アルファロメオ156TIV6Qシステムの実力
2005年式156TIV6Qシステム、購入後約3ヶ月、初めてのアルファロメオライフを楽しんでおります。こ
2010.4.14
- 総評
- アルファロメオ156TIV6Qシステムの実力
2005年式156TIV6Qシステム、購入後約3ヶ月、初めてのアルファロメオライフを楽しんでおります。これまでポルシェ964、993と5年ほど乗り継いできたので、そもそも動力性能はさほど期待していませんでしたが、少し速いスポーツGTという印象です。しかし、この156ほど趣味性、デザイン、使い勝手がバランスしたクルマは稀有な存在だと思います。ファミリー使用でも不満を感じることはないでしょう。あと何といってもアルファ伝統の「楽器のようなV6のエンジン音、佇まい」は最高です。それだけで所有する喜びが得られます。ノーマルマフラーではなく、スポーツマフラーに変えることでV6の良さが際立ちますので、お勧めします。
- 満足している点
- <外観>
TIモデルは本当に洗練されていて、カッコいいです。ローダウンされた車高、専用17インチアルミ、サイドスカートが効いています。ボディカラーにもよりますが、私のヌヴォラホワイト156TIは、都会的な印象で、女性(奥さん)にも好評のようです。
<内装>
TIモデルの専用ブラックレザーシートは固めですがホールドは十分です。見た目は赤ステッチがセンス良く大満足です。専用フロアマットはチェッカーフラッグ柄で非常にいいです。
<動力性能>
最大出力192ps、最大トルク22.2kg-mと驚くような数値ではないですが、車重が1390kgと比較的軽量であるため、ワイディングでも軽快感を十分に発揮します。TIは15mmローダウンされているのでその恩恵もありそうです。箱根ターンパイクなどきつい登りでは、MTモードで6000rpm以上回すか、SPORTSモードで走行すればエンジン音も気持ちよく楽しめます。私は家庭の事情もありQシステムに甘んじていますが、MTモードのシフトフィール・スピードも悪くはなく、感動することはないですが運転する楽しさは十分にあります。
<装備>
AT時のSPORTSモード、ICEモード、MT時のH型4段シフト、クルーズコントロール、各種安全電子デバイス等、走りに関する装備が比較的充実している点が評価できます。あとTIはキセノンが標準装備であることが嬉しいです。
<お買い得度>
新車価格の40~50%まで中古車相場が下がっていますし、価格とクルマとしての機能・性能を考えると十分お買い得かと思います。特にディーラーの低走行TIは即完売状態のようですので、お買い得と感じている方が多いということでしょう。
- 不満な点
- <外観>
塗装が非常に弱いです。バンパー、ルーフの端あたりは、直射日光の影響なのか割れたり剥がれたりと数年で劣化が出てくるようです。塗装自体も薄く、ちょっとした飛び石でも塗装が剥げます。こまめな手入れは欠かせません。乗らないときは必ず純正のボディーカバーを被せています。
<内装>
本革シートは比較的丈夫ですが、樹脂製、ゴムパーツはすぐに剥げます。ステアリングスポークの塗装は磨いたらすぐに剥げました。目に付きやすい部分なので気になります。
<動力性能>
ステアリングフィールが若干軽いのが気になります。もう少し重厚感が欲しいところです。またワイディングで攻めるとボディ剛性不足を若干感じます。出来ればタワーバーを入れたいと考えています。足回りは、路面状況により不快な突き上げが時折あり、ほんの少しだけソフト側に振ったセッティングして欲しかったです。個人差はある部分ですが。
<装備>
ATが5段欲しいところです。それ以外は特にありません。
<お買い得度>
特にV6は作業性が悪く、メンテナンスフィーが高いことが短所でしょうか。タイベル・ウォーターポンプ交換等の高額メンテナンスはいずれ避けられませんので。輸入車には共通しますが、油脂類をしっかり押さえることが重要かと思います。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験