用にも新しく2つの独立したヘッドエアバッグを装備した。
インテリアには、12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイを配置。中央のメディアディスプレイは、ソフトトップ開放時に日光の差し込む向きが変わることで生じる光の反射を防ぐため、傾きを電動で調整する機能を備えている。またフロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用。シート素材はレザーARTICO(ブラック)で、オプションにて4色から選べる本革内装を設定した。
さらに、いつも使う操作を自動で作動させるルーティン機能の搭載やさらに使い勝手の良くなったメニューや音声認識など、これまで以上に学習能力を高めた第3世代のMBUX を採用。メディアディスプレイ上にライブ映像が表示され、右左折が必要なタイミングが近くなると、ライブ映像上に矢印などの補足情報が表示される「MBUX ARナビゲーションシステム」も装備している。
パワートレーンは、最高出力150kW(204PS)、最大トルク320Nmを発生する2.0リッター直4ガソリンターボエンジンに、マイルドハイブリッドシステムのISGと9速ATを組み合わせている。足回りはスポーツサスペンションが標準となる。
ボディカラーは、全9色を設定した。