2019年1月
■2019年1月
アウディジャパンは、「A4アバント」をベースとしたハイエンドスポーツモデルの「RS4アバント」を2019年1月28日に発表、同日に販売を開始した。
新型となったRS4アバントには最高出力331kW(450ps)、最大トルク600Nmを発生する新開発の2.9リッターV6ツインターボエンジンを搭載。従来型の4.2リッターV8エンジンに対して最高出力は変わらないが、最大トルクは170Nm増強されている。組み合わされる8速ATとフルタイム4WD、さらにリヤアクスルの左右の駆動力配分を最適化するスポーツディファレンシャルを装備することで、すぐれた高速安定性と操縦安定性を実現。0~100㎞/h加速4.1秒の実力を持ちながらミラーサイクルの一種である独自の燃焼方式を採用することで11.2㎞/L(JC08モード)の燃費性能を得ている。
エクステリアデザインはかつて北米のモータースポーツシーンを賑わせた「アウディ90クワトロIMSA GTO」からインスピレーションを得たもので、RS専用のシングルフレームグリルや大型のエアインレット、専用の前後バンパー、リヤディフューザーなどによりスポーツ性を強調。かつての「アウディクワトロ」をほうふつとさせるブリスターフェンダーも採用され、標準仕様の「アウディA4」に比べて全幅は25mmワイド化されている。
インテリアは水平基調のデザインを採用。ファインナッパレザーのSスポーツシートをはじめ、フラットボトムのRSマルチファンクションスポーツステアリング、RS専用のシフトゲート、イルミネーション付きドアシルトリムなどを装備する。メータパネルには12.3インチのTFTディスプレイにスピードメーターやタコメーターだけではなく、ナビゲーションシステム、Gフォース、トルク値などの情報も表示可能な「アウディバーチャルコクピット」を標準装備。インターネットと常時接続する「アウディコネクト」、専任オペレーターを介して施設検索や予約の手配が可能なコンシェルジュサービス「アウディコネクトナビゲーター」の利用も可能。また、「アウディプレセンスシティ(歩行者検知機能付き自動ブレーキ)」をはじめとする、最新の安全技術とアシスタンスシステムも搭載されている。