2013年6月
■2013年6月
マセラティジャパンは、フラッグシップモデルのクアトロポルテをフルモデルチェンジし、マセラティ直系エンジンを搭載した新型クアトロポルテGTSを2013年4月2日に発表した。デリバリーは6月を予定している。
外観デザインはロングノーズの基本デザインをベースに、トライデントのエンブレムを中央に配置したフロントグリル、フェンダーのエアアウトレット、力強いCピラーなど、マセラティらしさを受け継ぎつつ、現代的な洗練を加えている。
インテリアは本革シートや木目パネルなどラグジュアリーな仕様が施されていて、ユーザーの注文に応じてさまざまな素材やカラーの組み合わせが自由に選択できるシステムも備えられている。同時に各種の操作系を統合した液晶のタッチコントロールスクリーンが採用されるなど、技術革新も進められている。
ボディサイズは全長、全幅、全高が少しずつ大きくなったが、アルミ製のパネルを多用することなどによって100kgもの大幅な軽量化が進められ、車両重量が2tを切ったほか、燃費の向上が図られた。
搭載エンジンは4.7リッターからダウンサイジングされ、V型8気筒ながら排気量を3.8リッターに抑えたツインターボ仕様に変更された。後から追加されるV型6気筒ツインターボ仕様エンジンと合わせ、マセラティ直系のエンジンを復活させたもので、組み立てはマラネロのフェラーリ工場で行われる。
V8エンジンの動力性能は排気量を小さくしながらも大きく向上し、390kW(530ps)/710N・mの圧倒的なパワー&トルクを発生する。ZF製の電子制御8速ATとの組み合わせによって、0-100km/hを4.7秒で駆け抜け、最高速は307km/hに達する。
オートとマニュアルのそれぞれにノーマルとスポーツが設けられるなど、さまざまな走行モードが設けられるほか、低燃費を実現するICEという効率重視のモードも設定されている。スポーツモードを選択すれば、エンジンやトランスミッションが走り志向になるほか、独特のエンジンサウンドを響かせる。
シャシーはフロントにダブルウィッシュボーン式、リヤにマルチリンク式のサスペンションを採用し、50:50の前後重量配分を維持した。
乗車定員は5名が基本だが、後席用のエンターテイメントシステムを合わせた4名乗車仕様がオプション設定されている。B&W製のプレミアムオーディオシステムも装備されている。
■2013年9月
マセラティジャパンは、主力モデルのクアトロポルテに燃費効率と環境性能に優れ、低価格化を実現したV型6気筒3.0リッターのツインターボ仕様エンジンを搭載した2モデルを追加した。追加されたのは、RWD(後輪駆動)のクアトロポルテSとマセラティ史上初のAWD(四輪駆動)車となるクアトロポルテS Q4の2車種だ。
SとS Q4に搭載された新開発エンジンは、マセラティ社内で設計され、マラネロのフェラーリ工場で生産される。すでにV型8気筒エンジンで実績のある可変バルブタイミング機構、バルブ駆動システム、直接燃料噴射装置などのテクノロジーが採用されている。
動力性能は301kW(410ps)/550N・mの実力で、特に1750回転から5500回転までの幅広い回転域で最大トルクを発生するのが特徴。リッター当たりトルクは183N・mで、V8エンジンを上回る効率を示している。0-100km/h加速と最高速はSが5.1秒と285km/h、S Q4は4.9 秒と283km/hを達成する。
S Q4に採用されたQ4AWDシステムは、電子制御式マルチプレート・湿式クラッチを採用。通常時には前輪がフリーに回転できる状態にあり、トラクションが必要となった場合には前輪にも素早く駆動力を伝達し、わずか0.15 秒でコンディションにマッチしたトルク配分を行う。状況によっては前後のトルク配分を50:50とすることもできる。
全車にZF製の電子制御8速ATが組み合わされ、5種類のシフトモードを備えている。スポーツモードではマセラティ独特のエグゾーストサウンドを響かせる。
■2014年11月
マセラティジャパンは、主力モデルのクアトロポルテに燃費効率と環境性能に優れ、低価格化を実現したV型6気筒3.0リッターのツインターボ仕様エンジンを搭載した2モデルを追加した。追加されたのは、RWD(後輪駆動)のクアトロポルテSとマセラティ史上初のAWD(四輪駆動)車となるクアトロポルテS Q4の2車種だ。
SとS Q4に搭載された新開発エンジンは、マセラティ社内で設計され、マラネロのフェラーリ工場で生産される。すでにV型8気筒エンジンで実績のある可変バルブタイミング機構、バルブ駆動システム、直接燃料噴射装置などのテクノロジーが採用されている。
動力性能は301kW(410ps)/550N・mの実力で、特に1750回転から5500回転までの幅広い回転域で最大トルクを発生するのが特徴。リッター当たりトルクは183N・mで、V8エンジンを上回る効率を示している。0-100km/h加速と最高速はSが5.1秒と285km/h、SQ4は4.9 秒と283km/hを達成する。
S Q4に採用されたQ4AWDシステムは、電子制御式マルチプレート・湿式クラッチを採用。通常時には前輪がフリーに回転できる状態にあり、トラクションが必要となった場合には前輪にも素早く駆動力を伝達し、わずか0.15 秒でコンディションにマッチしたトルク配分を行う。状況によっては前後のトルク配分を50:50とすることもできる。
全車にZF製の電子制御8速ATが組み合わされ、5種類のシフトモードを備えている。スポーツモードではマセラティ独特のエグゾーストサウンドを響かせる。
同年11月にはマセラティとエルメネジルド ゼニアのパートナーシップを象徴する限定生産モデル「マセラティクアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド・エディション」を発表した。