ダイハツ ハイゼットカーゴ 「箱バン　FR 5MT」のユーザーレビュー

箱バン　FR 5MT

2023.11.3

総評

貴重なマニュアルミッション。
個人的に車の運転はMTでないと興が乗らないので選択肢は多くありません。

他はおまけですが、積載性が高い事が意外と便利です。

MTであることに価値の95％が依存してますが性能には不満が多いです。空間効率的にも犠牲にしたものがあまりに多く、体の良いコストダウンかただの設計ミスか。
僕のようにお付き合いや見た目の好みで選ぶのも良いですが、他人に勧めるなら間違いなくエブリーです。

満足している点

MT。
マニュアルミッション。
FR。
副変速やデフロックは無いが4WDも選べる。

不満な点

ヘッドライト関係がやめた方がいいレベルのガバガバ制御のフルオート。
追い抜かれたタイミングでハイビームになったら抜かれて怒って嫌がらせしてるみたいだが、なぜかオートでそうなるようになってます。
ウインカーが3回で勝手に切れる機能は使う場面がないので(車線変更は車線変更する3秒前から車線変更終わるまでウインカー出し続けましょう！)やめたほうがいい。
5速のギア比がやたらと低い。ハイゼットトラックと同じでもよかったのでは？
ハイルーフ固定なので、天井低めのガレージでは注意。
天井高に伴いリアハッチを開けるとかなり長いです
主要なオプションはほとんどCVT専用。
遅い。
リアの窓が固定。
タコメーターがない。
エアコンが弱い。窓が大きいので夏の温度上昇が早すぎるのか、室内空間が広すぎるせいかわからないが全然冷えない。

走行性能の不満はターボであれば燃費以外ほぼクリアできたと思われるが、あろうことかMTのターボは現在製造されておらず、MT車で選べるのはこれだけ。

デザイン

4

外装はノーコメント。
内装はタコメーター無い事以外は割と好き。
シフトレバーはなぜこの位置にしたのかわからない。
後席ヘッドレストのデザインはもう少し何とかならなかったのか。

走行性能

1

エアコンONだととにかく遅い。地域性もあるが大阪では国道で煽られ危険を感じる。
エアコンOFFならギリギリ普通には走るが、それでも周囲を走るあらゆる車より遅い。
巡航回転数がかなり高い。
3000〜5000rpmの範囲をキープして走れば周囲の流れについていきやすいが、タコメーターはアトレーにしか存在せずハイゼットカーゴはかなり走りにくい。
ブレーキとハンドリングには特に不満はない。
小回りに関してはかなり曲がる。

乗り心地

4

タイヤハウスのせいで足元が狭くペダル操作はやりにくい。
背もたれは、ハイゼットトラックより1～2段寝かせた角度が一番起こした状態。人によっては寝すぎと感じるかも。
足下の狭さはあるが前席のシート2脚は普通に快適。
ランバーサポートが無いのが惜しい。ドア側にはポケットはあるが肘を休ませる形状にはなってない。
後席はクルーズであってもヘッドレストがついてる以外に快適性はほぼない。
全席撥水加工らしいが。

積載性

5

全グレードハイルーフなのでMAXです。個人的にはロールーフで十分…。

燃費

3

夏以外なら17〜18キロいけますが夏場は13〜14キロ。手荷物メインの軽積載です。

価格

3

もともと普通車を買う予定だったのでそこそこの予算は用意してたのだが、欲しいオプションはMTだからという理由でほとんどつけれなかったので結果、安くなった。
オプション盛ると軽バンの領域を軽くオーバーしてしまうので、あんな贅沢品はつけないのが軽バン本来のあるべき姿なのだろう。※もともとMTの乗用車が欲しかったのだが

故障経験

だいたい1年と1ヶ月、17850kmくらい走った頃からアイドリングストップしたりしなくなったり。おそらくバッテリーが弱っている。