スマート ブラバス フォーツー試乗。欧州では約230万円~
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
昨年からヨーロッパ市場に投入された新型「スマート フォーツー」および「スマート フォーフォー」は、ドイツ国内販売が前年を68.7%も上回り、同国内で販売されている全ての自動車メーカーの中でトップの伸びを見せた。今年に入ってからもその勢いは止まらない。
ドイツ国内ばかりでなく、全世界の6月までの販売台数を見ても、前年同期に対して18%増と好調である。とくにヨーロッパは65%増、日本と中国がメイン・マーケットのアジア・パシフィック地域は40%増と、各地域で大きく伸びている。もちろんこの驚異的な伸び率には絶対数(分母)が小さいことや、カーシェアリングの「CAR2GO(カートゥーゴー)」への新車投入というトリックもあるが、プレミアム・ミニカーというコンセプトが市民権を得たことも大きな要因になっているはずである。
つまり世界的に進む都市化(メガシティ化と言っても良い)の波がスマートにとっては大きなチャンスなのである。現在では世界36の都市が「スマート・シティ」と呼ばれているほどである。スマート・シティと呼ばれる所以の面白い例を挙げよう。イタリアのローマでは、これまでに約12万台が売れているが、スマートは他のクルマよりも平均1.2m全長が短い。つまり都市交通空間(駐車場を含む)に約150km分のスペースを生み出したことを意味するのである。
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