BMW 7シリーズ プラグインハイブリッド のみんなの質問

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BMWのエンジンについて。

今BMWの528iツーリングMスポーツE39に乗っているのですが夏になるとインタークーラーを冷却するためのファンが回りだすのですが、

それはクーラント液の温度が上がりすぎてエンジンの冷却が間に合っていないからなのでしょうか。前に正面衝突をされて修理に出してインタークーラーやエンジンに付いているファンやホースラジエーターを冷却しるファンなどを全て新品に交換したのですが、車が修理から戻ってきて気づきました。それまではファンが回っていなかったように思えるのですがどのような原因が考えられるのでしょうか。ご回答宜しくお願い致します。

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ベストアンサーに選ばれた回答

●冷却ファンの稼働ロジック
冷却用電動ファンは、下記の信号の「OR(和)」で作動します。

●エンジン冷却水温度 (ひとつの例)
80℃まで … ファン停止
85~100℃ … ファンを稼働 (低速~高速)
100℃以上 … ファンを稼働 (高速)

●エアコンの冷凍サイクルの高圧側圧力 (一つの例)
1.55MPaまで … ファン停止
1.55~2.3MPa … ファン稼働 (低速~高速)
2.3MPa以上 … ファン稼働 (高速)

ここで「1.0MPa」とは,だいたい10kgf/cm2。

●論理和
(例-1)
エンジン水温=90℃ で 高圧圧力=1.2MPa → ファンはエンジン水温で制御され,中速で稼働

(例-2)
エンジン水温=80℃ で 高圧圧力=2.0MPa → ファンは高圧圧力で制御され,中高速で稼働

~ ファンをより高い回転数で回す方に制御される

つまり,エアコンの高圧側圧力かエンジン冷却水の温度のどちらかが高ければ,冷却ファンは稼働するわけです

●プッシャー・ファン
E39や先代の7シリーズには,コンデンサの前にファンがありました。これを押し込みファンあるいはプッシャー・ファンと言います。

プッシャー・ファンは,通常の吸い込みファン(サクション・ファン)より速度分布がばらついているため,サクション・ファンの80%程度の効率しかありません。つまり効率が低いのです。それでも,サクション・ファンの能力が不足するときには,プッシャー・ファンを併用します。

プッシャー・ファンは,ファンの翼端の渦による騒音が車外に出やすいため,騒音の問題があります。しかし冷却性能が不足するときには,やむなく使うことがあります。なお最近のBMWの冷却系には,プッシャー・ファンは使われていません。これはサクション・ファンで冷却性能を満足できるように設計方法を変えたためです。

●正常かどうか?
もし以前より,稼働率が高いとすれば,下記の2つが考えられます

・エンジン冷却系の不良 … サーモスタットの異常,冷却水ポンプの異常など
・エアコン系の不良 … 冷媒充填量が多すぎる(過充填),膨張弁の詰まりなど

どちらも信頼の置けるディーラにて診断可能です。

●E39とインタークーラ
日本向けのE39のツーリングには2種類エンジンがあります。そのいずれも自然吸気エンジンであり,インタークーラは使われていません。

ちなみにエンジン前部にある熱交換器とは,オイルクーラ,コンデンサ,ラジエータです。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2010.7.13 08:44

とても詳しくご回答していただき有り難う御座います。_(._.)_ とても参考になりました。早速ディーラーに持って行って診断してもらいます。

その他の回答 (1件)

  • 問題なし!!そういうモンです。

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