自動車用のカスタムシートについて。 家具屋さんへ行くと、いっぱい色んな種類のイスがあります。しかし自動車用だと純正と、あってもレカロシート位です。

Question

以前乗ってたフランスのコンパクトカーのシートが腰のサポート具合も良くて気に入っていました（次の車にも乗せ替えたいくらい。）しかしカミさんはこれは嫌だと言います。考えてみれば、体格も好みも違うので当然かとも思います。
そこで質問です。
①何故自動車のシートは純正しか選べないのか？（純正に形の種類がないのか？）
②レカロシートはどこで買えるの？なんにでも付けられるの？（近所にショップがない）
③他のメーカーのカスタムシートはないの？

Answer 1

さすがにフランス製小型車に乗ってた方の質問は質が違いますね。
ね、フランス製小型車に一度乗ってしまうと「シートがいい」ってことがわかっちゃうでしょ？

助手席の奥様が「このシートは嫌」というのは、助手席の人というのは案外きっちりと座らず、だらけるような座り方をしたりあれこれ体を動かすからだと思います。
※うちのカミさんの場合は「やっぱ運転するみたいにきっちり座っていた方が全然疲れない」と背もたれを立て深く座っています。ま、旅行の時とか１０時間位は平気で走りますので。


質問の答えですが、
①フランス車の場合「シートはボディの一部」として開発されています。
車の「足」は「ボディとサスペンション」で決まりますが、そのボディの一部なので当然に拘る。だからBセグのコンパクトですらシートがいい。
拘って作ってるから、純正が大前提。ということです。
現在は多少違うようですが、９０年代までのメルセデスの場合、CクラスEクラスSクラスも含め全クラスが同じ形状同じ作りのシートをしていました。これなど「メルセデスとして考えうる最高のシートはこういう形状でこういう作りです」ときっぱり言い切っていて素晴らしいと思います。

国産の場合、多分現行車で経験なさってるかと思いますが「コストダウンが第一」ですね。それはもうひどいシートが多々あります。
その次はインテリアデザインチームがデザインした「つもり」の形状。本来の意味のデザインは「設計」も含むのですがこの場合は見た目のみ。これも座り心地とか長距離性能とか考えられていません。

それでも共通しているのは「衝突安全基準」に対応するには、それ専用設計のシートが必要、ということだと思います。そうでないと新車登録ができない。

②レカロはちょっと大き目な自動車用品店にも置いてあると思います。ネットでも買えるでしょう。
それぞれのメーカーおよび車種別の「専用レール」と込みでの注文になると思います。
※フランス製小型車とはシート「設計」のベクトルが違うので、一概にいいとはいえません。

③レカロ以外にも有名どころで、
KONIG（ケーニッヒ・本当はOの上に点々が二つ付く・ドイツ製）、CORBEAU(コルビュー・イギリス製）、BRIDE（ブリッド・日本製）などあります。
コルビューは世界中のラリー車に多く搭載されてます。ブリッドは日本製だけあって、国産車でサーキットを走るような人が多く乗せています。

ですが私が同様の問題にぶち当たった場合の解決策はもう少しシンプルです。
シートのいいフランス製小型車に乗る。
今乗ってる２０８のシートに満足してて何の不満もありませんが、３０８のシートはさらに良く、このシートだけ欲しいくらいです。

Answer 2

シートと言うのはその車の顔とさえ、表現がされる事があります。数センチの厚み、高さ、低さでドライビングポジションが激変してしまう。シート素材の選択で人気が左右されることもあります。

量産される段階で選択肢がないのはコストダウンの関係なので国産車でシート生地は選べても、海外の超高級車の様なオーダーメイドのカスタムシートの設定があった国産の車種は記憶にありません。

レカロシートに限らずブランドとしては有名ですがスポーツ志向のフルバケットやホールド性を重視したシートが実用的かどうかと言うと…意見は別れるところです。なのでオプション設定には選ばれる事が少ないのかと思います。車の構造上、シートレールが取り付け不可能な場合は簡単に交換できません。なので適合させるにはそれなりの加工が必要な場合があります。

何処で購入？ネットで検索してください(笑)レカロなら日本中で売られていますし、適合車での交換なら多少の知識があればそれほどの手間は掛かりません。