BMW 5シリーズ プラグインハイブリッド 「BMWらしからぬ乗心地」のユーザーレビュー

BMWらしからぬ乗心地

2021.12.3

総評

充電は家に電源工事をしたので毎日しています。なので、単純燃費では18km/Lほどになりますが、電気代が別にかかるので、それほど単純ではありません。
抜群のスタイリング、乗心地そしてバッテリーがあれば鋭い加速。
乗り続けたい車です。

満足している点

秀逸なスタイリングに魅了されています。ベンツほど居丈高でなく、ワーゲンほどに一般的でなく、孤高のスタイリングです。
そして、乗心地です。
Mスポを避けてLUXURYにしたのも、ノーマルのサスペンションに18インチタイヤで硬い乗り心地も幾分良いだろうと思っていたのです。しかし、あっさり裏切られました。180から220までクラウンを乗り続けていましたが、クラウンよりも良いと感じています。
ランフラットはP7ですが、レグノを超えています。
ランフラット侮るなかれ。

不満な点

PHVとは言え燃料タンクが46Lなのは心もとないです。
ガソリンだけではせいぜい10km/Lそこそこなので、満タンで550kmほどです。せめて60Lは欲しいところです。
後期になって幾分改善されましたが、バッテリー満タンでエアコンを使わないと45kmですが、エアコンを使うと30kmまで落ちます。
LCI後はハイボルテージバッテリーが少し大きくなったようですが、それでも10 kWなので、もう少し大きくコンパクトに出来ると良いですね。

デザイン

5

外装に文句はありません。
個人的にLUXURYの外装が好きです。ただ、LUXURYのホイールはちょっと野暮ったいと思います。
ベージュの内装を選択し、コンフォートパッケージを付けましたので、それなりに高級感はあります。

走行性能

4

四輪操舵が付いていないので、ハンドリングに不安がありましたが、無用な不安でした。
よく曲がって、揺れもあまり感じません。
ただし、PHVの特性だと思いますが発進時に気を使ってアクセルをふまないと、ビュッと飛び出す感じです。なれるまではギクシャクしました。
また、ブレーキもカックンブレーキになりやすいので、優しいプレーキングが必要です。
高速ではパッテリーがなくても、少し重たい523になるので、パワー不足もありません。

乗り心地

5

ランフラットに対するサスペンションの技術力が向上しているのでしょう、乗り心地に文句の付け所がありません。
整備された舗装道路では、氷の上を滑るように走ります。
荒れた路面でも不快な突き上げはありません。
LUXURYだからかもしれませんが、歴代のクラウンよりも乗り心地は良いと思います。

積載性

3

ラゲッジは狭いです。
これは承知で買ったので不満はありません。
不満は、車内のグロープボックスです。説明書ワンセット入れるとほぼ一ぱいです。
奥行きがありそうで無く、高さも同様です。もう少し奥行きと高さが欲しいです。
そして、後席のセンターアームレストに小物入れが無いことが不満です。7シリーズになると、小物入れが付くのですが、5シリーズでも採用してほしいです。

燃費

4

燃費は想定内です。
ガソリンと電気と両方を使って走るので、電気代をガソリン換算して燃費を出しています。
平均すると、15km/L±1km程度でしょうか。
家で200V充電をした場合、15Aで約3時間、10Aで約4時間で満充電になります。
深夜電気料金が使いづらいので使っていませんが、電気走行のほうが若干お得です。

価格

4

値引きが大きいので、単順に車輌価格では判断できません。
それに値落ちが激しいことも勘案する必要があるでしょう。
しかし、コンフォートとイノベーションパッケージを付けて、小物を揃えて定価ベースで900万弱。
そこから値引きがあるので、クラウンの最高グレードと同じくらいでしょうか。

故障経験

ドライブトレーンエラーを保証修理しました。
整備の項目に詳細を記しました。
純正のドラレコのフロント側ガラス圧着部分に気泡が入り、外から見てみっともないので、ディーラーで付け直してもらいました。
以降、気泡は入っていません。
また、ドラレコACE2.0はカードの書き込みエラーが多く出るようですが、その都度フォーマットしています。