クライスラー 300C(セダン) のみんなの質問

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クライスラーの300cに乗りたいと思っているのですがよく壊れるところはどこでしょうか?また、3.5と5.7でしたらどちらがいいですかね?よろしくお願いします

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ベストアンサーに選ばれた回答

クライスラー300Cは、2004年~2011年モデルまでありますが、やはり2004~2006年モデルまでは、初期モデルの不具合が散見されました。2007年以降になるとそれらが対策されてトラブルも減ります。

■ 背 景

「クライスラー300C」「ダッジ・チャージャー」「ダッジ・チャレンジャー」「ダッジ・マグナム」の4車種は「クライスラーLXプラットフォーム」を使用した兄弟車です。クライスラーは、現在はフィアットグループの資本が入っていますが、それ以前はダイムラー・ベンツと資本関係にあり、その時代にメルセデス・ベンツのテクノロジーを持って共同開発されたプロジェクトが「クライスラーLXプラットフォーム」でした。特に足回りはこれまでのクライスラー車とは異なり、アメ車としては革新的なものになっています。前輪はメルセデスW220(Sクラス)、後輪はW210(Eクラス)のものを流用しており、これまでのフワフワとしたダルいアメ車とは異なった素性になっています。このサスペンションは、GMやフォードにも影響を与え、アメ車全体の走りの進化に影響を与えた程です。現在の最新のクライスラー300も、依然としてLXプラットフォームが使用されています。300Cを構成する骨格にはそのような背景があります。

■ トラブル関係

日本製品は、ジャンルを問わずほぼトラブルをなくした状態でリリースされます。一方、アメリカ製品というのは、まずは市場にいち早く発売した実績を残すことが先決です。少々のトラブルは年次改良で改善していきます。なので数々の発明がアメリカから生まれやすいのですね。これはコンピュータ関連でもよく見られます。
クライスラーLXシリーズも、初期の2004~2005年はトラブルが多く見られました。例えば、シフトレバーがパーキングの位置から動かなくなるトラブル。これは対策品が出ていて解決している車両が多いです。あとは細々した電気系のトラブルも年次改良されています。2007年モデルでも未解決なのは、エアコンの内気循環ができなくなるトラブルですね。ダッシュ内のフラップが折れてしまうのですが、これは多くのユーザーさんが気付いていないトラブルのひとつです。
とはいえ、精工なドイツ車でも結構トラブルありますから、特段300Cのトラブルが多いとも言えないと思います。かつてのアメ車とは異なって、かなりトラブルは少ないと思います。

■ 3.5L・5.7L・6.1Lのスペック比較

以下、エンジンスペックです。

<SXT V6 3.5L>
Type : V6 SOHC 24 VALVE MPI
燃料供給 : 電子制御シーケンシャルインジェクション
最大出力 : 250hp/3,800rpm
最大トルク : 250lb-ft/3,800rpm
圧縮比 : 10.3:1
総排気量 : 3,518cc

<R/T V8 5.7L>
Type : HEMI 5.7L V8 OHV MDS
燃料供給 : 電子制御シーケンシャルインジェクション
最大出力 : 340hp/5,000rpm
最大トルク : 390lb-ft/4,000rpm
圧縮比 : 9.6:1
総排気量 : 5,654cc

<SRT-8 V8 6.1L>
Type : HEMI 6.1L V8 OHV
燃料供給 : 電子制御シーケンシャルインジェクション
最大出力 : 425hp/6,000rpm
最大トルク : 420lb-ft/4,800rpm
圧縮比 : 10.3:1
総排気量 : 6,059cc

エンジンの出力は3.5Lでも不足を感じることはないと思います。但し、5.7Lはやはりパワフルでアメリカンマッスルならではのものと思います。さらにSRT-8の6.1Lはメーカー純正のチューニングカーレベルです。燃費は高速道路を中心に走る場合は5.7Lが排気量の割によいです。理由は5.7Lは高速で穏やかな運転をしていると8気筒のうち片バンクの4気筒が停止し、4気筒での走行に切り替えるためです。この気筒休止システムは5.7Lモデルのみで、2.7L、3.5L、6.1Lモデルには装着されていません。参考燃費は、3.5Lは市街地6~7km/L台、高速道路9~10km、5.7Lは同5~6km/L台、高速道路9km~12km/hといった感じになります。

■ 税金区分

税金は大きな差になります。最も悔しいのは3.5Lモデルです。3.5Lなのですが、排気量3,518ccなので3.5L超4.0L以下の税金区分になってしまいます。日本車がそうであるように、日本の法制を考えていれば3,500cc未満で設計するのですが、わずか18ccオーバーで税金1万円アップになります。そのあたりはさすがアメ車で、全く日本の市場は圏外なことが良くわかります。

<自動車税>
・2.5L超3.0L以下 51,000円→SE
・3.0L超3.5L以下 58,000円
・3.5L超え4.0L以下 66,500円→SXT
・4.0L超え4.5L以下 76,500円
・4.5L超え6.0L以下 88,000円→R/T
・6.0L超 111,000円→SRT8

なお、本年度より2004年モデルが製造より13年経過し、自動車税が15%アップに突入しています。今後、その後に生産されたモデルも続々と割増税になりますのでその点注意が必要です。

3.5Lか、5.7Lかは、やはりハイパワーを求めているならば文句なく5.7Lです。3.5Lはフロントノーズが軽い分、ハンドリングはこちらが上手ですが、低回転はそこそこパワーあっても高回転にあまりパンチのあるエンジンではありません。そのあたりは質問者様の運転スタイルでお好みが分かれると思います。

以上、長くなり失礼いたしました。何かご不明な点がございましたら追加でご質問いただければ幸いです。

質問者からのお礼コメント

2017.10.14 13:07

色々お聞きしてすいませんでした。
とても参考になりました。
ありがとうございました

その他の回答 (2件)

  • 電機系をはじめ、あちこち、壊れまくるね。所詮アメ車だから。

    まあ、どっちも買わないほうが、後に後悔しなくていいかな。

  • 故障が心配なら、乗らない方がいいんじゃないでしょうか!?

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